フクギは常緑の高木で、風や潮害に強いことから沖縄各地で屋敷林として植えられています。
このフクギはなんと推定樹齢約350年。金武観音寺の長い歴史を見守っています。
観音寺は16世紀に西方浄土を目指して和歌山県から船を出して金武湾にたどり着いた日秀上人によって開かれました。
現存する観音寺は、昭和17年に再建されたものですが、建築手法には近世社寺の手法が取り入れられています。 沖縄県下の社寺建築の多くは、今次大戦で焼失しましたが、幸い観音寺は戦災を免れ、古い建築様式をとどめた貴重な木造建築として今日に至っています。
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