時の栞

何を見て、何を思い、どう表現したのか。
私の欠片であるコトバで綴った、私自身の栞です。

首切り山から長福寺へ@船橋市八木が谷

2013-09-12 14:20:43 | ナニゲな日々

一度は行ってみたいと思ってた船橋の心霊スポット、

八木が谷の首切り山へ行ってきました。

 

画像は入口から奥を見たところ。

この一帯からは人骨がいっぱい出てることもあって、

処刑場だったとか言われ、おどろおどろした名前で、

心霊スポットになってるんですが、

実際は鎌倉・室町時代の頃の墓所だったようです。

とはいえ、やっぱブルッちゃって、

この木立の中では撮れませんでした

 

4m幅の道を進むと、ここで処刑?みたいな、

不自然な広場があるので、

入口から入ってここに置いてあるものを持って来る!みたいな、

夜中の度胸試しとかにピッタリかも

でも、歩きながら後ろを振り向くことは出来なかったです。

 

ずんずん奥へ進むと、明るい光がさす道が見えました。

ちょっとホッとしましたが、ここで油断すると、

とり憑かれちゃうんだよ、って思い、

気を引き締めてから首切り山を脱出しました。

 

出た道の先には、八木が谷城址に長福寺があるので、

そこまで行って見ることにしました。

 

通り沿いに少し大きめの駐車場です

長福寺はどこに?と見回すと、

反対側の奥のほうに赤いものが見えます。

たぶん、あそこ。

 

到着です。

ん?鳥居?

あとで行ってみよう。

中央の赤い小堂には石で出来た弘法大師像があり、

吉橋大師講の48番札所です。

この右手が天台宗 長福寺。

本堂の並びにあるイチョウの木がすごく立派

木の右奥にある竹ボウキの大きさと比較すると、

大きさがわかるかも?

この裏側は墓苑です。

 

長福寺境内にも吉橋大師講54番札所が。

この札所の横から長福寺の門前で見た参道へ抜けられました。

 

抜けた右手の石段を登ったところに社が見えたので登ってみました。

 

ここは王子神社らしい。

 

木に囲まれて守られてるみたいです。

 

それにしても形の良い、立派な木です。

木が大きく太いので後ろの狛犬が小さく見えます。

 

船橋市が美観上重要だということで指定した木でした。

 

う、社の画像忘れました

ということで、参道に戻りました。

階段の下から鳥居までは20mくらい。

その間にいろいろ石碑があるのが見えます。

これは何だろうと登ってみたら、浅間神社。

昔はここから富士山が見えたのかもしれません。

 

行ってる時は気がつかなかったけど、

よく見ると、月山と言う文字の両脇に、

羽黒山、湯殿山とあるので、出羽三山の石碑のようです。

浅間神社といい、この石碑といい、

このあたりは山岳信仰の集落だったんでしょうかねー。

 

この並びにも石碑があったし、

王子神社の社があるところも狭く、半分は木の根っこで、

なんとなく長居したくない気配が漂ってたので、

よく見てこなかったんですが、

もしかしたら、階段下とか、塚?の周りには、

色んな石塔や石碑があるかもしれないです。

よく見てくれば、庚申塚もしくは庚申塔や

青面金剛像なんかもあったかもなー。

庚申講、どうしてそんなに広範囲にわたってるのか、

気になるところです。



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんと! (kouhei)
2013-09-13 00:07:37
一昨日の晩にお寺とその周辺の写真を撮ったのですが、同じ名前のお寺です。

>庚申講、どうしてそんなに広範囲にわたってるのか
庚申様は確か、農業の神様じゃなかったかな。
なので(代替わりして廃業したところも含め)農家さんがいるところにはほとんどあるのでは。
先述のお寺の隣にある神社で、今でも毎月庚申講の集まりがあります。
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re:なんと! (凛ママ)
2013-09-13 00:54:46
kouheiさん、どうもです^^

>同じ名前のお寺です。
あ、そういえば夏見に長福寺、ありましたね。
あの、狭っちい坂を上がる途中。そこは曹洞宗でしたか。

>>庚申講、どうしてそんなに広範囲にわたってるのか
>庚申様は確か、農業の神様じゃなかったかな。
なるほど。
だから船橋でもあちこちで庚申塔やら、青面金剛像やらを見るんですね。
あと、なぜかわからないけど、日光のみたいな三猿の石柱というか、石碑もありますね。

>今でも毎月庚申講の集まりがあります
わぁ、ビックリ。やっぱり夜通しの交歓会なんでしょうか。
いや、私が知らないだけで、今もそこらじゅうで庚申講はやってるのかも?
なんかタイムスリップするような感覚です。
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庚申講 (kouhei)
2013-09-13 16:04:35
そういえば他(昔からの村落)ではどうなってるのか、やってるに決まってると思ってたので、今まで聞きもしなかったですが(笑)、来月に祭礼があるのでその時にでも聞いてみます。

>夜通しの交歓会
これは、自分はちょっと別な意味にとってしまったのですが(笑)、大正時代以前の昔、年長者が若者というか今でいえば子供(12才程度~、当時は半分大人の扱い)に性の手ほどきをする場所として神社が使われることがありましたね。
しかしそれは庚申講とは関係ないと思います(^_^;)
現在は月イチで、昼過ぎから数時間、農家のおやじさんたちが集まって農業関係の決め事やら世間話やらをしております。
その時にお供え物(お酒)をしますが、昔からの農家が多いところでは、もう少し時間をかけて、宗教的なこともするかもしれません。
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re:庚申講 (凛ママ)
2013-09-13 18:44:55
kouheiさん、どうもです^^

>やってるに決まってると思ってた
興味深く読ませていただきました。
今でもやってるなんて考えもしてなかったです。
昔のこと(といっても戦前くらいまで?)だと思ってました。
そうですか、今もですか。
なんか、新鮮な驚きです。

>別な意味
神社がそういう場所、というのも初めて聞きました。
でも、子宝が授かる神社とかあるし、リアルな像があって、それに乗るとか、祭神にしたりとか、よく考えたら性がらみのって、けっこうありますけど、庚申講とは関係ないかなって私も思います^^

>現在は月イチで~
自治会の役員会みたいなものかなーって想像してます。
こういうことと、まったく関わりが無く生きてきたから、パラレルワールドみたいな感覚というか。
kouheiさんから、今もやってると聞かなかったら、ずっと知らなかったと思います。
いろいろ教えていただき、ありがとうございます。
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参考までに (たろー)
2017-02-01 11:38:29
八木中方面から長福寺方面に向かい、遊歩道入口からチョイ先に「聖徳太子」の文字が刻んである石碑もありますよ。
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