お茶の心、暮らしの心

茶道がもたらしてくれた季節を感じることの素晴らしさ。日々の小さな感動を書き留めていきたい。

稽古始め

2021年01月10日 | 茶道
2021.1.10
稽古始め

毎年、先生から頂く干支の懐紙。


京都から「金の実」という栗のお菓子も取り寄せてくださいました。
大正天皇、昭和天皇も召し上がられたものだそうです。

いつも、何とかお稽古ができるようにと考えてくださり、工夫しながら楽しい時間を共有しましょうと言ってくださることが本当にありがたいです。
感謝の気持ちを忘れずに、家でもお稽古に励みたいと思います。

静かなお正月

2021年01月02日 | 茶道
2021年 元旦
今年は実家で母と二人の静かなお正月を迎えました。

実家には祖母が使っていたお茶道具があります。
一番記憶に残っているのがこの棗。
これを見ると祖母の家の茶室を思い出します。


このお茶碗も何となく覚えているのですが、お茶碗についている模様?のようなものは、正面がわかりにくいので祖母が和紙を貼ったのだと、母から聞いてびっくり!
おばあちゃんらしいよねと、母と笑って話をしながら、祖母のお道具で今年最初のお茶を点てました。

今年はブログを再開しようと思います。
気負わずのんびりと、書き留めておきたいことを綴ってみます。




福岡市民大茶会

2019年11月04日 | 茶道
昨日は「福岡市民大茶会」へ行ってきました。


全部で九つの流派が大濠公園と護国神社に会場を設営して行います。



広々とした神社の境内にはテント張りの会場が作られていました。




表千家不白流、武者小路千家、宗徧流と三席まわりました。

私が学んでいる不白流は「和鏡点て」というお点前。
二人がお釜と水指を挟んで向かい合って座り、逆勝手側の人は本勝手側の人が鏡に映ったようにお点前をするというものです。
背格好も同じくらいのお二人は着物の色も合わせておられました。
今日のために日々練習に励まれたそうです。
お二人呼吸を合わせてのお点前は見事でした。

武者小路千家のお席は女子高生のフレッシュなお点前。
緊張しながらも一生懸命にお茶を点てている様子は、見ていてとても気持ちの良いものでした。

最後は鎌倉の宗徧流。
何年か前に鶴岡八幡宮の月釜で拝見したのを思い出しました。
鶴首を思わせる特徴のある棚に袱紗を飾り残されたのですが、飾るための専用の袱紗があり、棚によってたたみ方も違うそうです。

どのお席も令和最初の茶会ということで御祝いの趣向が凝らされており、
幸福のお裾分けを頂いた気持ちになりました。