もむでんブログ

GW探検隊~スッポン探しの旅~

無料コミック「コミックGUMBO」で連載されている「トーキョー博物誌」で、東京都内でもスッポンが生育していると言う情報を得てスッポン探しに出かけました。
「トーキョー~」によると清澄庭園や小石川後楽園を始めとした親水公園にいるそうで、清澄庭園ならば自宅から程近いので、妻の散歩を兼ねて昼食後に出発。自宅から都営線を乗り継いで、清澄白河駅で下車し徒歩3分程度、清澄庭園に到着です。

浜離宮庭園ほどの広さではないですが、都心にあって真ん中に大きな池があり木々や草花に囲まれた静かな庭園です。GW中のせいか散歩に訪れる家族連れや、写真・写生に勤しむ人などで賑わっていました。
入り口から入園すると、右回りが順路になっています。池沿いに遊歩道が築かれていますが、場所によっては大きな飛び石が橋のように置かれている場所などがあり、水面を足元に見ながら歩くことが出来て清涼感も満点です。
池には鯉、鴨、亀などが泳ぐ姿がいたるところで見受けられます。入り口すぐ近くの売店で鯉の餌として麩(¥150)が売られているので、餌やりしてみるのも一興です。麩は鯉だけでなく、園内にいる亀、鴨、おたまじゃくしなども食べるので、色々なところで楽しめると思います。鯉と亀に餌を奪い合わせてみたり、値段以上に楽しめました。
これまで色々な親水公園で亀が成育しているのを見ましたが、ここはずいぶんと多くの亀が鯉と一緒に泳いでいます。上野公園、浜離宮庭園などでは甲羅干ししているところしか見ることが出来なかったので、亀の違う生態を見ることが出来ました。

で、前置きがずいぶん長くなりましたが肝心のスッポン探しです。なんといっても生きているスッポンを見たことはないので、果たして他の亀と同じように甲羅干ししたり泳いだりしているのでしょうか・・・。疑問をたくさん残したまま水辺の亀たちを一匹一匹観察します。
亀の大半は縁日やペットショップで売られているミドリガメやクサガメなどが放されて繁殖し、大きく成長したもののようです。小さい子亀などは形がはっきりしなくて一見スッポンかと思うのですが、カメラに収めて拡大してみるとどうも違うようで、そんなこんなで餌やりを楽しみながら池のまわりを1/4周ほどしました。
そうすると甲羅がのっぺりして体が平べったく、鼻先のとがった亀が甲羅干ししているのを発見。カメラに収めて拡大してみました。

おおっ、いたいた!これはまさにスッポンです。スッポンも昼間に活動して甲羅干ししたりするのですね。夜行性だったり、池の底でしか活動してないようだとどうしようかと思いましたが、意外とあっさり見つかりました。遠めに見た感じ甲羅の大きさは25cm以上はありそうです。ニホンスッポンの最大甲羅長が35cm程度だそうですので、なかなかの大きさです。
これを捕まえたら料理屋さんにどれだけ高値で売れることか・・・、もしくはこいつを鍋にしたら・・・、そして鍋の出汁で雑炊を・・・、などとよこしまな考えが頭をよぎりますが、公衆の面前ですのでやばいことは出来ません。泣きそうな気持ちで大きなスッポンを見送って、清澄公園を後にしたのでした。
さよならスッポン、次に会うときはどこかの鍋で・・・。
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