お茶の心、暮らしの心

茶道がもたらしてくれた季節を感じることの素晴らしさ。日々の小さな感動を書き留めていきたい。

お雛様とおばあさんのおから

2022年03月03日 | 日記
江戸時代、多くの人が行き交う交通の要衝として栄えた長崎街道木屋瀬宿。


今でも少し、当時の町並みが残っています。


今の時季は「長崎街道ひなまつり」が
行なわれていて、
木屋瀬宿記念館や旧高崎家住宅などで
たくさんのお雛様を見ることができました。








たくさんのお雛様は、ボランティアさんたちが一つ一つ箱から出して飾り付け、ひなまつりの期間が終わると又しまわれます。
大変な作業ですね。

お雛様を見た後、
「peer space のーてぃす」さんへ。
居心地の良い、古い建物の中で、
大豆とお野菜中心の身体に優しいご飯を頂きました。

このおからは、此処に住んでいた
おばあさんから教えてもらったそうです。
大豆の粒を感じるくらいに粗く刻んで作ったおからに、たっぷりの生姜と、人参、ニラ、しいたけ…お野菜もたくさん入っていました。

おからを絞った豆乳はあごだしとあわせて汁物に。
ご飯は古代米を炊き込んでいて、噛めば噛むほど甘さを感じます。

同じお料理でも、母と私それぞれ違うお皿に盛られていて、どれも素敵でした。



かつての主を失ったお雛様も、ボランティアさんが飾ってくださるお陰でたくさんの人にみてもらえて何だか嬉しそうでした。
古民家カフェとして蘇った古い家、
おばあさんの作っていたおから、
一つ一つ丁寧に作られた食事…

何だか気持ちが温かくなった今日。
久しぶりにブログにしたためたくなりました。


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