大誠舘 宮崎師範Blog🔥

日々の稽古、諸活動を通じ独り言を綴っていきます。押忍

我が師 その1

2020-01-20 13:29:33 | 日記
空手を志しはや30数年が経過しておりますが、これまでに恩師や先輩達の教えを受け、これが糧となり今の自分がいます
(まだまだ道半ばですが…)

私の初めての師は、大学空手部の主将となります

この先輩の稽古方針は、とにかく根性の養成でした
稽古ではスクワット1000~2000回
から始まり、永遠と続く基本、移動稽古。時には数㎞に及ぶ馬跳びもやりました

当時、空手部の道場はなく、我々は講堂横の青空道場を稽古場所としており、キャンパスライフをエンジョイしている学生を横目に、ひたすらスクワット、正拳突き等を黙々と続けていたのでした

当初は十数人いた同期もひとりやめふたりやめ、最後は4人だけとなってしまいました

ですが、私には空手を辞めることなど考えも及びませんでした

なぜなら、苦しい中にも本人にしか感じ得ない楽しさがあったからなのです
 
楽しさ

それは、歯を食いしばりながら苦しい稽古を続けていくうちに、ある時を境に苦しさもなくなり、悟りの境地となる自分がいたのでした

今から思うとランナーズハイのようなものだと思いますが…

この限界越えは、ある壁を越えたらもう少し高い壁、それを越えたら更に新たな壁へと僅かながらレベルアップしていきました🔥

時には組手で、それが信じられない力を発揮することもあったのです

それは技云々ではなく、何ごとにも動じない心でありました

この気持ちは社会人になってからも自信へと繋がり、自分自身の糧となっています。

私が正道会館に移籍することで結果的に先輩を裏切る形となってしまいましたが、この恩は忘れません
(今は交流させてもらってます)

押忍       
          私です↓