宮城の作家希望

作品など

18、アカネの娘

2020-10-11 11:32:00 | 小説
『貴女の娘も大したものね』
女王は別れ際にミャーを見て一言。
『娘って誰のですか?』
アカネが不思議そうに尋ねたのに、アカネを指差した。
パニックに陥るアカネ。

女神は魔力で子を産むのである。しかしアカネは女神ではないはずだが。
『受け継いだのだよ創造の女神から新たな女神としてお前を選んだのだろう』

少し笑うと
『親子共々まだまだの様だ少し特訓するか』
そう言うと2人に先ほど浄化した川の水に両手を付ける様に命じた。
『そこから吸い取るイメージで体に流して戻す』
そんなコツを教えると先を急ぐからと行ってしまた。

『後は頼むって私達で残りの病人は頼むと?』
おそらく今までも途中の町で治療して来たのだろう、仕方ないやるかアカネは覚えたての治癒魔法で方々の町を見て回る事にした。

それでも夕刻には終っていた。
それにミャーの能力の上昇が著しい。
何百の治療を一瞬でこなしていた。
『本当君の娘は凄いな』
『やはり私の娘なのですか?』

アカネには全く身に覚えの無い事態であった。


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