本日、gooブログから、
「1年前に書いた記事の感想を書いてみませんか?」
というメールが届きました。
1年前の記事↓
ご指摘のように世界が広がるのか考えてみた9月中旬から気が向かなくてブログの更新も休んでましたが、下旬、Unknown氏による、オッサンが歩きながら吐く痰のような、もしくはオバサンがヒステリー起こしたときのようなコメントを...
この記事を書いたきっかけは、下記の記事に寄せられた、
私の人格を否定するコメントが寄せられた事からでした。
マジですか? 福島への復興バスツアー
当時、原発に否定的な意見には、
精神的にダメージを与えるコメントが入る、
しかもそれは組織的に行われている、ということが、
ネット上で話題になっていました。
こんな所にまで来たのかという思いと、
それこそ、必死だな、という感じ。
国会事故調から報告があがっても、
いまだに原発事故の責任の所在をはっきりとさせず、
避難生活を続けている方々がいることも、
忘れてませんよ的に報じる程度になりました。
良くも悪くも「すぐに忘れる」ということは、
日本人の特徴じゃないかと私は思うんですが、
政府にとってこれほど都合の良い事は無いでしょう。
責任を負うべき立場の人たちは、
なるべく事実を薄めようとしているように思います。
未来の日本に起きるかもしれないこと、
未来の福島に起きるかもしれないこと、
その全てに自分は責任を負うことはないのだと、
わかっているからこそのように思えてなりません。
福島から出ることのできない人達の中には、
子供を守る為に福島から出た人達に、
福島を捨てたと冷ややかな視線と、言葉のつぶてを投げる人達がいます。
自宅用に作った作物を食べる食べないで、
母親と娘、あるいは姑と子供を持つ若い母親は、
言い争ったり、ギクシャクしたり。
何も無かった、何も起きなかった。
原発事故関連の話題はタブーとなりました。
日本史における五人組のような村社会の闇です。
偶然にも今週末、福島へ行くことになりました。
親戚には空間線量がまだ高い郡山に、
乳児をかかえる家族もいるので、
本当に心配なのですが、父親の仕事の問題があり、
かといって母子だけで避難するのも迷うところらしく、
こちらでは0.23µSv/h超で除染になるというのに、
0.5µSv/h以上でも普通に暮らしています。
こうなるともう、
本から得た知識を披瀝するのは酷でしかありません。
福島で生きていく、という苦渋の決断をしたのに、
今さら揺るがしても苦しめるだけだからです。
「ただちに健康に影響が出るものではない」
必ず「ただちに」と言っていたのは、
後に健康に影響が出るかもしれないことの証左。
これを言い続けた政府には心から怒りを感じています。
同時に、そんなに神経質にならなくても、と主張した人達、
のんきに復興支援だと、バスツアーなんかを企画し、
安全アピールに手を貸した人達へも、
怒りの気持ちでいっぱいです。
心優しい人たちは、さぞ気持ちよかったことでしょう。
そんな人達のおかげで私達の負担は多少増えずに済んだでしょうが、
その安全アピールのおかげもあってか避難への補償はありません。
善行は自分の為だと自覚してもらいたいのですが、
そんなことには考えが及ばないのが心優しき人達なのでしょう。
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