富士塚を行く

身近な富士塚を見に行く
都内区部が多いが
その周辺地、遠隔地にも
足を延ばして見て歩いた記録

八幡神社の富士塚 <鴻巣>

2022年11月28日 21時53分09秒 | 富士塚

 全然予期せず、出くわした!

 神社の裏手をたまたま通ったところ、本殿とは別に区切られた一画があり、何となく目をやると、階段状の基壇が見える。そして、そのてっぺんに小祠が乘る。「えっ!これって、若しかして、、、」、、、そう、富士塚ぢゃないかと思った。

 

▲植込みの間から見えた富士塚。でも、富士山のイメージとは全然違うぞ。

▲祠も載っているので、「これは、若しかして!」と思った次第。

 形からすれば、とても富士山とは似ても似つかない。念のため、確認だけしてみようと八幡神社の境内へ入り、その階段状のものへ近付くと、「富士塚」やら「浅間神社」やらの文字が目に入る。これは、もう、将に富士塚だね。

 この富士塚は、見てのとおり、富士山を模したものではないけど、まぁ、周囲より一段高いところにあると言う気分の現れなのかな。夏に見に行った北本市内の富士塚も本物の富士山の形とは違う。矢張り、高いところにあると言うものだった。その上から、富士山が見える、遙拝できると言うのが重要なのだと思う。

 ただ、ここの富士塚は平成になってから、再築された様だ。再築を記念した石碑があった。(残念ながら、近年の新しいものなのでいいやと思い、写真を撮らなかったのは失敗だった。)

▲富士塚を確信した

   ▲塚の中央には階段で祠へ上がれるようになっている。左右に富士山ゆかりの石碑。後ろに見える建物は、裏の道路の向こうがわにある金剛院だ。

▲向かって左側は、「角行霊神」

▲右は、何かの像だけど、だいぶ彫が浅くなっていて、判然としない

 ここも、塚にはてっぺんに小祠があるだけで、都内の富士塚の様に、黒ボク石や講碑、小御嶽や鈴原などの神社も見当たらない。小祠だけだ。残念乍ら、その小祠の戸は閉ざされてゐて、中のお札などは見ることが出来なかった。

▲小祠

▲小詞へ寄ってみる。戸は閉ざされていた

▲小祠を側面から見る

▲遷座した旨の石碑。やっぱり、別の場所から移されたんだね。平成15年だ。(撮ってないと思っていたけど、これ撮っていたんだ!)

 毎年の山開きは開催されているんだろうか。近年、再築されたとなると、それなりに、講の人なり保存を目的とする人達は居るんだろうか。

この浅間神社、いや、八幡神社は旧中山道に面した様な立地でもある。それなりの神社だったんだろうね、きっと。 帰宅後、この界隈の地図を見たら、八幡神社の裏の道を隔てた場所に、浅間神社の表示があった。もしかすると、再築したとあるんで、八幡神社の境内へ移設したんであろうか。ネットでちょっと調べてみたが、詳細は見つからなかった、、、。

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 埼玉県鴻巣市人形四丁目1 八幡神社内

 2022年(令和4年)11月28日・ 月曜日・13時半頃・薄雲り・気温18度


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