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骨董美術の紹介
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歌川豊国

2016年02月21日 | 古い書物/印刷物
歌川豊国

(重級)初代 歌川豐國(歌川豊国)
Toyokuni Utagawa1st

浮世絵師

1769 ( 明和6 )~ 1825 ( 文政8 )

本名:熊吉のち熊右衛門
号:一陽斎

【出身地・師系】
江戸/歌川豊春

【略歴・作風など】
江戸芝神明前の人形師の子として生まれる。
歌川派創始者の歌川豊春の門下となり役者絵、芸者美人絵など人物図を多く残し当時として絶大な人気を確立。
また、門下からは二代豊国を襲名する歌川豊重、3代豊国を襲名する歌川国貞をはじめ数多くの画家を輩出しており江戸後期以降の歌川派隆盛の礎を成し、歌川広重(安藤広重)が入門を希望した際には門生多数で断られたほどであった。
役者画、美人画のほか幽霊図、春画などにも秀作を多く残している。

〔主な作品所蔵館〕
東京国立博物館/群馬県立近代美術館/熊本県立美術館/北九州市立美術館/千葉市美術館/町田市立国際版画美術館など

〔印 名〕
「豐國」(「豊国」) 「一陽斎」など

〔市場評価〕★★★〔美年鑑評価〕800万



歌川 国貞 香蝶桜 浮世絵 美人図 3組

2016年02月15日 | 古い書物/印刷物
歌川 国貞 浮世絵 美人図 3組



歌川国貞(初代)(1786-1865)江戸末期の浮世絵師、三代歌川豊国襲名、号一雄斎・五渡亭・香蝶桜
Kunisada Utagawa

浮世絵師

1786 ( 天明6 )~ 1864 ( 元治元年 )

本名:角田庄蔵のち省蔵
号:五渡亭、香螮楼、一雄斎、富望山人、富眺、一螮他

師、歌川豊国・英一珪。
当時の大衆読み物の挿絵などを手がけていたが、師豊国の得意とする、
役者絵などを学び手がけるようになり、その後三代豊国を襲名する。
また、1830(天保元年)頃、英一珪に師事し、天保4年に号を一螮と名乗った。

〔印 名〕
「弌螮」(「一螮」)「豊國貞印」(「豊国貞印」) 「國貞改弍世豊國之印」(「国貞改二世豊国之印」)(2世となっているが現在は3代豊国の印判断されている) など

〔市場評価〕★




勝川春章画と銘ある浮世絵美人図 

2016年02月15日 | 古い書物/印刷物
勝川春章画と銘ある浮世絵美人図 

朱色で書かれた花押のようなものは、勝川春章の有名なそれとは異なる。


紙本で時代あるが・・・


勝川春章なら・・・


(重)勝川春章
Shunsho Katsukawa

日本画, 浮世絵師

1726 ( 享保11 )~ 1793 ( 寛政4 )

通称:要助

【出身地・師系】
出身地不明 師、宮川春水

【略歴・作風など】
江戸中~後期にかけての浮世絵師。
出身地や出自は不明であるが、当時肉筆浮世絵師のなかでも屈指の存在であった宮川春水に弟子入りして画を学び、はじめ画姓を宮川、または勝宮川などと称した後に勝川と改称している。
他の浮世絵師と同様に役者絵などを多く残しているが、当時の主流のひとつであった鳥居派とは一線を画して写実的でリアルさを追求した新たな画風を展開、その結果多くの大衆の支持を受け、一筆斎文調との合作「絵本舞台扇(明和7年)」でその人気を確実なものとし、以降、多くの門下を育て上げて勝川派を形成、役者絵の勝川派として隆盛を極めた。
晩年は役者絵制作を門弟に任せて、自身は肉筆画に専念して緻密な美人画を多く残している。
また、葛飾北斎の師であるということでも知られている。
代表作に肉筆美人画三幅対「雪月花図」(重要文化財指定・MOA美術館蔵)など

〔印 名〕
「縦意」 「造化画中」 など

〔市場評価〕★★★★