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BL・アニメ・声優さんなど気になった事をつれづれに書いていけたらなぁと思ってます

デス・パレード 第3話 「ローリング・バラード」

2015-01-26 23:59:04 | アニメ(原作:小説&ゲーム&その他)
デス・パレード 第3話 「ローリング・バラード」


「でもさ、だから面白いんでしょ」

今度のクィーンズ・デキムにやってきた2人は・・・?


公式HPより

大学生の三浦しげるが目を覚ますと、目の前には見知らぬバーテンダーが。バーテンダーから命がけのゲームをするよう告げられたしげるだったが、対戦相手だという美しい女性に一目ぼれしてしまう。自分の名前すら思い出せないという彼女から記憶を取り戻す為にゲームをしたいと言われたしげるは、その頼みを承諾し、二人はボウリングで対決することに――。





今回のゲスト声優は間島さんとM.A.Oさん
今度の客人達が行くのは再生か?それとも虚無か?





またねー!と笑顔で母親と去っていく1人の少女。
そして見送る1人の少年そしてその隣にはもう1つ影が・・・



「お客様・・・」

デキムに起こされて目覚めた一組の男女。
しかし、お互いに面識はなさそうで。



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「ひとぉーつ!」

すっかり、デキムと共にここで働くのも慣れたみたいで。


毎度のお約束事を滞りなく進めると、当然ながら出られない事を確認する2人。
しかし、大学生の青年の方は一応大学からの帰りのバスの中にいたところまでは覚えていたモノの、女性の方は自分の名前から思い出せないと言いだした。

まるで自分が自分じゃないような感覚・・・
これこそ、彼女にとって重要な事だったんですよね。



大学生の名は三浦しげる

「ゲーム後はお名前は思い出せると思います」

デキムの言葉に自分を思い出せるならやってみたいと言い出した女性。
女性にどうやら一目惚れしてしまったらしい大学生は、協力するという事でゲームを始める事となった。

今回のゲームは ボーリング

違うと言えば1回のフレームで投げるのは一投だけ。
そしてボールの中に相手の心臓を模したモノが埋め込まれているという点。

穴に指を入れるとその心臓が動く。
その心臓と本人の脈が連動してあったのだ。
そして内部の温度は体温と同じ。
そしてルールなのでこのボールしか使えないとわかると、まずはしげるが開始する。
しかし、少し早い鼓動に彼女の緊張を感じ取ったり、また感じる温度が彼女の体温なのだと思うとしげるの顔は真っ赤に。

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ピンを倒すと、テーブルの上にある機械にピンの数が表示される。

今度は彼女の番。
自分の気持ちが伝わらないよう努力するしげる。
でも、なかなか静まらない鼓動を感じ取る女性。

それにしても慣れた感じでボールを投げる彼女。
それを「あれ?」と感じる彼女。
一方しげるも、彼女が髪をかき上げた時に昔見たような不思議な気持ちに。

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「昔一緒に遊んでたあの子、なんて名前だっけ?」

でも、顔も名前も思い出せず・・・。


とにかく黒髪の女が口にしてしまうほど和やかな2人の雰囲気。

「ずいぶん慣れてきましたね」
「そりゃ、どーも」



命を賭けたゲームなんて忘れてしまう まるでデートのような2人。

「あの、こんな時にごめんなさい!賭け、しませんか?」

デートして欲しいと。
彼女もまんざらじゃない表情。

「だって死んでるのに可哀相じゃん」

確かに!



突然の事にドキドキする女性。でも、しげるもドキドキしているとボールの中の心臓でわかった彼女は恥ずかしくなりながらも懐かしい気持ちにさせられる。

ところがそう思いながらボールを投げようとした時、突然、ボーリング場と、友達らしき青年達としげるがそのボーリング場に来ていた記憶が蘇った。
そして自分はそこで働いていて。

「何か思い出しかけた?三浦さん、どこかで会った事あるような?」

でも、どうしても思い出せない。
しかし、少しずつ記憶の断片が。そしてそれはしげるの記憶とダブっていく。

「しげるくーん!また遊ぼうね」

「またねー、ちさとちゃーん!!」


しげると同じシーン(女の子)が出てくる。


「思い出した!私、ちさと!みやざきちさと!!」

舞ちゃんと3人で遊んでいたちさとだと 名前を思い出した彼女。
ようやく2人の記憶が重なっただけでなく、懐かしい再会に嬉しそうな2人。しかし、

「そうきましたか・・」

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そう呟いたデキムが黒髪の女に何事か囁く。それを聞いて思わず大きな声を上げる女。

「お2人がイイ結末を迎えるとは限りません」



やっと相手が何者かわかった2人。
ガターを出すと言ったちさと。という事はデートにOKをくれたと同じ。
それでもストライクでガツンと勝ちたい!そう思って投げた一球・・・
その時、しげるは友達とボーリング場に行った時の事を思い出す。

