あたしには高校生から付き合っていた幼なじみ?がいた。名前は渉という。彼だけはいつでもタバコは体に良くない。酒は控えめに。酷いことかあたしを万年躁鬱女と呼んだ。あの人はお前は感性が豊かだから仕方ない。としか言わなかった。自分の奥さんには絶対進めないだろう。あの人にとってあたしは話を聞いてもらいたいだけの都合のいい女だった。渉は一度だってあたしを、都合よく扱ったりしなかったし、無口で社交性がないと言われていたが愚痴も吐かなかった。いつでも自分の中にしまいこむ強い奴だった。三つ年上の渉とは大学を卒業したら結婚すると思っていた。だけどあたしはあの人と不倫をしてしまい、当時何かに悩んでいた渉は働かなかった。それであたしは逃げたのだ。
続くー
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