どーも、きゃおるです。
今日は、ボクのゼロ歳最後の日。
とはいえ、特別なことは何もなく、パパとママと近所のスーパーに買い物に行ったのみだった。着せ替えバギーでお買い物
遠出をしたり、長い時間出かけたりするときはXplory(エクスプローリー)に乗るボクだが、「ちょっとそこまで」という場合は、リッチェルの着せ替えバギーで出ることが多い。
やはり、ワンタッチですぐに乗れるのは便利だ。ちょっとコツは必要だが、慣れれば折りたたみは片手で楽にできる。何より、軽いし。
ただ、取り回しは重量4倍のエクスプローリーの方が軽いから不思議だ。着せ替えバギーは片手での方向転換などの操作は骨が折れるが、エクスプローリーなら軽々。そして、なにより、乗っているボクが楽チンなのだ。
きゃおるのファーストカーは、やはりエクスプローリーでございます。きりり
それでは、また。
どーも、きゃおるです。
ボクのパパは、しばしば怯えた表情で「どうしよう、ペギーに怒られる」と悶絶します。
数日前も、そうだった。
朝、ベッドでスヤスヤと眠るボクを、パパが起こしに来た。
「きゃおるー、朝だよー」
やにわパパに抱き起こされ、居間で寝間着から着替えさせられた。
安眠を妨げられ、不機嫌で暴れるボク。
でも、パパはお構いなしに、ボクのシャツのボタンをとめ、ジーンズを履かせた。
さぁ、着替え完了!!と、思いきや、シャツのボタンがひとつずつずれていたのが判明した。
刹那、パパは叫んだのだ!!
「あぁ、ペギーに怒られるっ!!」
そして「やっぱり、シャツのボタンは一番下から順番にとめないとダメだ」と続けた。
いったい、パパは何に怯えているのか
「パパがきゃおるよりも、ちょっと大きかったころのことだ……」
問い詰めるボクに、パパはポツリ、ポツリと語り始めた。
パパは子どものころ、フジテレビの幼児向け番組「ひらけ!ポンキッキ」が好きだった。
ポンキッキは、おねえさんやガチャピン、ムックの進行で歌や寸劇が繰り広げられる、陽気なムードの番組だった。
しかし、その中にひとつだけ、幼児だったパパを脅かしたコーナーがあった。
それは、ペギー葉山の「しつけ」コーナー。
ペギーさんが、テレビの向こうにいる子ども達に向かって「にんじんも残さず食べましょう」などと、優しく諭す。
だが、穏やかなその口調とは裏腹に、ペギーさんの目力は、幼子にはあまりに強烈だった。パパは、ブラウン管の向こうのペギーさんに魅入られ、そして怯えた。
パパを最も震え上がらせたのが、服のボタンについてのしつけだった。
「洋服のボタンは、一番下から順番にとめましょう。とめない子は、ペギーは嫌いだな」
慌て者のパパは、子どものころ、ボタンを上からとめ始め、しょっちゅう掛け間違えた。そのたびに、ペギーさんの顔が頭に浮かんだ。その言葉は、呪詛のようにパパの心に焼き付いて、離れなくなった。
そして、大人になったいまでも、ボタンを掛け違うと、無意識のうちにペギーさんに謝ってしまうのだ。
「きゃおるも、ボタンを一番下から順番にかけるようにしないと、大人になってもパパのように苦しむよ」(パパ)
「……あなたは特殊系なんじゃないの。きゃおる、気にしないよーに」(ママ)
ママ、きっとパパは、ちょっと素直なだけだったんだよ。
でも、パパのおかげで、ボクはボタンを下からかける習慣がつきそうだ。パパは、良い(反面)教師だね。
ボタンは下から順番に
それでは、また。
どーも、きゃおるです。
ボクは24日で、1歳になります。
先週末、曾おばあちゃんやおじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、大おじさん、大おばさん、いとこ、パパ、ママが、ボクの誕生会を開いてくれた。
場所は千代田区紀尾井町のホテル。
記念写真を撮影した後、早速パーティー会場へ。
おいしいゴハンとミルクに、やっとこさありつけるゼ。
と思ったら、なにやら重い風呂敷包みを括り付けられた。
ばんえい競馬にでも出されるのか?と思ったら、誕生餅だった。
誕生餅は、重さ約1.8キロ(一升)のもちを風呂敷などで包み、1歳を迎えた赤子に背負わせて、無事に成長したことを祝うと同時に、今後の健康を祈念する行事なのだ。
もちもちしている
しかし、赤子に約2キロのもちは重い。ボクの体重の20%以上もある。こんなものを背負わせるのは、ほとんど拷問に近い。
グエッ、し、絞まる…
ふぅっ。泥棒さんではありません
ま、しかし、「一升のもちを背負わせると、一生健やかに過ごせる」との願掛けがあるとのことだ。
ボクを思っての皆さんの行いゆえに、喜んでお受けした。
さて、お次はバースデーケーキの入場だ。
エクスプローリー(Xplory)の特別席で待ち受ける。
リサと一緒にお出迎え
ケーキの上には、景気良く輝くローソク1本。
政府の月例経済報告では、景気の基調判断は弱まるようだが、きゃおるの成長はこれからも猛烈な勢いで続くのだ。
その後、皆さんからお祝いの言葉をもらった。
「きゃおるのチャレンジ精神はすごい。自分も頑張ろうと、励まされる」
「こうして、親族みんなで集まれるなんて、しあわせだなぁ」
色々と心に染みいるメッセージをもらったが、もちとケーキの和洋折衷責めでハラいっぱいのボクは、睡魔に勝てず、途中で爆睡してしまった。
主賓なのに……。不覚だ!!
