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BL・アニメ・声優さんなど気になった事をつれづれに書いていけたらなぁと思ってます

弱虫ペダル GRANDE ROAD 第10話「その先の領域」

2014-12-10 22:57:17 | 少年&青年誌原作アニメ
弱虫ペダル GRANDE ROAD 第10話「その先の領域」


「初めてのレース ひっくり返してやる!!」

待宮を通して思い出す過去の自分ーーー。



公式HPより

「ハコガクを潰す!」と、箱根学園への恨みを爆発させる待宮は、荒北へ強烈な頭突きを繰り出し暴走する。荒北はそんな待宮を、過去のやり場の無い気持ちで荒れていた自分と重ね合せ、「ソックリなんだよ、昔の俺に」と語りかける。荒北は、野球を諦め、福富に出会うまでの、過去の自分を思い出していた…。




今回は完全なる荒北回。
ラジオで前野さんがとにかくよっちんさんの演技について触れていて「すごかった」と仰ってましたが、
本当に熱演が素晴らしくて。
とどめは関智さんの演技で終わる頃にはグスグスでした。



1期で既に荒北の過去話は触れていたので、来るなら「スペアバイク?」と思ってましたらその通りでしたね。
私は全部は持っていないんですが、イベント目的で2巻までは持っていたので途中までは覚えがありました。
でも、多分、アニメの方が野球部時代のの話はかなり掘り下げてくれたんじゃないかな?






「ソックリなんだよ、昔の俺に」


こちらから見ると「どう見ても逆恨み」とも思える待宮の箱学への恨み。
(前野さんもラジオでそう言ってましたね)

しかし荒北は「かつての自分に似ている」「嫌いじゃない」と言う。






小さい頃から野球が好きで、中学時代は入部早々期待されていた荒北。
中1の時、県の新人投手賞を取り、来年への夢も膨らんでいた。
ところが、中2の時県大会直前の肘の故障

「そこはもうおまえの場所じゃねーんだよ」

治療はしたが昔のようには戻らず、仲間には「おまえの時代は終わったんだ」と言われ・・・そのままもう戻らないと野球を捨てて。
だから野球のない箱学に入学した。
なのに一向に心は埋まらなくて。
授業はボイコット。周りに当たりまくる日々。

そんな時に出会ったのが福富だった。

福富との勝負に負けた荒北

「ここから先は乗らなければわからない」

そう言われて乗ってみたけど、全然思い通りに乗れない。速くない。

「前を向いていないからだ」


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過去のしがらみも何もかも忘れろと言う福富に、反発しながらも己からリーゼントの頭を切っている自分。
口では福富を「バーカバーカ」と言いながらも、馬鹿なのは向き合えない自分だと本当は分かっていた。

「今の自分を外から見るのが恐かったんだ」




手にしたロードバイクで走る荒北
今まで感じた事がない感触。それでも湧き上がってくる「まだ出来んだろ?」という思い。
そしてそのまま自転車競技部に入部。

「だったらそこだー!!」

てっぺん=インハイを目指すと口にする。
だが、福富以外はド素人の荒北の言葉を笑うばかり。

「俺には無理?だったらひっくり返してやりますよ!!」

今まで覆らないと思っていた現実。だが、それをひっくり返された・・・福富に。
会話を聞いていた福富は楽しそうに微笑み荒北を中へと連れていく。




まず福富は一台のロードバイクを渡し3本ローラーをやれと命じる。

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そんな2人の会話を怪訝そうに見ている東堂と、楽しそうな新開
(2人共可愛いー!!)


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身体はきついけれど、心は不思議と落ち着いていた荒北。
それはまるでやっと見つけた階段に足をかけたような気分。
福富の出したオーダーもきっちりこなして見せた。
体力面は・・・気絶しちゃったりまだまだみたいですが(^^ゞ



「ハッキリ言って気に入らんのだよ」

福富が目を付けた荒北が気に入らない風の東堂。
部を乱していると。
だが新開は、荒北のバランスや持久力に着目していた。
しかし、東堂が以前過去にどんな部活をしていたかを聞いても何も話そうとしなかった事でお互い荒北の過去を知らずで。

ただ、東堂さんのスゴイとこってそれに対し苦々しい思い出があるのだろうとそれ以上追及せず気遣ってやるトコが素晴らしいんですよねー!!




「東堂がね、おめさんの事煙たがってる」

わざわざ屋上で弁当を食べている荒北に声をかける新開。

「1つだけ聞かせてくれ なぜ、自転車に乗る?」

「証明してーからだ!俺がここにいるって事を


マジでどこまでやれるのか試してみたい
でも、それがどうして自転車なのか それはたまたまだと怒鳴る荒北の返事に「わかった」と言う新開。
でも、当然わかったのは荒北じゃなく福富がどうして荒北に声をかけたのか。


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「多分、あいつは好きだよ オメさんみたいなタイプ」

えっ?新開さん福ちゃんと荒北さんの橋渡しをしようとしてた?
そうか、まだこの頃は付き合ってなかったんですね!(コラコラ)


「そういう奴は意思が強い 意思が強くなければ自転車は速くならない」

ああ、荒北さんが新開さんに惚れた瞬間?(腐っ)




ずっとローラーばかりの練習をさせていた福富が、やっと荒北を外で走らす事に。
しかし、いきなり試合ですか?!ヾ(-_-;) オイオイ...
ルールも何も知らない荒北にいち早くゴールにたどり着けばいいとか乱暴な(笑)
しかも、聞きたい事があれば自分のトコまで上がってこいとか・・・(^^ゞ

