今週は映画ばかり見ていたなあ。
●「ルートヴィヒ」 ルキノ・ヴィスコンティ
3時間以上の超大作!
全く前知識の無いまま見始めて、どうやらバイエルン王国の話らしい、
と気が付き、ビデオを止めてwikiでお勉強しながら見ました・・
そんな勉強なんかせずとも、素晴らしく豪華なセットと、ルートヴィヒ2世を
めぐる人々を見ているだけで楽しめたんですけどね。
一気に観られなかったので、4晩続けて鑑賞。
そりゃあもう、見終わるころにはルートヴィヒが知り合いのようにさえ
感じました。
王族の没落のストーリーではあるものの、描かれているのはとても繊細な、個人的な感情だったからかもしれません。
ルートヴィヒ、王位継承者でなければ、ちょっと変わった芸術家パトロンとして
皆に愛されたかもしれないのに。
完璧でなくてもいいから、誰か一人ぐらいルートヴィヒと向かい合っていれば、
ああいう結末にはならなかっただろうに。
みんなで殺したようなものだと思う。
映画を観ていて、こんなに「一人の人間が今、死んでしまった」という思いを
したのは初めてだったかもしれない。
●「美女と野獣」 ジャン・コクトー監督
まさかの500円で、DVDを購入。そうか、著作権が切れてるのか・・
ベルが初めて野獣の城へ入って行くときのスローモーションの映像に感動。
ベルのドレスもいちいち美しくてため息です。
それと対照的に、いじわるお姉様たちの着飾り衣装はまるでピエロのよう。
お姉様たちのいるほうが「現実」の世界のはずなのに、なぜかちょっとずれている
ところが皮肉が効いてるなあと思いました。
●「オルフェの遺言」 ジャン・コクトー監督
「オルフェ」と間違えた~~~
でもせっかくなので、最後まで観ました。
コクトーさんって、変な人だと思いました。
次は間違えずに借りよう。
●「ラビリンス」 ジム・ヘンソン監督
「ダーク・クリスタル」と交換で、友だちに借りました。
面白かったー ファンタジー観たー
でも出来ることなら小学校5年ぐらいで観ておきたかった!
そしたらかなり夢中になっただろうに!
14歳のジェニファー・コネリー、すでに美しい。
この映画でデヴィット・ボウイが好きになったといったら、往年のファンの
方は怒りますかね・・
ダーク・クリスタルと同じくメイキング映像が入っていて、これも楽しめました。
全部ゼロから作ってるんだから、無駄なものなんてあるはずもない。
●「恐るべき親たち」 ジャン・コクトー監督
近所のレンタル屋には、「子どもたち」がなくて、これがありました。
喜劇であり、悲劇であり、心理スリラーともいえる。
つまり、面白かったです。
「美女と野獣」と同じ主演コンビでしたが、全く違った雰囲気。
ジャン・マレー演じる超絶マザコン男が、気持ち悪くも美しくも見えて不気味。
エゴだらけでどうしようもない大人たちと、彼らによって永遠に損なわれた子ども。現代ではよくある話だけれど、60年も前の映画でこんなに辛口に、でも重々しくなくさらりと描かれていたことに驚きます。
ジャン・コクトーというと「なんか耽美なかんじ?」ぐらいのイメージしか
ありませんでしたが(最近、自分のこういう貧困な偏見にウンザリします・・)
こんなに面白かったなんてなあ。
まずは近くのレンタル屋にあるだけ、追っかけてみようと思いました。
●「ルートヴィヒ」 ルキノ・ヴィスコンティ
3時間以上の超大作!
全く前知識の無いまま見始めて、どうやらバイエルン王国の話らしい、
と気が付き、ビデオを止めてwikiでお勉強しながら見ました・・
そんな勉強なんかせずとも、素晴らしく豪華なセットと、ルートヴィヒ2世を
めぐる人々を見ているだけで楽しめたんですけどね。
一気に観られなかったので、4晩続けて鑑賞。
そりゃあもう、見終わるころにはルートヴィヒが知り合いのようにさえ
感じました。
王族の没落のストーリーではあるものの、描かれているのはとても繊細な、個人的な感情だったからかもしれません。
ルートヴィヒ、王位継承者でなければ、ちょっと変わった芸術家パトロンとして
皆に愛されたかもしれないのに。
完璧でなくてもいいから、誰か一人ぐらいルートヴィヒと向かい合っていれば、
ああいう結末にはならなかっただろうに。
みんなで殺したようなものだと思う。
映画を観ていて、こんなに「一人の人間が今、死んでしまった」という思いを
したのは初めてだったかもしれない。
●「美女と野獣」 ジャン・コクトー監督
まさかの500円で、DVDを購入。そうか、著作権が切れてるのか・・
ベルが初めて野獣の城へ入って行くときのスローモーションの映像に感動。
ベルのドレスもいちいち美しくてため息です。
それと対照的に、いじわるお姉様たちの着飾り衣装はまるでピエロのよう。
お姉様たちのいるほうが「現実」の世界のはずなのに、なぜかちょっとずれている
ところが皮肉が効いてるなあと思いました。
●「オルフェの遺言」 ジャン・コクトー監督
「オルフェ」と間違えた~~~
でもせっかくなので、最後まで観ました。
コクトーさんって、変な人だと思いました。
次は間違えずに借りよう。
●「ラビリンス」 ジム・ヘンソン監督
「ダーク・クリスタル」と交換で、友だちに借りました。
面白かったー ファンタジー観たー
でも出来ることなら小学校5年ぐらいで観ておきたかった!
そしたらかなり夢中になっただろうに!
14歳のジェニファー・コネリー、すでに美しい。
この映画でデヴィット・ボウイが好きになったといったら、往年のファンの
方は怒りますかね・・
ダーク・クリスタルと同じくメイキング映像が入っていて、これも楽しめました。
全部ゼロから作ってるんだから、無駄なものなんてあるはずもない。
●「恐るべき親たち」 ジャン・コクトー監督
近所のレンタル屋には、「子どもたち」がなくて、これがありました。
喜劇であり、悲劇であり、心理スリラーともいえる。
つまり、面白かったです。
「美女と野獣」と同じ主演コンビでしたが、全く違った雰囲気。
ジャン・マレー演じる超絶マザコン男が、気持ち悪くも美しくも見えて不気味。
エゴだらけでどうしようもない大人たちと、彼らによって永遠に損なわれた子ども。現代ではよくある話だけれど、60年も前の映画でこんなに辛口に、でも重々しくなくさらりと描かれていたことに驚きます。
ジャン・コクトーというと「なんか耽美なかんじ?」ぐらいのイメージしか
ありませんでしたが(最近、自分のこういう貧困な偏見にウンザリします・・)
こんなに面白かったなんてなあ。
まずは近くのレンタル屋にあるだけ、追っかけてみようと思いました。