みなさん、こんなボクをこれまで見守ってきてくれて、ありがとう。これからもよろぴくね。
それでは、また。
どーも、きゃおるです。
今年の言葉を選ぶ「ワード・オブ・ザ・イヤー2006」(朝日新聞主催)なるものは、「ハンカチ王子」に決まったそう。
今年の流行語大賞もきっと「ハンカチ王子」なんだろうなぁ。授賞式では、斎藤祐樹くんがハンカチで額を拭ったりするのかしら。
でも、なんだか、ハンカチで拭うシーンが増えるほど斎藤くんが汚れていくような気がするのは、ボクだけだろうか。
しかし、世の中、「王子」ばやりらしい。
この間、フィギュアスケートのテレビを見ていたら、高橋大輔選手のことを「ステップ王子」と言っていた。確かに彼のステップは華麗だ。衣装も、王子っぽい。
少し前に「監禁王子」と言われてた男もいた。でも、これって斎藤君や高橋選手とは、間逆な「王子」だ。そもそも、犯罪者に「王子」ってのは、どうなんだ。「王子」はほめ言葉ではないのか。
米国のネオコンの政治家に「暗黒の王子」リチャード・パールってのもいるな。 リチャードさん。最近、肩身の狭いネオコンです
「暗黒」ですよ、「暗黒」。公人のくせにダークサイドに堕ちていると世間が認めている、すごい「王子」だ。
思うに、「王子」の称号を得るのに、道徳や倫理は必須ではない。
「王子」の条件とは、
①浮世離れしている②ハンサム③若い
といったところか。
そして、①がどういうベクトルを向いているかで、「王子」は敬称にもなるし蔑称にもなるのだ。
ミッチー(故渡辺美智雄ではない)も、自称王子だ
そういえば、赤子を「王子」とか「姫」などと呼ぶ親も多い。
でも、ボクはパパやママに、「王子」などと呼ばれたことがない。
ボクってどんな「王子」?
「きゃおるは、しょっちゅうおならをするから、『おにゃら王子』か」(パパ)
「王子ってガラか?だってパパが王様(←昔、こういう名前のロッカーがいたけど、あの人は今・・・?近況ご存知の方、情報求む)なのか?
違うだろう?
