11時05分、
燕山荘到着。
山荘前のテラス。北アルプスを目の前に最高の眺めですね。
北アルプスの裏銀座。左手に槍ヶ岳。
正面は、左から双六岳、三俣蓮華岳、野口五郎岳など連なっています。
右を向けば、目の前に燕岳。ザックが置いてありますが、おそらくここに置いておいて、燕岳まで手ぶらで向かわれたものと思います。
今日、私はテント泊の予定なので小屋にて幕営の手続きを行ないます。
お土産屋さん。手ぬぐいやキーホルダー、熊鈴にTシャツ。欲しいです。でも高い。どこの山小屋でも商品は割高になりますね。500のペットボトルが500円。まあ、こんなところまで運ぶ事を思えばしょうがないですね。
携帯の充電が出来るのには驚きました。1回100円。私もモバイルバッテリー忘れたのでお世話になりました。
幕営手型を戴いて、テント場へ。
って、雪の上ですか…。←想像してませんでした。大丈夫なのか。
スコップを借りて雪を慣らし、とりあえず張ってみました。
ああ、冷たい。マットが無いと凍傷になりそうです。自分が持ってきたマットは小型で膝位までしかカバーできないやつだったので、足りない分はタオルをひいてしのぎました。
丁度昼になったので燕山荘でお昼ご飯を頂きました。ここはケチらずカツ定食で!
今日は泊まりだし、少しテントでまったりします。私の今日の家で。
自立式のテントで風も無かったのでペグダウン無しで少しうたた寝をしてしまいました。←小一時間くらい眠っていた時、ゴロン!とテントごと隣のテントに倒れこんでしまいました。したの雪が溶けて、バランスが崩れてしまったようです。幸い隣のテントには人がおらず、迷惑かけずで良かったですが←良くないですね。整地の大切さを思い知りました。この時、雪を軽く慣らしていただけだったので、一度テントをどかしてテントの広さ分スコップで四角く掘り下げしっかり整地しました。ペグも一応打ちましたが短いペグだったので雪が溶けたら役割果さないです。もっとしっかりとしたペグを持ってくるべきでした。隣の方すいませんでした。
15時30分、
だいぶダラダラしてしまったので、そろそろ燕岳ピークまで行きたいと思います。
1kmですね。すぐです。
あのピーク。見えてますね。
カメラだけ持って足どりも軽く向かいます。
この稜線は…気持ちいいです。
有名なイルカ岩が見えて来ました。
定番のショット。
コマクサの群生。
癒されるぅ。
もはや、天界。
頂上では撮影会が繰り広げられていました。
イイですねぇ~。
私も、近くにいた大学生に撮ってあげる代わりに撮ってもらいました。いや~いい思い出。
ピークから帰ると丁度日も傾きかけていい感じ!
少しガスってましたが、いいの頂きました~。
程なく、夜の帳が下り始め、いい時間。
満月と穂高の夜景が見える抜群のロケーション。けど、寒い。
ガスってるし。
Tシャツにフリースとダウンを着て、寝袋に包まってましたが寒くて寒くて。あと一枚欲しかったです。
夕餉は湯煎で出来るものにしました。完成図はご想像にお任せいたします。
食って寝る。これほどの贅沢はないです。
星が見えないかなと期待しましたが、一晩中雲があり、見えませんでした。残念。
午前4時。
ビュービュー強風が吹いてきて叩き起こされました。
じっとしてても寒いので身体を温める為、撤収開始。
この時、あまりの強風で、すんでのところでテントが谷に落とされるところでした。←ダイビングキャッチでフレーム鷲掴みにして事なきを得ましたが、ヒヤっとしました~。
朝焼けがいいかんじですが、雲の為、御来光は見えませんでした。残念。
5時、
私は幕営手型を小屋に返して燕岳を後にしました。
私が寝ていたところ。雪の上でエアマット一枚で寝ていたのが信じられません。
下山は、特に休憩もせず2時間半で車まで戻りました。
燕山荘を振り返り、思う。
さようなら燕岳。
感動をありがとう。
また来ます。