

2011年2月20日、ニュージーランド南島の南西沖にあるスチュアート島で、ハイキングに訪れた人々が浜辺に打ち上げられた107頭のゴンドウクジラを発見し通報したという報道がありました。
同省はすぐに救出にかかり、その際、48頭はまだ生きていたのですが、救出には10~12時間もの時間がかかることや、高温・乾燥の気候の影響、暴風雨の接近、救出にあたる職員やボランティアの安全が確保できないなどの事情が重なり、やむなくクジラを安楽死をさたという話しがありました。
そして、2日後の2011年2月22日、今度は南島の最大都市クライストチャーチをM6.3の強い地震が襲いました。
この地震によってクライストチャーチに存在した歴史的建造物の多くが倒壊するなど、大きな被害が出ましたが、クライストチャーチ市内の語学学校に通っていた日本からの語学留学生28人も学校の建物倒壊に巻き込まれ亡くなられました。

2011年3月4日には茨城県鹿嶋市の海岸に52頭のカズハゴンドウイルカが打ち上げられているのが発見され、茨城県大洗水族館や市職員、地元サーファーらの懸命の救出作業によって22頭が海へ戻されたそうです。
その後、2011年3月11日14時46分18秒
東北三陸沖(深さ約24km(暫定値))を震源としたM9.0という規模の地震が発生した。
この地震は日本国内観測史上最大、1900年以降、世界でも4番目に規模の大きな発生でした。
また、この地震によって発生した大規模な津波は東北~関東太平洋側までの広い範囲で甚大な被害を及ぼしました。

2011年3月26日、午前8時半頃、神奈川県小田原市東町・酒匂川河口の相模湾の波打ち際でコマッコウが打ち上げられて死んでいるのを近所の男性が見つけ、警察に通報した。
そして、昨日7日の深夜地殻に東関東大震災の余震と見られるM7・4の地震が発生しています。
昨晩の地震について規模は想定地震とほぼ同じだったが、最も大きくずれ動いたのは深さ60キロ付近だったという報告がある。
その為、気象庁は「プレート境界ではなく、沈み込む太平洋プレート内で起きた」との見方を強め、予想された津波も起こらなかったことから宮城県沖地震とは違うという指摘もあります。
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これら座礁報告は単体の場合も、まとまった頭数の場合もありますが、最近はまとまった頭数での座礁報道が結構目に付くようになりました。
座礁の要因として台風などにより急な潮流の変化に対応できなかったという説、船舶や潜水艦など人工的に使われるソナーなどの振動波により、方向感覚に異常を来し、誤って浅瀬に入り込んだ・・・など、いろいろな説があります。
しかしながら、昨今ではクジラ(イルカ)類の座礁報告の後で、地震の発生が確認されるなど、海中での地殻変動により何らかの振動波が彼らの方向感覚を狂わせると考える研究者も多くなっているようです。