おにゃら玉子くらいにしとけっ!!」(ママ)
ぷりっ
……。
それでは、また。
どーも、毎度おなじみ流浪のブログ、きゃおブロでございます。
一週間ぶりです。
なぜ、こんなに間が開いてしまったかというと、ボクが風邪をひいてしまったから
時系列的に正確に言うと、
2週間前にまずパパが風邪を引いた。次に1週間前に、ボクにうつった。
そして、5日ほど前にママにもうつった。
そして、我が家みんなが体調不良に陥った次第。
のどにくる風邪で、声がかれた。
ボクのハイトーン赤子ボイスが、田中角栄のダミ声のようになってしまった。
ダミ声は今も続いている。
このすごみのある声のおかげで、ボクはこの家の支配者になった気分。よっしゃ、よっしゃ
風邪が全快したのは、今のところパパだけだ。
言わずもがなですが、赤子が風邪を引くと、なかなか大変。
大人のように、適当に薬をのんでおけば、というわけにはいかない。
長引くと、気管支炎から肺炎、なんてこともあり得る。
パパの知人の赤子は、長い間ゴホゴホとやっていて、案の定気管支炎になってしまった。
こうなると、なかなか完治しない。
巷では、まだまだ風邪が流行っているもよう。
みなさんも、風邪の予防につとめてください。赤子にはうつさぬよう、細心のご注意を。
どーも、きゃおるです。
東京では24日夜、を伴う
大
雨
が降ったよ。
ボクの家の近くでも、ゴロゴロ、ピカッと雷鳴がとどろいた。ボクは雷初体験だったので、ちょっとチビってしまった。
日本列島は5月に入って、ずっとジトジトした空模様。五月晴れなんて、ほとんど見られない。
だからかどうか知らないけど、きゃおるも頭のてっぺんから足の先まで、ジトジトした状態が続いているのです。
そう、きゃおるは汗っかき。ボクの身体は、すでに全身が梅雨入りしています
。
赤子は大人より体温が高いから、汗もたくさんかくでしょう。
しかし、ボクの場合、一晩寝ると、頭頂部から襟足にかけて広い範囲で豪雨に見舞われ、水浸し。
胴体も局地的な大雨により浸水の被害が相次ぎます。
各地からの雨が一気に流れ込んだおむつでは、堤防が決壊し、被害が拡大。
足の裏も激しい雨で、交通が大きく乱れます。
そして、毎朝、ママが緊急出動ボクは冠水状態から救出してもらうんです。
しかし、問題は濡れることだけではなかった!!
これは、一晩寝た後のボクのマクラです。グッショリ湿っています。 これがホントの水枕
……どうです、何かを感じませんか。
そう、汗クッサーいのです。
いや、ボク自身はあまり感じないんだけど、パパやママが「クチャイ、クチャイ」と言うのです。
だから、一晩使ったら、洗濯。
きゃおるは一日置きにしかマクラを使わせてもらえないのでした。
ということで、今日はマクラがありません。皆さん、オヤスミナサイ
どーも、きゃおるです。
ボクにはモチねえのほかに、もうひとり姉がいます。
姉の名前はキョンキョン。ボクとは、ナンと21歳年齢が離れているんだ。
そう、ちょうど小泉今日子さんと、何かと噂になっている亀梨クンの年齢差くらい。
人生の大先輩・キョンちゃん。色白のサラサラヘアーで、とっても魅力的なおねーちゃんです。
キョンちゃんはパパの実家にいるんだよ。
パパが小学生のころ、おうちにやって来たんだって。人気絶頂だった小泉今日子さんにあやかって、名前をもらったと聞いてるよ。
21年前というと、つくば科学万博が開かれた年かぁ。プロ野球・阪神のバース様が三冠王をとって、阪神が21年ぶりに優勝したっけなぁ。田中角栄が脳梗塞で入院したり、旧ソ連のゴルバチョフ書記長が就任したのも、この年だなぁ。
きゃおるが言うのもナンだけど、このころ、歴史の転換期だよねぇ。
キョンちゃんは、ボクが知らないこともいっぱい見聞きしてきたんだなって、改めて思いました。
キョンちゃんは、今日も、ボクに人生についていろいろお話ししてくれたよ。「きゃおるクン、人はなぜ学ぶと思いますか?」
「それは、人の使命だからです」
すばらしい含蓄。
モチねえと言い、キョンちゃんと言い、やっぱり毛深い人は違うぜ!!と思った今日このごろでした。
どーも、きゃおるです。
ボクは最近、赤子総合格闘技界の寝技王を目指し、日々鍛錬を積んでるんだ。
ここ数日で、高度なローリング技術を身につけました。
うらうら
どうだー
夜寝る前は、必ず寝技の練習をしてから眠るんだ。パパやママは、ベッドで休んでいたはずのボクが、気がついたら体勢が変わっていると驚いているよ。
寝技以外もどんと来い。張り手はボクの必殺技のひとつ。赤子特有の鋭いツメで敵の皮膚を切り裂き、大ダメージを与えるよ。
エメリヤーエンコ・ヒョードルに挑戦する日も近いんじゃないか、とボクは密かに思っています。
氷の皇帝ヒョードル 乳飲み子きゃーおる
182センチ・105キロ 60センチ・7キロ
柔道・サンボ 赤子張り手・赤子キック
どーも、きゃおるです。
実は、ボクには11歳年の離れた姉がいる。
11歳も離れてるから、ボクのことが子どもっぽく見えるのか、ほとんどボクには構ってくれない。ボクが「遊んで!」と言ってもかなりの確率で目をそらされる。
ボクのことが嫌いなのか?!
