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楽しい日々

絵手紙で癒しと元気になるための励ましの言葉
自分への言葉集
故事、諺は考える糧に

八十の手習い

2020年01月05日 | 筆文字・アート書道

 

八十の手習い

はちじゅうの てならい

 

意味

年をとってから、

習いごとを始めることから、

学問や習い事を始めるのに

遅すぎることはないということ。

 

解説

学問でも、趣味の事でも、

習いたいのであれば、

いくつになっても始められる

ということです。

 

若いうちは日々の生活に目一杯で

なかなか学ぶ機会も

なかった方もいるでしょうが、

歳をとってくると時間的余裕もあり

それまでの人生経験もプラスになり、学びで新たな発見もあるでしょう。

大きな喜び、充実した時間も得られ

とても有意義なことなのかも

しれません。 


類語

この句は、「六十の手習い」、「七十の手習い」ともいうようです。




ないが極楽知らぬが仏

2019年12月30日 | 筆文字・アート書道

ないが極楽、知らぬが仏

 

ないがごくらく、しらぬがほとけ

 

貧しい者は贅沢を知らないので、

欲に悩むこともなく

幸せに暮らしていけるということ。

 

あればあったで気苦労のもとになるのがお金。

欲をかかずに、

平穏に暮らしていける程度の

お金があればいいのかなぁ。




大根を正宗で切る

2019年12月23日 | 筆文字・アート書道

大根を正宗で切る

だいこんをまさむねできる

 

普通の大根を切るのに、

名刀の正宗で切るという事で、

権威のあるもの

つまらない仕事をさせることの例え。

 

また、その場にさわしくない

大袈裟な振る舞いをすることの例え。

 

大は小を兼ねると言う言葉があるが

あまりにアンバランスだと

それはまずいね」と言うことになる。

 

正宗は名刀の代名詞として使われる。

 

類語

大器小用

鶏を割くに焉(いずくん)ぞ牛刀を用いん


三人行えば必ず我が師あり

2019年12月17日 | 筆文字・アート書道

三人行えば必ず我が師あり

さんにんおこなえばかならずわがしあり

 

数人で何か行えば、

必ず良い見本となる人と

手本にしてはいけない

悪い見本となる人がいて、

どちらも自分にとっての師と

することができる。

 

他人と交わればなにがしかの

感慨を持つものだ。

それを自然体で

学びの機会としたいものだ。

 

類語

我以外皆師

人の振り見て我が振り直せ

 

論語 より




学者のとった天下なし

2019年12月11日 | 筆文字・アート書道

学者の取った天下なし

がくしゃのとったてんかなし


政治について学者は優れた意見を

持っているが、政治家としては

成功しないということ。


理論だけは確かだが現実に疎い学者を

皮肉ったことば。


世の中には理論派と実践編がいるが

世の中を実際に動かしてるのは実践派が多いです。

実践派は理論がないわけではなく

実践の上から自分なりの理論

学んで行動している。


学者は理屈上手の行い下手と

言うことか。


 

人心は理屈だけでは動かないと言うことでしょうね。




青柿が熟柿弔う

2019年12月05日 | 筆文字・アート書道

青柿が熟柿弔う 

あおがきがじゅくしとむらう

 

熟れていない青柿が、

熟して落ちていく熟柿のことを

哀れと思って弔っているが、

いずれは遠からずその青柿も

熟して落ちてしまうということ。 

 

大きな目で見れば、

人間は大した違いがない

という意味である。


又、未熟な者が他人のことについて

あれこれうるさく言うこと、

欠点を見つけてあげつらうのは

愚かだ、としても用いられる。 

 

自分のことはなかなか大局から見られないものなのですね。

 

類語

団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)

五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)



理屈上手の行い下手

2019年11月30日 | 筆文字・アート書道

理屈上手の行い下手

りくつじょうずのおこないべた

 

言うことは一人前だが、

やることはさっぱりだめなことをいう。


理屈ばっかり言って何もしない人、

何にもできない人

みんなに受け入れてもらえないよ。

 

類語

口叩きの手足らず

理屈商人金儲(もう)けず




持ち物は主に似る

2019年11月25日 | 筆文字・アート書道

持ち物は主に似る

もちものはぬしににる


持ち物には持ち主の性格や趣味が表れるので、

持ち物を見ればその持ち主の人柄が

想像できるということ。


服装、趣味の物などを見回してみることも

人の新たな発見になるかもしれません。




遠きを知りて近きを知らず

2019年11月16日 | 筆文字・アート書道

 

遠きを知りて近きを知らず 

とおきを しりて ちかきを しらず

 

 

 

他人のことは、よく分かるけれど、

自分のことについては、わからない、

ということ。

また、大きな物事にはりっぱな見識を

もっているが、身近な物事にはうといこと。


 

自分自身を冷静に判断するのは

かなり難しいことと思います。

ですから、自分のことより他人のことのほうが、比較的おちついた心で観察することができるので

他人のことが、 よくわかっている、ということではないかと思います。

 


類語

灯台もと暗し

 

中国古典の淮南子(えなんじ)。


 

 


損せぬ人に儲けなし

2019年11月11日 | 筆文字・アート書道

損せぬ人に儲けなし

そんせぬひとにもうけなし


損をしても利益を得ることが

できない場合もあるのだが、

損がなければ

利益もないことは確かだ。


ある程度の損をする覚悟が

なければ儲ける事は

できないということ。


類語

損して得取れ