今回のキットの中で最も難しい基板です。PCM1794はSSOP系のICで表面実装パッケージ、ピンピッチも0.65㎜と非常に狭く、裸眼で正常なハンダ付けは難易度超高いです。僕の場合裸眼ではとても処理できませんでした(最低2倍のルーペでやっとこさって感じでした)。このチップを実装する場合、ハンダがブリッジしたりピンが浮いてしまったり、付け間違うと取り外しが困難だったりと、超厄介なIC君です。時間をかけて慎重に作業しましたが、1回では上手く動作しませんでした。よく確認すると、ハンダ飛びがショートの原因だったり、ピン浮きがあったり何度か見直してやっと動いてくれました。
◇PCM1794(SSOPパッケージ)の拡大写真です。
◇PCM1794基板とメモリーバッファ基板
これで全ての基板が完成しました。後は基板を繋ぎ音出しです。険しい棘の道でしたがようやく頂上が見えた感じでしょうか、あとひと踏ん張りです。
参考に今回のキットの構成図を載せます。
◇DAC PCM1794構成図
DAC基板の電源はデジタル系、アナログ系を分割しています。LR各チャンネルにDAC基板をそれぞれ配置、各4個のDAC1794が搭載されています(8パラ構成)、とても贅沢な構成です。DAIにはメモリーバッファ基板を使用し、ジッタ低減効果を図っています。また、サンプリング周波数も44.1、48、96(192一部IC変更が必要)Khzが選択可能でソースを選びません。音出しが楽しみです・・・ウフ
ご参考:使用した工具の紹介です。
◇ルーペ関連卓上タイプとヘッドルーペです。目の疲れは卓上タイプが少ないですが、操作性はヘッドルーペが高いと感じました。LED証明は気休め程度でしょうか・・・(〇卓上:LEDライト付折りたたみルーペ 〇ヘッドルーペ:LEDライト付ヘッドルーペ)
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