宮城の作家希望

作品など

唯乃原 心

2020-07-22 09:29:00 | 小説
私は魔王との戦いの最中、別の時間と空間に移動させられた。
そこで出会ったのは14歳ほどの小さな女の子に見える唯乃原 心と言う27歳の女性でした。
美少女と言っても差し支えない程の美少女でロングの髪は少し縮れていた黒髪、瞳も黒かったのだが、エレの様な気がして『エレ』と呼んでしまった。
『誰なの?』彼女はキョトンとした表情で尋ねた。そこでこれまでの経緯を話した。
辺りには本が散らばっている、先程の衝撃のせいだろうか?そう思いつつ手を差し伸べたが互いの手は空をかいた。生きる世界の違うせいだろうか私の姿も彼女にはボンヤリとしか見えていない様だ。元々明確な姿を持たない天使なので、それは仕方がない。
お互いの事は私が『心さん』で彼女は『ディさん』と呼び合う事にした。