goo blog サービス終了のお知らせ 

Attribute System

ジャンク奇行。 ときどき ラクガキ。

今日のお品。PhysX PPU

2012-01-29 01:26:16 | Junk
 ご無沙汰でしたジャンク品紹介コーナです。
今回はタイトルにあるように PhysX PPU の製品です。

PhysX PPU 表 PhysX PPU 裏

モノは BFG Tech の BFGRPHYSX128P というものです。
どこかのグラフィックカードの様な見た目ですが、ディスプレーへの出力がありません。
ボードには PhysX ageia と書いてありますが、いまいちピンときませんです。
ん?? PhysX といえば NVIDIA の GPU に載っている機能じゃなかったかな?

私的にはそんな認識でした。
そもそも CUDA と PhysX との違いもよく分かってませんでしたし。

気になって調べたところ
PhysX は物理演算のライブラリーでこの製品はそのアクセラレータみたいですね。
のちに NVIDIA に買収されましたが AGEIA というメーカが考えたものらしいです。

主にゲームにリアリティを追加する物理演算をアクセルするもので
物体の衝突検出や流体の計算ができます。
これを付けると特にゲームが早くなるということではなく
あくまでも対応ゲームのリアリティが向上するだけだったこと、
そのタイトルがなかなか増えないこと
発売当初は4万、最後の方でも1万くらいする価格もあって
単体ではそれほど普及しなかったようです。

NVIDIA 買収後、Geforce シリーズに搭載されるようになり
個体数の普及が爆発的に加速します。
しかし、シェーダユニットを割り当てるので
PhysX を有効にすると逆に 3D グラフィック性能が低下するなど
デメリットも隠しきれず、対応タイトルが爆発的に増えることは今のところなさそうです。
今後 CPU GPU の性能が上がり、演算する項目が増えた時に必要になる気はします。



私は物理演算というフレーズに強く惹かれてしまい
昔の !mpact みたいに動画のデコード/エンコードや
サウンド、グラフィックの演算などなど色々できるものを想像してしまったのですが
GPGPU の様に汎用的な計算をするものではなく、
決められた演算ライブラリーを呼び出す形で利用するみたいですね。

現状ではゲームか、よくて科学技術計算に一部利用できるくらいでしょう。
流体力学のシミュレーション(例えば PC 筐体のエアフロー)に利用したら面白そうだとか、
2Dシューティングゲームでも衝突検出が利用できそうだとか、そのくらいです。
おそらくライブラリーを充実させるか自作できるようになると幅が広がるのですが、
そもそも GPGPU でいえば CUDA も OpenCL も、もちろん DirectX もあるわけで
PhysX が対応する必要性を見いだせません。

というわけで 今回も思いっきりネタ購入でしたが、
勉強になったので良しとしましょう(笑。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ロボットランサー始動してます。 | トップ | ロボットランサー、結果 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Junk」カテゴリの最新記事