surumu

関西の大学に通っています。

桃航空/無機質/色彩

2015-11-30 17:00:50 | 2015年11月札幌紀行
もう1日待てばキリがいい日付になったのですが、まぁそれはいいとして今日から書いていきたいと思います。

僕は先週の土曜と日曜に札幌に一人で旅行に行きました。昔から一人で旅行するのは好きなんですよね。行き当たりばったりにいろいろ行ってみて、どんなろくでもない事態に巻き込まれても全て自分だけに帰ってくる。実にシンプルなルールです。そう、今回の旅行も多々そういう場面に出くわしたり、また様々なろくでもないパプニングに見舞われたりしましたが、まあそれも含めて旅行の醍醐味なんだと思います。偶然性に身を晒すということは一度やってみればくせになります。僕は何が起きるかわからないという快感を得るために定期的に旅行に行きます。それに今回の旅行にはある目的がありました。

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僕は関西に住んでいるので旅行には飛行機を使うことになった。そう、あの桃航空です。朝早い時間に関空快速で関西空港まで行き、そこから第二ターミナルまでバスに乗る。
多分知っている方もおられるでしょうが第二ターミナルってとにかく味気ない。全てが無機質に作られており、あぁ値段が安いってことはこういうことなんだよなと実感させられる。何もここまで効率的に作らなくてもいいんじゃないか、なんて思ってしまう。しかしそれはそれ、これはこれで、僕はこのターミナルを利用している桃航空は結構気に入っている。
まず第一に値段が安いことですね。それとデザインもなかなかいいと思う。飛行機の内部は、名の通り桃色をベースにそれに似た色を織り交ぜてデザインされている。あまり現実味のない色彩を使っているので気分が変に高揚する。こういう色彩が日常の場に使われるとしたら、多分感想も変わってくるのだろう。

飛行機までは剥き出しの滑走路を歩いていく。なかなかワイルドだ。機内の中に入る。座席の位置を確認してコートだけを上にしまい席に座る。席は幸いに窓側だった。しばらくして東南アジア系の家族が左に座った。このまま無事に何事もなく目的地に着いてくれと僕は飛行機に乗るたびに考える。そしていつものように目隠しを頭の後頭部とおでこで固定して、耳栓をつけて離陸を待った。


続きはIIで。


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