surumu

関西の大学に通っています。

音/go/変化

2015-12-11 20:02:01 | 2015年11月札幌紀行

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二時間後飛行機は無事に新千歳に着いたのだが、しかし飛行機は何回乗っても慣れない。まず音の問題です。僕は毎回耳栓を気圧のなんたらの理由ではなく、その大きすぎる音を多少防ぐためにつけている。僕は昔から大きな音が苦手で昔はプロ野球の試合や果てはサーカスとかでもよく泣いていて大変だったそうだ。(今は泣きたくてもそうする訳にはいかない)
あとそれとは別にその大きすぎる音が突然切れたらどうなっちゃうんだ?なんてろくでもないことをふいに思いつく。考えないように意識したら余計に考えてしまう。その結果半狂乱状態になり、そのろくでもないサイクルを3~4回は確実に繰り返す。そんな訳で飛行機に乗ると色々と疲れる。
新千歳空港のなかをぶらっと見届けてからjrの駅に。幸い席はガラガラだ。
地上に出て初めに見える色は白。九ヶ月前に札幌に行った時と同じような景色だった。
札幌に近づくにつれ人は増えていく。人の話すイントネーションで、ああ遠くに来たんだと実感させられる。不思議なことにこれが一番実感させられる。そしてそれこそが僕の求めていたことだった。
旅行は何処かある目的地に到達するというより、いま、この場所から離れて遠くに行くということに人は意味を求めるものなんでしょう。comeじゃなくてgoということ。

札幌駅に着いてからしばらく付近をうろちょろした。
見える景色は、九ヶ月前とほとんど同じだ。むしろ僕の方が街よりも大きく変化した。この九ヶ月で自分の変化した部分、自分を取り巻く環境が変化した部分が過去のそれと同時に近づいては離れてを繰り返した。多くは幸いなことにポジティブなことだ(まぁこの年齢でそうじゃなければ終わっていますよね)。その二つのビフォーとアフターを比べることで少し上機嫌になれた。
その後地下鉄南北線の上を歩いていき、大通に着いた。
(続きは→III)



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