なんの実績もない荒北は当然ドンケツの方。


「とにかくこれが初めてのレース ひっくり返してやる!!」




初めて目の当たりにする速い選手達。
ペースもわからず、とにかくひたすら福富目指して漕ぐ荒北。

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「上等だ!やろうじゃねーか!」

その思いだけでやっとこさ福富と新開に追い付いた荒北。
しかし、その頃には何を聞こうとしていたかは忘れて・・・(^^ゞ
何を聞きたいんだと聞かれたら気が抜けたのか?そこで倒れちゃって・・・

「やるねぇ、彼 まだ伸びるねぇ、あれは」
「ああ 次の試合では化けるかもしれないな」

結局、初めてのレースはリタイアで。それでも倒れてる自分の横を走り抜けていく音で「かなりの人数を抜いてきたんだな」と感じた自分。
それによって、また一歩階段を昇れた気がした。



それからも地道に福富のオーダーをこなす。
だが、たった1人の勝者になれるのか?という福富の問いに「なる」と断言した荒北に対し、先輩?が笑い飛ばす。
そして福富に何位狙いか?と訊ねてくる。

「2位です」


その答えを先輩は自分が1位で福富は2位と思った。
そして荒北もそういう意味で答えたのだと思い憤った。
だが違ったのだ。

勝つと答えた荒北の言葉に本物を見たと前置きしてこう言う。おまえは勝てないと。

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「俺のアシスト無しには」

福富の2位とは、1位は荒北で自分は荒北のアシストをするから2位だという意味だったのだ。
その言葉に心臓が大きく跳ねる荒北

「1つだけ注文しておく。その『絶対に勝つ』というモチベーション、レースまで絶対に落とすな」



そしてその真鶴のレース当日
福富のアシストで走る事になった荒北
「ここ」というところでレースにならないと福富のロードバイクに乗せられて

「連れていく気か?俺をゴールに」

そんな荒北に福富は声をかける

「このレース勝ちが欲しければ、絶対に俺の後ろを離れるな!!」

命がけで離れねぇ!と叫ぶと、それこそ必死に福富の後ろに張り付いて走る荒北。

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福富のペースは速いけれど、現実は変わらない だから自分の力で変えるのだと必死に。
心の中では罵りながら、それでも現実をひっくり返せる力を見せつけた。
ひねくれた自分に自転車を与えてくれた
しがらみを捨て前を向けと言い、全ての力を使って進もうとしなきゃ速くならないと教えてくれた

鉄仮面・福富



「ゴールスプリントだ、行け!!」


福富の声と背を押してくれた手 同時に飛び出し速度を上げていく。
言葉通り、荒北に優勝をくれた

悔しいけれど、この勝利は鉄仮面がくれたもの
親しみを込めてこう呼ぼう

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「福ちゃん」

決して簡単じゃなかった初勝利だった




今の変わらず前だけを見て全力で走っている荒北。
もし待宮も同じように前だけを見て全力で走っていたら

「俺達箱学を脅かすくらいのタマになってたかもな」


そう言うとさらに加速を始める。
ここかは「あの時ああしておけばよかった」とかいろんな思いに濁らせててはいけない領域。
「あいつに勝ちたい」「速くなりたい」のような純粋な気持ちでなくては。

そんな荒北に一瞬見惚れた?
そんな思いが頭を掠った待宮だったが、すぐに猛追を開始する。

「絶対に勝つんじゃ!俺が、箱学に!!」

必死に3位に食い込んだ前回。 励まし合って全員揃って臨んだ3日目。
無駄には出来ない!待宮の目には涙が。
だが、そんな待宮に後ろを振り返った荒北が何か話しかけている 遠くて声は聞こえない だけど



「レース終わったら一緒に飲もうぜ、ベプシ 奢ってやるよ」


強ぇーよ、おまえと言うとまた前を向いて漕ぎ出した荒北。
何を自分に言ったか理解すると同時に、既に旗3本分開けられた事実を知った待宮はスッパリと負けを認める。

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「わしらはここでふるい落された」

今持つ全ての力を出し切って負けたのだと。
闘争心を裏で支えるモノの違いと 本当に潔く認める。その目から涙が流れる。

そんな待宮を見つめる井尾谷

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彼は知っていた インハイに集中するためカナちゃんと別れた事を。チームを1つにまとめてきた事も。

誰より一番悔しい事も

「荒北、悪いのぉ 奢ってくれや、ベプシ」







Cパート

ibitani5

イビちゃん、どんだけ宮が好き?もう結婚してしまえ!(〃∇〃) てれっ☆



提供バック

真実はいつもひとぉーつ!ですか?(笑)
汗を全て血にしちゃダメでしょ (≧m≦) ぶっ!しかし、そうなると犯人はスタートの合図をした人?(コラコラ)





もう、本当に全て荒北が掻っ攫っていった30分でした。
吉野さんの熱演が素晴らしかったですね。
そしてラスト、それを受けた関智さんの演技が素晴らしい。
途中まではゲスっぽく見えた待宮や井尾谷らが決して悪い奴じゃないのもすごくよくて。
どれだけ待宮中心に呉南がまとまっていたのか感じました。

待宮だって思いは荒北と変わらない筈なのに、どこに不純物を入れてしまったのか?
気持ち的にはこの2人の熱い戦いをもっと見たかった気もしました。

さて、呉南を振り払いトップ集団に向けて走る協調組は?
呉南と協調を約束していた京伏とかまだまだこれからの展開が気になりますね。









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