宮城の作家希望

作品など

大国グランデシアの日常

2020-07-29 11:21:00 | 小説
相変わらず何処かで魔物との戦闘が続いている、ここグランデシアだった。目的は無論地下の魔力だ。まあ、そのお陰で商売繁盛しているのだが、この国にの備えは万全。

城には結界が敷かれていて魔物は侵入出来ない、入るとすれば城下町からだが町にも簡単な魔法反射が仕掛けられているから低級の魔物は侵入出来ない。中級には魔法反射を装備した騎士団が対処するが大物なら迷わず城自体が結界砲となって襲いかかる、魔力なら事欠かないのだから。

だから毎日の出来事になっていて誰も驚かない所か遠方から見物客が来るしまつだ。お陰で儲けてる連中もいる。確かに土地は疲弊しているのだが、他で儲かっている。それを知らないのは王女中心の者達ばかり。

むしろ大変なのは周辺諸国だ大国程の備えがない。まあ彼等は簡単な魔法が使えるから魔力を溜める必要は無い。彼等には女神の加護が有るのだから。加護を受けられないのはグランデシア大国だけ。彼等は昔、女神と喧嘩したらしいのだが詳しい事は私も聞かされてはいない。