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‥公園の中で音楽を集おう!‥

今まで聴いてきたロックのアルバムの中で、気になっている作品をいろんな角度から検証してみませんか?

(検証の小箱)  Depeche Mode / Never Let Me Down Again   メリベル

2015-05-28 22:23:24 | 検証
  

1.タイトルについて
演歌調なタイトル、デペにしては珍しい。

2.アートワーク
上のスリーヴは1987年のアナログのものです。他にも幾つかジャケット違いがあります。

3.曲全体の雰囲気について
本当にデペにしては珍しい”泣き”のイントロから始まって、何故かデイヴの歌い方も情緒過多で、盛り上がりも演歌のようで、深く陶酔し、いやいや何回リピしたことか!
87年のアルバムの一曲目にこの曲でしたよね?当時の私の最も好きだったデペの曲であり、この歌詞の内容をもとに創作ストーリーも書いたりしていました。


4.P.Vや当時のライヴ映像について
P.Vがモノクロで大好きでした。ただ私の描いていた世界とは別物の、まるでギャングのようなまるで硬派な映像にちょっとひきました。もっとラヴロマンス風かと思っていたので。
当時のライヴ。言わずもがな、88年の4月でしたっけ?あのバニーメンともろかぶった日程だったので泣く泣くデペはお預けにしてしまいました。そりゃそうでしょう!バニーメンのピート在籍最後の来日ライヴだったんですよね今思い返すと。


5.関連商品について
いろいろあったみたいですが、当時余りデペのものは購入していませんでした。


(以上です)

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いやいや久しぶりにデペの曲じっくり聴きました。
アレンジ、曲調、歌い方、
素晴らしいのひとことです。




[検証の小箱] THE LOTUS EATERS : The First Picuture of You (Bプログラム)

2015-05-20 23:05:38 | 検証


・・・ブリティッシュサマータイム・・・



不定期に始まってしまいました検証の小箱、
ここではシングルを検証していきます。


さて

初回は直球ど真ん中でいきたい

夏を迎えるに最適な曲なのではなかろうかこいつ


1.タイトルについて

邦題「青春のアルバム」は、そのままLPのタイトルになった。
あるある。


2.アートワーク

このイラストとエレクトロニックの「Raise The Pressure」が被ってしまう。



何でだろうか


4.P.Vや当時のライブ映像について。

PVはソフトフォーカスというかなんだかもやもやした感じで(PALE FOUNTAINS「Thank You」も同様)
けど手軽に確認できないのが残念(後述)


5.関連商品について。

シングルは当時7インチのピクチャーしか入手できなかった。


だからもっぱらLPで聴いてた。


12インチを入手できたのは、つい最近のこと


当時は無駄にイントロや間奏が長いだけの12インチが
横行していたけど、これは良いよとっても。

音源はYou TubeにUPされてるれど知り得る限りでは
CD化はされていないと思うんでやっぱ嬉しい。

https://www.youtube.com/watch?v=eEE-Hl80fFk

そしてPVは権利の関係かUPされていない。


まだ鬱状態だった時にようやく好きな音楽を聴くことができるようになって
文章もまた書けるようになった頃に記したのがこれ。

真冬のブリティッシュサマー~THE LOTUS EATERS「First Picture of You」

真冬の凍てついた空気が少しだけ緩んだ気がした。
ライナーにも記してある通り83年6月にリリースされたシングル
「The First Picture of You」は、
ブリティッシュサマータイムそのものなのだから。

[10/01/2007]

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この3年後に入院し、3か月後に退院。

その秋2010年10月、下北沢GARDENでライヴを観た。

まさに「永遠の青年」
ちょっと意外なステージングだったことと、
最前列だったので、途中何度も握手に応じてくれた。

のは覚えているけど
まだ退院して半年経ってなかったので細部までは記憶にない

でも
対バンのテレビジョン・パーソナリティーズがおしまくって
終わったのが10時半過ぎ。
出口で見送りのピーターとばったり。またまた握手。
こんなに律儀で礼儀正しいアーティストは初めてだ。
これもしっかり覚えてる。


それと確か

「The First Picture of You」は2度奏ったんじゃないかな

アルバム1枚しか出してない新人バンドのように


来日したのも最前列で見れたこと
握手したもらったこと
2度も聴けたこと


それだけ覚えていられれば、十分だ


バンド名は、ギリシャ神話からということだけど

ちなみに、
ヒンドゥー教の神話や聖典などにおいて、ハスは特徴的なシンボル。

仏教では泥水を吸いながら美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされ

川島海荷という人の荷という字にはハスの花の意味がある。




(不忍池のハスの花)


(検証25)The Mighty Lemon Drops / World Without End  sukekyo

2015-05-06 22:27:01 | 検証
1.タイトルについて

「完全自殺マニュアル」という本が流行った。前文で「世界にはデカイ一発はこない」とあり話題になった。
デカイ一発、すなわちノストラダムスの予言があたるような気配は無い。
当時の若者の気持ちが反映されてますね。
ただ今となると青臭くも商売くさいような。

2.アートワーク

ラフ・トレード的なモノクロジャケット。今もとってもかっこよく思えます。

3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)

