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ボトルアクアリウム(肥料)

2015-05-12 18:28:49 | ボトルアクアリウム

トリミングをしようとする頃は植えてから数か月が経っているので状況によっては施肥が必要になります 
低床がソイルの場合はソイル自体に肥料が含まれているので水草に勢いがなくなってきたら肥料切れかもしれません。ボトルアクアリウムも水草を生き生きと育てようとすると肥料は必要です。
肥料を入れすぎるとコケる(藻類が爆発的に増える)可能性はありますが ボトル内の状態が良ければ 
必ずしも藻類が大発生するということではありません。 

肥料を入れるといっても いきなり説明書きに書かれている量を施肥するのではなく少な目から始めて徐々に様子を見ながら量を増やします。藻類が多く発生しているボトルに肥料を入れるのは厳禁です。
調子が良い時でも適当に肥料を追加するとバランスを崩してしまうこともあります 本来なら肥料が切れる前に定期的に施肥するのですが タイミングと適量の判断が難しいので まずは水草に肥料切れの兆候が表れはじめたたとき としておきます(扱いに慣れてきたら定期的な施肥をしてください)
ハイグロやロタラなどの成長が早い有茎草が分かりやすいですね。
環境が整っている時に 新しく出た葉が下の葉よりも大きければ上作で 新しい葉が下の葉より徐々に小さくなってきたら調子が落ちています 必ずしも肥料切れが原因とはいえませんが兆候のひとつです。
他にもウィローモスは全体的にふわっとしていて先端(新芽)が少し淡い色になっていたら上作(成長が活発)で細く貧弱な針金状なら何か原因があります エビが新芽をかじっている場合もありますが。
ミクロソリウムは 新芽先端の透明なグリーンの部分の面積が大きい 新しい葉が以前に出た葉よりも大きい場合は上作ですね 新芽が極端に小さかったら何か原因があります。


次に どんな肥料を選べばいいのか? ですね。
「水草 肥料」で調べると園芸用の肥料を水草用に転用されているサイトがいろいろと出てくるので 手元にある肥料を使ってみたくなりますが 初心者にとっては園芸用の肥料は扱いきれないので使わないようにしましょう 価格が安いのは魅力的ですが 水中の植物を育てるのには不向きです。水量の少ないボトルアクアリウムではリスクが大きすぎるので やはり水草専用の肥料です。

水草用の肥料で手に入りやすいのは 『テトラ イニシャルスティック』と『テトラ クリプト』といったところでしょうか。 使いやすい液体ではなく固形を選んだのは 「量が分かりやすい」からです。


 
水草成長促進剤と微妙な表現になっていますが 窒素がほんの少し含まれるカリ肥料で 実績のある商品です この2種類をセットで使います イニシャルスティックが緩効性でクリプトが即効性なので同時に施肥して数か月間効果があります。
上記の二種類でそこそこの効果が得られるので液肥は肥料の扱いに慣れてから…ということにしておきます。
イニシャルスティックの使い方は1Lの水に1gで 1cmぐらいの長さのもの3個で約1gです。




テトラ クリプトは20Lの水に1錠なので カッターナイフでショートケーキ状に8等分にします このひとかけらで2.5Lの水に対応します。小さいボトルではさらに半分にしたぐらいの量ですね。
どちらも ピンセットで砂利の中に差し込んで使うのですが 手早く扱わないと水中では簡単に崩れてしまいます。


液肥について…
数種類の肥料を1つの水槽で使うので メーカーを揃えるのが基本です 上記の肥料と同じメーカーとなると 『テトラ フローラプライド』ですね。 これもカリ肥料です 使い方は10Lに対して5ccなので 1Lの水量だと0.5ccの投入ですが 半量程度から始めて様子を見て徐々に施肥量を増やしていきます。 1cc以下の量は計量カップでは正確に量れないので0.1cc単位で量れるスポイトが必要になります。
液肥は 扱い方が分かればとっても便利です。 ただ 目分量で適当なタイミングで施肥していると 突然藻類が大発生 なんてこともあります。

 


上記の肥料はどれもカリが主成分なので控え目から始めると水草より先に藻類が爆発的に増えるようなことはあまりないはずですが量を間違えたり水槽内の環境が急変すると藻類が突然大発生することがあります。
ボトルアクアリウムは簡単にリセットできるので藻類が大発生したら手遅れにならないうちに水草を救出して 容器や砂利はハイター漬けにするなどして再セット時にできるだけ藻類を持ち込まないようにします。
ソイルの場合は新しいものに入れ換えます。
藻類の発生が少しであれば ピンセットでからめ取るなど出来るだけ取り除いてから水を多めに換えてヤマトヌマエビを投入してボトルを少し暗い場所に置けば我慢できる範囲に食い止めることができるかもしれません。


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