晴手帖

読書感想・日々雑記

エミリーの赤い手ぶくろ。

2007年12月28日 | 


今日は仕事おさめ。

あまりにもヒマ・・(すみません)だったので、
今朝ふと思い出したあるアニメについて検索をしてみました。

「エミリーの赤い手ぶくろ」

わたしよりちょっと年上の方だと(30歳前後)記憶にあるのでは。
わたしはこれをアニメでなく、
学級文庫にあったまんが世界昔話の小冊子で読みました。

"エミリーがなくした赤い手袋を
親切なおじいさんがみつけてくれた。
おじいさんとエミリーの心あたたまる物語"

・・嘘です。
読んでから20年近くたったいまでも淡いトラウマとして
記憶に染み付いているほど、怖いんですよ!

なんで、どうして、こんな目に会うのか?
悪いことしてたから痛い目にあっちゃった、
ではすまされないなんとも救いのない展開。
一体何が言いたいのか、そもそもテーマなんかないのか、
悪い夢を見てしまったようなモヤモヤが残る。

わたしはかなりの怖がりですが、
だからこそなのか、「あまりにも理不尽な怖い話」に
妙に惹かれてしまいます。
怖い話を読んだり観たりするのって、
なんで変な快感があるんでしょうかね??
「シャイニング」とかテリー・ギリアムの映画とか、
大好きだけど絶対主人公になりたくないなあ。

さてさて、検索したらやっぱり出てきました。
しかも、映像付き。イギリスの伝承話だったのか!
伝承されてるっていうことは、
この理不尽なお話の何かが、子供を惹きつけるんでしょうね。
(実際自分も20年くらい覚えていたわけだし)
現実に起こることは、本当は常に理不尽だからってことなんだろうか。

興味をもたれた方はおためしあれ。
http://ar.geocities.com/msmb012/

猫ふたたび

2007年12月20日 | 日々のこと
実家に残してきた猫を、
来週引き取ることになりました。

ずいぶん猫不足だったので、
会社の「猫めくり 2008」をめくっては
二次元の猫に萌えていましたが、
ようやく解消されそうです。

表紙の猫が最高です。



わたしが引っ越した後、
白猫のフーは、じっくりなでてもらう人がおらず、
すっかりグレたのか、いたずらばかりするようになったんだそうです。

猫は家に付くなんて嘘だなあ。
悪いことをした。

実家に残るブチ猫のモカが、フーがいなくなって
さびしがるだろうと思うと
またモヤモヤしますが‥

ダーク・クリスタル

2007年12月19日 | 日々のこと
今日はこの間の沖縄出張の代休。

一日中家にいるつもりだったので、
とある方から「好きそうだから」と薦められたDVDを観ました。

「ダーク・クリスタル」
1983年/ジム・ヘンソン監督のパペット・アニメーション。
(セサミ・ストリートを作った人なんだそうです)




滅亡しそうな世界で、世界を救う使命を与えられた少年が、
同じ種族の生き残りの少女と冒険の旅に出る!

あまりにもど直球なファンタジーもの。
しかし、何がすごいって、とにかく何からに何まで、
作りきってるところ!

文字どおり人間が一人も出てこないし、(役者もいない)
完全にファンタジーの世界。
だから全てのキャラクター造形、ひとりひとりの動き、
その世界に生えている1本の草花まで、
全部ゼロから作りあげられたもの。

(学生のころ、アニメーションを作ったりしていたので、
その工程を考えただけでもう吐きそう‥)

さらに驚くのは、その完全に創造された生きものたちに、
なんとなく生活感があるところ。人間くさいかんじ。
悪いやつばっかりのスケクシス族の着ている、
妙にぎらぎらコテコテしたうさんくさい服装や、
こうるさくて頑固なおばちゃんみたいなオーグラの顔。
主人公二人は人間ぽい姿だけど、
きれいな感じで一番人間くさくないかも。

メイキング映像で、
キャラクター担当のブライアン・フロードが
「ただの幻想的な生きものたちではなく、
物語が終わった後もどこかで暮らしているように
思ってほしかった」
と話していた。

大成功だと思う。
(私は家をなくしたオーグラさんが、あの後どうしてるのか
かなり気になります)

あー 小学生のころ観てたら、
もっともっと夢中だったろうな‥

いいものを薦めていただきました。
ありがとうございます!

「晴手帖」とは

2007年12月17日 | 晴手帖について


晴手帖(はる てちょう)は、
アーティストでもイラストレーターでもない、
会社員のブログです。

アーティストじゃないので、
描きたい衝動が相当無いと、重たい腰が動かない・・つまり描き不精。
これじゃ上達もしないわなあ。

でも絵を描くのはすきなのです。
友達に頼まれれば(頼まれなくても)喜んで描きます。
似顔絵でもなんでも。
どうも、絵を描くことよりも、人に見て喜んでもらったりするのが好きなようです。
見栄っ張りというか・・見てもらえると思うと、がんばれる気がします。

そうか、誰かに描くつもりで描けばいいのか。

そう思って勇気をふりしぼり、ブログをつくりました。
当分は、こつこつ描いてアップしていく予定です。
大好きな絵本のことも書きます。
自分で絵本を描くのが、いまの目標です。

どうぞよろしく。


2006 追記

2007年12月17日 | 
2006年、戌年の年賀状。

ちょうど童話の「ローラの海」(的なタイトル)を読んでいたころで、
これの挿画がすごく好きでした。
誰が描いてたんだっけ‥
とにかくそれを見て、海描きてえ~ と思ったわけです。
初日の出。

柔らかい鉛筆で描くと、紙の目が埋まってざらざらどろどろしてきます。
それがたまらない。
細かく描けないのに、予期せぬ細かさが出てくる気がします。


犬は12年いっしょに住んでいたジェーンを思い出して描きました。
いまだに、あのバナナと納豆みたいな匂いの温い鼻がもういないなんて
信じられない。

追記:
「ローラの海」ではなく、「フィオナの海」でした。
全然違うじゃん・・

ロザリー・K. フライ (著)、矢川 澄子 (翻訳)



自分が読んでよかったなと思う本はいつもそうなのですが、
あらすじやこまかいエピソードはほとんど忘れてしまうのに
物語の雰囲気だけはずっと体に残ります。
記憶力がないだけかもしれないですが・・
こちらもそんな一冊です。装丁と挿絵がいい。
そろそろ読み返してみようかな~