それが、違うのだ。
ママやママママ(ママのママ)がいない時、ボクが泣いているとすぐにお姉ちゃんは飛んできてくれるんだ!
そして、じーっとボクの様子を見てからママ達を呼んできてくれる。
それに、ボクが寝てる時もそーっと様子を見に来てくれてることも、実はボクは知っている。薄目を開けてたからね。
でも、ボクが知っていることをお姉ちゃんには内緒にしてる。きっと照れ隠しでムッとした顔をするだろうしね。
お姉ちゃんは、いつも「賢い」とほめられてて、ボクは尊敬してる。ママ曰く、「警察官時代、優秀な成績を収めたパパの血をひいてる」らしいんだけど。
それから、お姉ちゃんははっきり言って、かなり毛深い。(「毛深い女性は、情が深い」っていうらしいけど、これはあたってる!)これもパパ似なのか。
そんなお姉ちゃんの名前はvivian。
とってももちもちしてるから、ボクは「もちねぇ」と呼んでるんだけど。
ママの実家にいるから、たまにしか会えないんだけど、ボクの大切なお姉ちゃんです。
うるさくすることもあるかと思うけど、これからもどうぞよろしく、もちねぇ!
モチねぇと。モチねぇのパパは警察犬
どーも、きゃおるです。
ボクの左手は神の左手。
口の中に含んでアムアムすると、ある時は興奮のるつぼへ、ある時は心地よい眠りへとボクを誘ってくれる。
ボクの右手は悪魔の右手。
時に左手を上回る快感をもたらすけど、隙を見せると、ノドの奥まで手を伸ばす。そして、ボクは、飲んだばかりのミルクを吐く!!
普段は何の変哲もない、ボクの両手。
でも、パパやママがいないときは、まるでパペットマペットのように、ボクに色々話しかけてくる。そして、甘い言葉で、ボクをアムアムタイムへと誘うのさ。
ゲフッ。あー、今朝もミルクを飲んだ飲んだ。食後のゲップも、たったいま終わったよ。
ママ「きゃおる、ちょっと大人しくしてなさい。アムアムしちゃ、ダメよ」
あ、ママがほ乳瓶を洗いにキッチンに行ったぞ。
ん?神の左手が……
神の左手「……きゃおるさん、きゃおるさん」
ボク「なあに?」
神の左手「アムアムしましょう。アムアムすれば、さっきのミルクの美味が反すうできますよ。いい気分になるし、あごも強くなりますよ。ひたむきにアムアムするきゃおるさんは、一心に何かに打ち込む赤子の魅力がいっぱいで、ステキですよ」
ようし、さっそく左手でアムアム開始。アムアム、アムアム……。
フフフッ。アムアムしながらアゴにあてた左手が渋い。いまのボクはまるでチャールズ・ブロンソン。うーん、美味美味。さっき飲んだミルク味に染まった親指と人差し指の微妙な刺激が堪らない。
うーん、マンダム
あれ?今度は悪魔の右手が……
悪魔の右手「……おい、きゃおるっ!!」
きゃおる「なんだい?」
悪魔の右手「おまえ、そんな左手のやわな刺激に満足してるんじゃねーだろーな。右手のアムアムは極上だぜ。前頭葉に直接、ズキーンとくるぜ。アナーキーでプラグマティックな刺激がよ。ゴー・モッシュダンス!!」
!?よく分からないけど、それなら、今度は右手でアムアムアムアムアムアム……。
フー……。たまらん。魔界へと誘う焼酎魔王のような美味さだ。今のボクは、まるで焼酎グラスを傾けるハンフリー・ボガート。君の瞳に乾杯。これだから、アムアムはやめられない。
神の左手「きゃおるさん。右手にそそのかされて、デカダンな快楽に身を埋めてはいけません。アムアムとは高原牛乳からつくられたサワークリームを味わうかのごとく、さわやかな営みでなくてはならないのですよ。きゃおるさんの健康な体と健全な精神の育成のために、左手でほどよいアムアムを楽しんで下さい。左手アムアムは、皇室でも御用達なのですよ」
