会場は等々力陸上競技場。
ここに来るのも何年ぶりでしょう。
そもそもフロンターレの試合を見に来ていませんし、ヴェルディの東京移転前ですから20年ぶりくらいかもしれません。
上の写真はメインスタンドの外からですが、そもそも二階席や屋根がなく全然違う形状でした。
人気チームのヴェルディのホームなのに当初1万人ほどしか入りませんでしたからね・・・。
それをバックスタンド、サイドスタンドを2階建てにして1万8千人規模にし、そして現在はメインスタンドの2階増設により2万人以上入るようです。
売店も当然違うわけで・・・。
山田うどん？
埼玉じゃん・・・。
「ニュータンタンメン本舗」！
なるほど、これは地元グルメ。
開始20分ほど前に席に着くと、半分から右はしっかり黄色に染まっています。
そして、準ホームの横浜のゾーンもしっかりブルーに。
この角度を見てわかるとおり、柏の応援なのに横浜ゾーンに来てしまいました。
柏応援ゾーンが完売だったんですよね・・・。
今日は静かに見ます。
っと、その前に腹ごしらえ。
先ほどの「まぜタン」。
唐辛子とニンニクが効いているので暖まる・・・ｗ。
ガンバレ、柏（心の声）。
さあ、キックオフ！
開始早々、ボール奪取力とパスワークで横浜ゴールに迫る柏。
するといきなり前半10分、FW登録なのに左サイドでプレイしていたディエゴオリベイラが、ゴール正面35mほどの距離から左足一閃！
軽くドライブのかかったシュートは、横浜GK飯倉の差し出す手をかすめることなくネット揺らしました。
前半はそのまま1-0、柏優勢で終了し、勝負は後半へ。
後半は、開始直後から前半で攻撃にも守備にも効果的だった柏のフリーランニングが減り始めたなと思い始めましたが、嫌な予感は的中しました。
柏の攻撃が前半ほとんどなかったFWへのロングボールが増え始めたなと感じた頃、70分に横浜の左SB下平のクロスを途中交代で入った横浜のMF伊藤翔がDFの間にうまく入りヘディング。ネットに突き刺して同点としました。
柏はFWのクリスティアーノがシュータータイプなこともあり、前線へのロングボールやサイドからの早めのクロスはほとんど使わず、FWとMFのポジションチェンジからスペースを作って、サイドをえぐったり、ダイアゴナルランから抜け出すなどの攻撃を多用するのが持ち味なのですが、運動量が減ってその回数が減ったことで横浜に攻め入るスキを与えてしまっているなと思った矢先でした。
その後も柏は前半の効果的なランニングとパスワークが戻ることなく、横浜はクロスを次々と柏ゴール前に入れますが、DF陣や日本代表GKの中村の堅守で追加点を許さず後半終了。
30分の延長戦に突入しました。
延長で息を吹き返したのは柏。
後半途中から中川に代わり武富、伊藤純也に変わり大津を投入して前線を活性化すると、横浜ゴールに迫る機会も増えました。
しかし、先制点後は危なげない守備見せていたGK飯倉が、神がかり的なセーブを連発。
PK戦かと思われた118分に、横浜がカウンターから途中交代の遠藤がFWウーゴヴィエイラにパスを通し、切り返しから右足一閃！
中村を破って起死回生の逆転ゴール。
喜んでサポーターに駆け寄る選手たち。
柏もGK中村が上がるなどして残り時間で総攻撃をかけますが、アディショナルタイムの3分の中でもGK飯倉の好セーブが飛び出して試合はそのまま終了。
横浜FMが4年前の優勝以来の決勝進出となっています。
2時間早く始まったもう一方の準決勝で、リーグで3位のセレッソ大阪が勝ったため、リーグ4位の柏はこの試合に勝てば決勝の結果を待たずしてACL出場権を手に入れるところでした。
（ACLはリーグ1-3位と天皇杯優勝チームに出場権、リーグ1-3位チームが天皇杯を優勝した場合は4位チームが予備選に出場。）
一方でリーグ5位の横浜FMは土壇場で踏みとどまって、ACLに王手をかける格好に。
現役日本代表0、チームの顔である中村俊輔を放出しながら、堅守とチームワークで上位につけた地味な玄人集団という印象ですが、決勝では1983年日産対ヤンマー以来となる対戦が実現。
当時は木村や水沼が成長著しく、その後国内三冠を達成する日産が釜本の引退試合となるヤンマーを破る世代交代を印象付ける試合でした。
今回はFW杉本、MF山口などの現役日本代表に、柿谷や水沼などのタレントも擁するセレッソが下馬評で上に立ちそうですが、若手とベテランがうまく融合した横浜も侮りがたしです。
ですが、C大阪の優勝で柏のACL出場が決まります。
柏のACL出場のために元旦はC大阪を全力で応援します！
