Mの実験室 -科学教育啓発活動記録-

科学教育啓発活動を展開中! 科学実験・工作教室の活動記録、予定を書き込んだ日誌です。関連話題も掲載しました。

夏休み自由研究・工夫工作

2009-08-26 | お知らせ、報告、日記
知人の小・中学生のお父さんから、続けて2件の問い合わせがあった。
小・中学生も夏休み終盤、自由研究・工夫工作に関するものである。

1.日食をテーマに自由研究を行ったが、日食の計算方法は?
 「日食、計算」のキーワードでネット検索すると、多数の紹介記事が掲載。数学の知識としては、三角関数が必要で、高校生レベルであり、今回の質問者は中3。自動プログラムの頁もあるので、自力で解る範囲で勉強してもらうように答えた。今回のネットサーフィンで目についた記事を以下に引用します。

『もう30年も昔、私が小学生だったときのことですが「天文学ってすごいな」と思ったことがあります。
 日食のことを書いた本を読んだら、何年何月何日何時にどこでこんな日食が見られる、と書いてあったのです。そしてその日に太陽を観察したら、本当に日食が起きたのです。それも本に書いてあったとおりの欠け具合でした。

 未来のことを予言できるとは! しかもこんなに正確に!

 いつか自分もそんな計算をして、未来の出来事を予言し、それを自分で確かめてみたいと思いました。』
引用: 日食の計算方法 天文学ってすごい

今回の質問者中3の彼も、こんな風に思ってもらえたら嬉しい。

2.単極モーターの原理を使った「電子やじろべえ」
お正月に単極モーターを紹介した。これを応用し、くるくる廻るやじろべえにする工夫工作。かつて、中学生の美術の先生が興味を持ってくれ、アート作品に出来ないだろうか?の言葉が印象深い。科学工作は、最終的にはアートの出番であり、完成度を高めた魅力的な作品に生まれ変わる。アートの才能を持った方をいつも羨ましく思う。



ロボット工作教室

2009-08-23 | 科学実験教室
感動体験塾2009 -ロボット工作教室-/見附市立南中学校
 小学校5年~中学校3年 30名
 平成21年度子どもゆめ基金助成事業・独立行政法人国立青少年教育振興機構
参加者 小学生9名、中学生6名 保護者3名 講師・スタッフ10名


半田付けから行う電子工作


小学生の参加も多い


リピーターが多く、はんだ付け経験者も多い


はんだ付け作業が早く終った人に、単極モーターを紹介。うまく廻るように銅線を螺旋にしたり、電池を増やしたり、磁石を増やしたり・・・・ 創意工夫し反応は良かった。


完成したロボットで競争、白いラインがゴール!


手を叩く・手をかざすで反応


記念撮影















科学工作指導者講習会

2009-08-08 | 科学実験教室
 昨年に引続き、保育園での科学工作ネタの紹介を受けた。昨年は、易しく短時間での工作ということで、「虹色偏光スコープ」を実施した。今年は、「色変わりCDコマ」とした。これまで、アルミ軸を使用していたが費用の関係でビー玉を用いることにした。ビー玉の接着を瞬間接着剤、グルーガンと試したが、セロテープを使うこととした。セロテープなら、自分自身で工作でき接着が確実で回し易い。
参加者: 保育士7名
本番は、8月22日(土)開催である。








ペーパークロマトグラフィーを紹介










平成21年度高校生講座

2009-08-06 | 科学実験教室
共重合化学への誘い

ゴムやプラスチックといった高分子材料に対する要求は多様化しており、これに応えるポリマーを作る際に複数のモノマーを混合して重合する共重合の手法がよく用いられます。本実験では、スチレン/メタクリル酸メチルのラジカル共重合を行い、組成を決定するパラメーターとの関係を考察します。

日 時: 平成21年8月6日(木)-7日(金)
会 場: 長岡技術科学大学 物理化学実験棟3階331室(材料開発工学実験室)
参加予定者数: 12名(新潟県柏崎高校)

※本事業は、JSTのスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校としての活動である。


メタノールにポリマー溶液を滴下


秤量の様子


只今、実験中!


ひだ付ろ紙でろ過後、秤量


合成ポリマーは減圧乾燥。液体窒素入りのジュワー瓶にガラス製トラップが入っている。


実験結果はパソコンで整理。パワーポイントを使って、プレゼンを行った。