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骨董美術の紹介
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大正デモクラシー 国士の声 有田音松 大正デモクラシー

2015年04月21日 | 古い書物/印刷物
大正時代に制作された印刷物(大正デモクラシー) 


 国士の声 有田音松 


大きさは概ね 36強 × 25× 厚さ3cm 



本編446ページと付録49ページからなる印刷物


のページを其の一として、偉人の話を伝え、

のページを其の二として、日本の美術品を紹介している。


偉人は有名な武将や大臣が223人紹介され、良い話となっている。

また、美術品も223×2ほど白黒印刷され、美術物鑑定に役に立つ。


ネット上で有田音松氏が酷評されていたりもするが、本の造りは非常に良く、

一枚一枚をじっくり読むと、非常に興味深く、一日一枚読んでも一年以上は

ゆうにかかってしまいそうだ。

(※少々の傷みと、鉛筆でメモ書きが少数ページに見られます。)



国士の声 前編
有田, 音松, 1867-1944,有田音松 編

詳細情報

タイトル 国士の声
著者 有田, 音松, 1867-1944
著者 有田音松 編
出版地 大阪
出版社 有田音松出版部
出版年 1921
大きさ、容量等 446, 49p ; 37cm
注記 附: 思想問題に関する予の卑見
JP番号 43034687
巻次 前編
製作者 国立国会図書館
出版年月日等 大正10
NDC 154
対象利用者 一般
資料の種別 図書
記録形式(IMT形式) image/jp2
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語
著作権処理情報

著作者名 著作権状態 裁定年月日
― 国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 ―
目次

標題 / (0002.jp2)
目次 / (0007.jp2)


赤地楽茶碗 

2015年04月21日 | 茶道具
赤地楽茶碗


変形筒茶碗 高台内(裏)に二本突線

口はなめらかに湾曲し、円や直線の規則性がない。

見込み中心には茶溜りを認める。

高台脇から高台、高台内にかけて施釉されており、

高台内の二本線と共に作者を知る手がかりとなるだろう。


共箱には 茶碗 平安とだけ書かれているが・・・

箱は後付したのではないだろうか?


とにかく、時代は古いもののようで、金継も見られる。

形もよく、価値あるものと想像できる。


5代 楽吉左衛門(宗入) ではないだろうか
Kichizaemon Raku5th(sonyu)

陶芸家

1664 ( 寛文4 )~ 1716 ( 享保元 )

本名:平四郎、惣吉のち吉左衛門
号:宗入、麁閑亭

京都の人 師、4代楽吉左衛門(一入)

雁金屋三右衛門の子

幼少時に一入の養子となり陶技を継承。
元禄4年27歳の頃5代吉左衛門を襲名する。
歴代楽家の中でも最も初代長次郎の作風に近く、よく研究した。
また独自の釉薬「カセ釉」を用いて重厚な黒楽茶碗を得意とした。
そのほか宗入の赤楽茶碗は白みを帯びており特徴となる。

*尚、実父雁金屋三右衛門が尾形宗謙の末弟にあたり尾形光琳、
乾山兄弟と宗入は従兄弟同士の関係となる。

〔陶 印〕
印は楽印のほか字体の判別が困難な崩し「樂」印を使用。また無印の作品も多い