富士塚を行く

身近な富士塚を見に行く
都内区部が多いが
その周辺地、遠隔地にも
足を延ばして見て歩いた記録

坂本富士

2020年07月02日 22時39分17秒 | 富士塚

 ▲この富士塚のある神社の門には、社名が書かれた大きな提灯が吊るされていた

 

 今日は朝から天気が悪い。

7月1日、山開きの日だけど、こう雨ばかり降っていると、富士塚巡りも気が失せる。

そんな中、鶯谷にある小野照崎神社へ出掛ける。

 雨が降ったら、富士塚公開は中止かなぁ、、、。

山は、、ぬかっちゃって登れなかな、、、。

岩が滑るかなぁ、、、などと余計なことを考えつつ、傘を持って向かう。

 JR鶯谷駅の南口改札を出て、左手側の陸橋を東方面へ渡る。

今回も神社までの道に迷う。どうも、鶯谷駅を降りて、神社へ向かう道は、東西南北の方角に対して、45度位斜めになっているので、つい、向かう方向感覚が狂う。

ようやく、神社の脇から這入る参道にたどり着く。

 境内に入ると、「えっ、、、居るぞ」。

参拝客が多い。この雨の中、結構多くの人が参拝に来ている。

あ~、きっと、富士塚は公開されているんだ!と安堵の気持ちと共に、早く登りたいと気がはやる。

雨が降るといけないと思い、まずは富士塚を目指す。

いつも閉まっている門が開いている。

撮影する人、登る人、拝む人と、富士塚には次々と人が訪れる。

 

 ▲今日は、年に一度の開門だ。ここから富士塚へ入る

 ▲山体は、全部が黒い溶岩で覆われている

 この富士塚は、まずはその大きさ、高さに驚かされる。

そして、山一面に溶岩が張り巡らされて、真っ黒な山体が印象的だ。

登山道はつづら折り。此れは本物の富士山と同じだ。

そして、一合目からの合目石が置かれている。

後から人が来るせいか、気持ち的に急かされての登山だが、でも、ところどころにある石碑やら祠やら、そして溶岩の不規則に並ぶ山道を楽しむ。

 程なく登頂。今、登って来た登山道を振り返る。結構な高さがあるぞ。

下山は、裏手側へ降りる。この富士塚は一方通行の道が整備されており、雨上がりの山道も滞りなく進める。

 坂本富士って言う名前だが、なんでだろうと思っていたら、この辺りの地名が坂本と言うらしい。

今の町名は下谷2丁目だが、町会は坂本町会だ。

 それと、この富士塚のある神社は、小野照崎神社と、これまた変わった名前だが、この小野というのは、あの小野篁から来ているらしい。

 

 ▲ところどころに配されている合目石

 ▲頂上から登り口方面を見る。さっき入って来た門がこんなに小さく見える。

▲山開きが開催される旨を告知する張り紙。神社周辺の町会の開示板や店先に貼られていた。

 ▲ご祭神を祀った拝所

 

 登山後は、折角なので、茅の輪くぐりを正式なやり方でやって、その後、本殿で拝礼。

今年も山開きに来れて良かった!

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 東京都台東区下谷二丁目13-14

 令和2年7月1日(水) 曇り時々雨


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