悪魔の右手「シィーット!!なに言ってやがんだ、このうすらハゲのフニャちん左手野郎!!高原牛乳だぁー?日本の高原はな、いまや不法投棄された産業廃棄物が腐るほど埋まって、ダイオキシンでいっぱいなんだよ。きれい事抜かしてねーで、おい、きゃおる!!右手アムアムでゴー・トゥー・ヘブンorヘル!!パァオーッ!!マイコーッ!!」
うーん、よく分からないけど、それなら両手でアムアムするよ。アムアム。
ダブルアムアム
アムアムアムアム、アムアムアム、アムアム……、うっ、ゲハッ、ゲーーー。
ママ「あーっ!!きゃおる、何やってんの!!アムアムはダメって言ったでしょーーー!!あーあ、また服もソファもビチョビチョ。もう、イヤッ!!」
フフフフ。ボクの友だち、神の左手と悪魔右手。
明日のアムアムもよろしく頼むね。
ハイ!きゃおるです。
ボクはいつも笑顔を絶やさないようにしてるんだ。ママのママ(略してママママ。継母ではない)も「こんなによく笑う赤子は見たことない」と言うよ。ボクが笑うと、ボクの周りにいるひとたちも笑う。そして「きゃおるはきゃわいいねー」と褒めてくれる。みんながあったかい気持ちになるんだ。ニコニコ
ボクが笑顔をアピールするようになったのは、ある夜、リビングにいたパパとママの秘密の話を聞いてからなんだ。隣の寝室でボクが寝ていると思っていたパパは、普段、ボクの前では決して口にしないことを言ったよ。
パパ「おれさ、親バカにならないように戒める意味からも、ひとにきゃおるの写真をあまり見せないようにしてるんだよね」
ママ「そうよね」
パパ「でも、会社や仕事先で、きゃおるの写真を見せてと頼まれて、これまで何人かの人に見せたんだ」
ママ「ふーん。それで」
パパ「いままで、きゃおるのことを『可愛いですね』と言った人がひとりもいないんだ。ふつう、赤子の写真を見たら、おせじでも『可愛いね』とか『お目々が大きいね』とか褒めるだろう。ましてや、自分から『見せてよ』って頼んだ場合はなおさらだろう」
!!
パパ「おしゃぶりをしているきゃおるの写真を見た同業他社のYは、『いま何カ月なの。4カ月?ずいぶん太ってるね』って。仕事場で机を並べている後輩のNなんて、きゃおるが寝ている写真を見て、『もう、髪の毛がずいぶんモシャモシャと生えてますね』なんて言ってた」
ママ「普通、赤子が綿貫民輔みたいな顔をしていても、社交辞令で『かわいいねー』と言うよね」
パパ「きゃおるは『中の中』くらいは行ってると思うけどなー」
!!!
パパの知り合いは、なんて失礼なんだろう!!言うにことかいて「太ってる」だ?「モシャモシャ」だ~?赤子はふくよかな方がチャーミングじゃないか。髪の毛だって、ちょっと栗色がかった自慢のサラサラストレートヘアーなんだぞ!!
パパは不機嫌で、ちょっと寂しげだった。パパの知人の無粋な連中はともかく、ボクはボクを愛してくれる人には、幸せでいてほしい。だから、笑顔には笑顔を返すようにこころがけるようにしたんだ。
よく笑うボクを見て、パパは最近
「やっぱり、きゃおるは『中の上』は行ってるよなー」
って言うようになったよ。
今日は、パパと公園にエクスプローリーで散歩に行ったんだ。そうしたら、知らないおばあさんが近づいてきて、パパにボクのことを「何カ月ですか?」って尋ねてきた。おばあさんはボクにも「こんにちは」ってあいさつしてきたから、ボクは満面の笑顔で応えてあげた。おばあさんは「笑顔が可愛いわねー。よく笑うわねー」って、繰り返し褒めてくれた。ボクはちょっと誇らしげ。パパはとても嬉しそうだったよ。
お家に帰ってきたパパは、ママに言ったんだ。
パパ「公園で知らないおばあさんにきゃおるのことを『かわいいわねー』と何度も言われた。やっぱり、きゃおるは『中の最上』は行ってるよねー」
ママ「それって、まさに親バカよね。きゃおるは、あなた似なのよ」
パパ「…………」
…………パパ、元気出して!!