はじめて聞きます。聴きやすく、すごく既視感ならぬ、「既聴感」があります。
「こうだった」と。
当時、友人が「ロッキンオン」、おれが「ミュージックマガジン」で、それぞれレビューなどから気に入った作品を買っては貸し借りしていました。圧倒的に友人が貸してくれるのが多かったのだけど、彼はシンプルでバカでストレートなパンクロックを好んだり、サイコビリーとかグラムロックのほうに傾倒しているので、こういう当時の「王道」はあまり触れてない。でも、「こうだった」と。
たぶんに、当時の「こうだった」をたくさん消化したうえで自分らの色をつけていったりつけられたりの「耳障り」と「仕上げ」を丁寧にすることを意識したバンドなのだろうなと思う。
そしてこの年齢になるとその仕上げの大切さやありがたさをとっても感じる。
最先端、荒削りなものは、耳にさわるんだ。
ネオサイケといわれても「はあ」とは思うし、その中にあってマイティレモンドロップスはどのラインにいたのかはよくわかりません。でも、今のおれの耳に非常に優しく響きますね。

4.当時のP.Vやライブ映像について

The Mighty Lemon Drops -- Inside Out - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=nos2PPHl718

5.関連商品について

わかんねえす。

(検証25)The Mighty Lemon Drops / World Without End     メリベル

2015-05-04 15:35:24 | 検証



1.タイトルについて

抽象的な大雑把な気がします。





2.アートワーク

すっきりとしたデザインで、メンバーが写っている感じが好きですね。



3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)

このアルバムのリリースされた88年当時、全く実は未聴でした。ジャケットもお目にかかった記憶がなく、そもそもマイティレモン‥は、私の中でバニーメンの二番煎じ的捉え方をしていまして、余り好んで聴かなかったのは事実です。
バニーメンはちょうどイアンの脱退等で解散の危機もあり、そちらの方に心奪われていました。
曲中の5曲目No Boundsがバニーメンの初期の曲、Pictures on my Wallに似ている部分がすごくあり、どうしてもそんな感じなので、まあバニーメンよりネオアコ色が強い感じもしますが、個性が稀薄かなぁと思えてしまいます。





4.当時のP.Vやライブ映像について
余り観たことはないですが、当時人気はあったし、TVでもP.Vを流していたことと思います。




5.関連商品について
特にないです。


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遅くなりました。
父の入院以前にマイティレモン聴いたときと今はだいぶ聴き方が変わり、心に響かず、やっぱり私にはバニーメンが一番なんだなって、そんな心境でございます。このような検証内容は初めてかもしれないけど、正直な気持ちですね。


検証25 The Mighty Lemon Drops/World Without End by.miffin

2015-05-01 21:50:05 | 検証



バニーメン・フォロワーは数あれど
ここまで「音のかたち」にだけ特化したフォロワーもそうそういない。
そこまでなら大した話題にもならずアルバム一枚で消えていく運命だったのだろうけど、良くも悪くも中途半端に生き残ってしまったのだね・・。

1.タイトルについて。
永遠に・・とかそういう意味らしいです。
2ndですでにそんなタイトルを付けてしまうところに、将来への不安が。

2.アートワークについて。
黒の縦帯に白でバンド名、タイトル、そして赤のアクセントを効かせる感じは
インディーバンドがメジャー化する過程で磨かれたセンスの良さが垣間見られます。

3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)について
1stはそれなりに聴いてはいたけど、2ndになるとリリースされても買う気にもならなかったので、友達に録音してもらったのでした。
それも数回聴いてラックの奥底においやられる有様で今回も27年ぶりの再会です。
不思議なのは聴けばどの曲もちゃんと覚えているのですよ、不思議です。
でも、これは彼らの楽曲が素晴らしいとかではなく、若い頃の記憶力スゴイ!という方向の感嘆であるのが悲しい。
しかし、今聴くと耳に心地よくラストまで気分良く聴ける。
全作よりお金も時間もかけたので、音自体に深みがあるし、曲もネオサイケのお手本のようなのばかりではあるけど、さびの部分などにはちょっぴりキラッと光るものもあり、カレッジチャートで売れたというのもよく理解出来る。
7曲目はJoy DivisionのAtmosphereにそっくりですが、原曲にある陰影が全くないのでその名の通り空気のようです。

4.P.Vや当時のライブ映像について。
The Mighty Lemon Drops ~ Inside Out


理由はなくただひたすら気持ち悪いです、このビデオ。

このバンドの一番よくわからないところは、ソングライターがギターとベースであるにもかかわらずボーカルがこのように地味であるということ。
普通なら俺たちが作った曲をカッコイイ奴に歌わせたいと思うはず。
なのに、なんなのこのにやけた感じの華のないフツメンは。
声質も歌い方も君でなくてもそこの誰かでも全然OKだろう?という個性のなさ。それでも田舎の学校ではクラスで四番目あたりでモテてた感じの自信が見え隠れするのもどうかと思う。
何か弱みでも握られていたのであろうか。

5.関連商品について。
The Mighty Lemon Drops/ My Biggest Thrill(12’)


まだデビューアルバムがリリースされる前にバニーメンフォロワーの真打ち登場のような紹介のされ方をしていて、もうこれは買うしかないでしょうと急いで買ったこの12インチ。
何かが足りないではなく、なにもかも足りなくて、ほぼ漂白されたネオサイケ節に、でもまあこの真っ青なジャケットはかっこいいよね?と己に言い聞かすしかなかったのでした。

予想に反して、その後なんと3作、合計5枚もアルバムをリリースしてしまった彼ら。
才能にあふれていても世にすら出られない
出たとしてもアルバム一枚で終わりなどどいうバンドが幾千もいることを考えれば
彼らがそれなりに活躍できたのはほとんど運だけだったような気もする。
ただし、90年代初頭の時勢には乗ることのできない、淡い運ではあったのだろうけど。