「ここにスゲェ可愛い子が働いてるんだよ!」

それこそ目の前にいるちさとの事。

「あの子って確か・・・」
「だよな~」

友人2人がしげるに耳打ちする。それを聞いてハッとしたような表情になるしげる。
そしてバスの中、前に座っているちさとに近寄っていき何か喋り始めた次の瞬間・・・!
全てを思い出したしげる。
それでもちさとには何も話さず。


次はちさとの最後のフレーム。
ボールの中のしげるの心臓が早くなっているのに気付きながら、とにかく投げる。
予定通りガター。
だが、次の瞬間思い出す手術室。そして窓に映る自分の顔を撫でている自分。
近寄ってくるしげる

「ちさとちゃん、行っちゃったね」

子供の時のしげるがそう呟く

「でも、舞はどこにも行かないから」

その言葉に大きく頷いたしげる
そして目の前には大学生になったしげる。
だが、何か話しかけてきてくれた次の瞬間・・・!!



彼女もまた全てを思い出した。

「私・・・違う・・・」


しげるの勝利でゲームは終わった。

「僕達はもう死んでるんですね?」

しげるの問いに肯定で答えるデキム。
そしてここからの説明をしようとしたデキムだったが、しげるが全て思い出したからとそれを止める。

「僕とデートする時間を貰えませんか?」

何か言いかけたちさとの言葉を遮りそう頼むしげる。
もう死んでしまったけど、やっときちんと話せたから。生前は話せなかったからと。
涙をためながらそれでも微笑むしげるに、やはり涙を流しながら驚いた表情のちさと。
時間ぎりぎりまで一緒にいたい。

「僕と今すぐ付き合って下さい!」

しげるの言葉に嬉しそうな表情になった彼女だったが

「でも、私・・・」
「わかってる!」

全てわかってると微笑むしげるにポロポロと涙を流す彼女。

「しげる君、ありがとう こんな私でよければお願いします」

そう言って手を差し出した。その手を取るしげる。
そして2人はデキム達にむかってデートの時間を貰えるか?と頼む。

「かしこまりました。5分ほどでよろしいでしょうか?」

短っ!Σ( ̄ロ ̄lll)

しかし、これでも譲歩だと言うデキム

「時間ギリギリまで楽しんで下さいませ」

たった5分だけど濃密なデートを楽しむ2人。





そしてエレベーターの前で別れるギリギリまで手をつないでいた。

「楽しかった」
「しげる君、ありがとう」

やっと通じあった時間を楽しみ、逆に死んだ事で自分の気持ちを相手に伝えられた事で満ち足りていて、そして笑顔で別れた。


「彼女はちさと様ではなく別人です」

手術した事すら忘れているので勘違いしている・・・とあの時女にデキムは耳打ちしたのだった。
デキムと女の見送られてしまっていくエレベーターの扉。
すると彼女の顔半分が変化していく。

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「昔からずっと好きな人がいるんです」

整形の医師に手術を頼んでいる彼女。
好きな相手こそ「しげる」で、ちさとが母と共に去っていった時、しげるのすぐ横にいたのが彼女だった。
しかし、約束通り傍にはいたけれどしげるの視界に入れない自分を変えようと整形手術をしたのだった。

「これからは諦めたくないんです」

私の人生はまだまだ続くから・・・


そしてしげるもまたボーリング場で友人に目をつけてる女の子が幼馴染の舞だと知らされビックリした事を思い出していた。

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「ずっと一緒にいよう♪舞ね、しげる君の事がだーい好き!!」







それぞれに乗ったエレベーター行先は・・・2人共『再生』だった。


エンディング・・・
1つのカクテルに2本ストローをさして飲んだり、クィーン・デキム内のあちこちを見て回って、ボートに乗って。

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「人生というのは本当に不思議です
それぞれの人生は全く別々の物語を紡ぎながら複雑に絡んでいきます。そして結末は誰にもわからない」

「そうね、死ぬまでわからない  ううん、死んでもわかってないのかも
でもさ、だから面白いんでしょ」








しげる君からすると、幼い頃から自分を好きだと言ってくれた女の子に死んでからだったけどちゃんと応える事が出来た喜びだったんでしょうか?
そして当然、舞の方はやっと好きな男の子に振り返ってもらえただけでなく、短くてもデート出来た喜びでしょうか?
しげるの扉が閉まる瞬間は「ごめんな」という感じに見え、舞の表情は「幸せ」という感じで。

前回の夫婦と違い、今回は双方悪い点が無いから当然ですが、今度は生まれ変わってから死後ではなく生きている時に付き合って結婚して幸せな日々を送って欲しいと祈らずにはいられない内容でした。

結末はもしかしたら死んで尚わからないという会話がありましたが、それからすると、結末か否かは別として忘れたままでいたら心残りだっただろうしげると、彼に振り返ってもらえないままだったかもしれない舞の2人は確かに死後だろうとたった5分だろうと心残りを残さず再生へと別れていけたのは幸せだったかもしれませんね。
ちょっとロマンチストな心境になってしまいました。









 Flyers [ BRADIO ]


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