-----以下、「Yahoo!ニュース」より抜粋-----
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111019-00001293-yom-bus_all
パナソニック、TV事業縮小へ…円高と競争激化
読売新聞 10月20日(木)3時5分配信
パナソニックは19日、主力のテレビ事業を大幅に縮小する方針を固めた。
プラズマテレビ用パネルの最新鋭工場である尼崎第3工場(兵庫県尼崎市)での生産を今年度中に中止し、千葉県茂原市の液晶テレビ用パネル工場は売却する方向だ。また、希望退職を募集するなどして数千人規模の人員を削減する。円高と価格競争の激化で利益を確保できなくなったためで、一時は世界市場を主導した日本のテレビ産業は大きな曲がり角を迎えている。
パナソニックは現在、プラズマパネルを尼崎と中国・上海の計4工場、液晶パネルを茂原と兵庫県姫路市の計2工場で生産している。
尼崎第3工場は2009年12月に完成した世界最大のプラズマパネル工場で、月33万枚(42型換算)の生産能力がある。42??150型の大型テレビを低コストで生産し、価格競争力を高める期待があった。
-----抜粋ここまで-----
国内AV機器市場ではシャープ、ソニー、東芝と4強を形成するパナソニックがTV事業の大幅縮小を発表しました。
いまや世界シェアは韓国のサムスンとLG電子が1位・2位という状態です。数年前は世界シェアの半分を握っていた日本勢は大市場である欧米を中心に、近年はワールドワイドでも韓国に逆転されています。一縷の望みだった新興国も円高が足かせとなり思うように行っていない状況です。
今年日立製作所も自社生産を撤退し、ソニーも売れば売るほど赤字と聞いています。
今回のパナソニックの決断は株主などのステークホルダーにとっては英断かも知れませんが、ソニーなどが追随するきっかけとなる可能性大です。
確かに安くて性能・品質がよければ皆さんの暮らしも豊かになると思うので、海外製が増えることに非を唱えるつもりはありません。しかし、当然のことセットメーカー・部品メーカーの雇用が減ったり、負の影響も多分にあるわけです。
自宅の電気製品から日本製がなくなるのも、我々のような世代には悲しいものがありますよね。
国策でバックアップされているサムスンに比べ、自由競争で生きてきた日本メーカーが円高で瀕死の状態になっています。
まだ日本での日本メーカーのシェアは90%後半らしいですが、どうにか復活して欲しいものです。
それには政府の円高対策が一番の良薬ですが・・・。
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