2005年5月ものすごい頭痛、ものすごいめまい、吐き気、すべての機能が麻痺した感じ。37度代の熱。両手両足のしびれ。目がまぶしくて昼なのにカーテンを引き、目をつぶると打ち上げ花火が光っている。トイレに行くのも這いつくばって、歩いて20歩のところを10分かけて行く。自分の体に何が起きたんだか朦朧とする意識の中で、ひたすら早く治りたーい・・・と。でもぜんぜんだめ
2週間位寝たきりの時、本当に偶然・・高校の時の友達が(稚内在住の人なのに)東京の大学病院で入院していて、電話をくれたのです
彼女は交通事故が原因で体調を崩し、稚内ではらちが明かず
はるばる東京まで診察へ。それも先生自ら、いらっしゃーい電話。そして入院。彼女の症状と私の症状が似すぎているため、先生の追っかけをしたら?・・といわれたのです。もうすぐに駆け込んだわけです。そしてやっと2週間待って検査入院ができたのです。死にそうなくらい辛くって、早く結果が欲しかったのです
この画像がその結果です。下の方が膀胱で、真黒ですね
脳みその回りにあるべき髄液が、たーくさん漏れてしまっているんです
病院はじまって以来だそうで・・・診断されてなんだかホットしました。
苦しい理由がわかっただけうれしかったのです・・が。治療入院はすぐにできず、2週間後に再入院
ブラッドパッチというこわーい治療を4回(その後2回の入院で)やり、寝たきり生活は約1年。単身赴任中の夫は帰ってこないし、大学生と高校生の息子たちは忙しくって私の介護どころじゃないし
本当に大変でした。あれから5年
歩いたり、泳いだり、食べたり、笑ったり・・普通の生活ができるようになってきました。今でも雨が降る前の天気予報士ごとく、頭が重ーくなったりします。筋力が下がったと思います。でもあの時の辛さを考えると、よくここまで元気になれたなーって思っています
完全に治ることはないけれど、うまく病気と付き合っていくしかないなーって思っています