どーも、きゃおるです。
きゃおるはまだ4ヶ月の乳飲み子。夜はひとりで眠れません。
パパやママに抱っこしてもらえば落ち着いて眠れるけど、ベッドにひとりで置かれると不安になって、すぐに泣いちゃいます。
パパもママも、ボクを寝かしつけるのに、いつも苦労してるみたい。
ボクはなるべくパパやママに迷惑をかけたくない。だから、自分なりに工夫して、リラックスして眠りにつける方法を考えているんだ。
アムアムだって、ボクの生活の知恵なんだよ。パパとママは嫌がるけど。
だから最近、パパもママも大歓迎のリラックスタイムの演出方法を考えたんだ。その名も「セルフしゃりしゃり」。
赤子って、コンビニなんかでもらうビニール袋を手で揉んで、「しゃりしゃり」「ガサガサ」と音を立てると、泣きやんだり落ち着いたりするよね。なぜかはボクもよく分からないのだけど、お腹の中にいたときの音に似ているからかなぁ。ボクの機嫌が悪いときは、パパやママがこの方法を使って、ボクをなだめるんだ。
でも、パパ、ママの手を煩わせなくても、自分ひとりで音を出せるんじゃないかって、ある日、考えたんだ。
ベッドや揺り椅子でボクが横になっているときに、足下にビニール袋を置いてもらったんだ。ボクが足を動かせば、それに合わせてビニール袋がリズムを奏でる。
どんなものか、実演してみるね。
レディー……
ゴー!!
しゃりっしゃりしゃりっ、しゃりしゃりしゃりしゃり……
快感っ!!
ボクの足はさながら絶好調時の高橋尚子のストライドのごとく、疲れ知らずで走り続けます。そう、いつしかランナーズハイにたどり着くまで。そして、最後は心地よい疲労感に包まれ、自然と眠りにつくことができるんだ。
ビニール袋は少々大きめのものを使い、足をバタつかせても飛んでいってしまわないように、お尻の下に端っこを挟んで重しにするのがポイントだね。ボクは、ちょっと固めのビニール袋の方が、音に硬質感があって好きさ。
もちろん、ビニール袋を間違えて頭から被ったり、口に入れたりすると危ないから、セルフしゃりしゃり中も、パパやママはボクをきちんと見守ってくれている。それに、ボクの機嫌が相当悪いときは、やっぱりちゃんと抱っこしてくれないと、リラックスはできないんだ。パパとママと、日ごろから深いコミュニケーションがあってこその、セルフしゃりしゃりだね。
セルフしゃりしゃりはリズム感も養えるし、体力もつく。時には、セルフしゃりしゃり後のミルクも最高
ぜひ、一度おためしアレ。
どーも、きゃおるです。
ボクには至福のひと時があります。
それは、アムアムしている時。
アムアムとは手を食べることなんだけど、ボクの中では特に、親指と人差し指を伸ばしたものが極上とされています。指しゃぶり?と勘違いする方もいるかもしれませんが、指しゃぶりとは似て非なるもの。ボクはあくまでもアムアムという噛んだときの感触が大事だと思っています。
第一、ボクにはもう下の歯が生え始めているのに、指しゃぶりなんて子供っぽいことなんてできるわけないじゃないか!!
アムアム
アムアムしていると、時間の経つのを忘れてしまいます。
朝起きたら朝一のアムアム、食後のアムアム、なんだか不安な時のアムアム、寝る前のアムアム、アムアムアムアムアムアム・・・タバコを吸う人ならこの気持ち分かってもらえると思うけれど、生憎パパとママはタバコを嗜まないので理解できないようです。「アムアム中毒なんだから」等と言ってすぐに飛んできて、手を口から外したり、あろうことか手袋までする時も。
手袋ごしは美味くない
確かに、アムアム後は手がヨダレでべたべたになるし、乾くとすっぱいミルク風味になります。ヨーグルトとかサワークリームみたいな感じかな。(←これがまたイイ!)
それから、だんだんエスカレートして奥までアムアムしすぎると吐く!それはさながらマーライオンのようにダイナミックな吐きっぷりで、そんな時ママは絶叫でボクのがんばりに応えてくれます。
この人もアムアム中毒
そんなアムアムが与えてくれるリラックスタイムを、ボクはこれからも大切にしていきたい。
こんな風に思っています。
最近はシガーバーとかもあるみたいだし、アムーバーとかどうかなとプロデュースにも興味があります。
ご興味のある方は、きゃおるまでご一報を。