第33話『勘助捕らわる』感想。宇佐美にも景虎にもとっくに素性がばれていた勘助。実は他国に『隻眼の猛将』として名前が知られていたらしい。そうだったのか。武田の中では、他の家臣から受け入れられているもののあんまり尊敬されてはいないようだったので、そんなふうに他国から注目されていたなんて驚いた。でもちょっと嬉しい(笑)。いや、そのせいで勘助命の危機ですが。
景虎が勘助をやたらと宇佐美との会談に連れて行くなあと思ったら、ちゃんと思惑があった。武田が越後に探りを入れてきているのを宇佐美に知らせる為だった。景虎もかなり策士だなあ。そしてその意図を汲み取る宇佐美も。
中立を守ってきた宇佐美がついに景虎側に付くことに。宇佐美はどんな人なんだろう。穏やかで信心深く、人を否定せず受け入れる余裕のある人、というのは分かる。でもこの人が何を目指しているのかはまだ分からない。景虎や晴信、板垣は守るべきものがすごくはっきりしていたけど、宇佐美はまだこれからだな。
長尾政景との対立で合戦の一つくらいあるのかと思ったら、宇佐美は交渉だけで相手を降伏させてしまった。これは勘助の大好きな「戦わずして勝つ」と同じ。勘助と宇佐美の調略対決なんてこの先あるのかな。楽しみだ。
景虎側が勝っても、やはり姉の桃は人質に出さなければいけないらしい。桃はもう登場しないんだろうか。人には「欲を捨てよ!」と厳しい景虎が、姉にはあまり強く出られないのがかわいかった(笑)。
さて、勘助は牢に入れられて元々小汚いのが更にもっさもさに。景虎が寝返るよう勧めても聞く耳持たず。景虎の信心深さに反して「神仏に助けられた事など一度も無い」と言い放つ。確かに、神仏に祈って『異形』の苦労や孤独がなくなるわけでもない。景虎が捨てろ捨てろと言っている人間の醜さ、弱さ、儚さにこそ救われてきた。と、景虎の怒りそうなことばかり並べる勘助。この対決は見ごたえがあった。どちらが正しい間違っているというわけでもなく、ただあまりにも考えが違いすぎる。
勘助の処刑寸前に鉄砲百丁が到着。晴信が根来寺に新たに発注していたらしい。晴信ったら、あんまり心配してなさそうだったのに、ちゃんと手は打っていたんだなあ。ここでエピソードは一区切り。景虎VS勘助は面白かったです。
景虎が勘助をやたらと宇佐美との会談に連れて行くなあと思ったら、ちゃんと思惑があった。武田が越後に探りを入れてきているのを宇佐美に知らせる為だった。景虎もかなり策士だなあ。そしてその意図を汲み取る宇佐美も。
中立を守ってきた宇佐美がついに景虎側に付くことに。宇佐美はどんな人なんだろう。穏やかで信心深く、人を否定せず受け入れる余裕のある人、というのは分かる。でもこの人が何を目指しているのかはまだ分からない。景虎や晴信、板垣は守るべきものがすごくはっきりしていたけど、宇佐美はまだこれからだな。
長尾政景との対立で合戦の一つくらいあるのかと思ったら、宇佐美は交渉だけで相手を降伏させてしまった。これは勘助の大好きな「戦わずして勝つ」と同じ。勘助と宇佐美の調略対決なんてこの先あるのかな。楽しみだ。
景虎側が勝っても、やはり姉の桃は人質に出さなければいけないらしい。桃はもう登場しないんだろうか。人には「欲を捨てよ!」と厳しい景虎が、姉にはあまり強く出られないのがかわいかった(笑)。
さて、勘助は牢に入れられて元々小汚いのが更にもっさもさに。景虎が寝返るよう勧めても聞く耳持たず。景虎の信心深さに反して「神仏に助けられた事など一度も無い」と言い放つ。確かに、神仏に祈って『異形』の苦労や孤独がなくなるわけでもない。景虎が捨てろ捨てろと言っている人間の醜さ、弱さ、儚さにこそ救われてきた。と、景虎の怒りそうなことばかり並べる勘助。この対決は見ごたえがあった。どちらが正しい間違っているというわけでもなく、ただあまりにも考えが違いすぎる。
勘助の処刑寸前に鉄砲百丁が到着。晴信が根来寺に新たに発注していたらしい。晴信ったら、あんまり心配してなさそうだったのに、ちゃんと手は打っていたんだなあ。ここでエピソードは一区切り。景虎VS勘助は面白かったです。