
サッポロビールの新しい製品です。
発泡酒がビールよりも酒税が安い事で価格を下げれたのと同じ理屈で、この製品は麦芽も麦も使ってないために発泡酒ですらありません。
いわゆる「雑酒」扱いです。(酒税法上の正確な表記は「その他の雑酒2」です。)
そのために、酒税の負担率が少なくなって、お値段も安い、とのことです。
飲み口は、スッキリ、というかさっぱりしています。
これもまた、グイグイ飲めますな。でも、きっちり酔います(笑)。
でも、これだけ飲み口がさっぱりしているって事は、合わせる食事がよっぽどこってりしているか、何も食べずに飲むか、のどちらかなんだろうなあ、と思ってみたり。
私は基本的に缶のまま飲まずに、グラスに移して飲むのですが、そうすると個性?のある香りが若干気になったりもします。
ま、今の若い人たちの様に缶のままグビグビ飲めれば気にならないのでしょうね。
ていうか、缶のまま飲めない私は「おっちゃん」なんだろうか(笑)。
世界史的に、いつの時代もお酒は税金がかかり、税負担を軽くするために人々は知恵を絞り、様々なお酒を生み出して来ました。そして、様々なお酒が消えてなくなりました。
こういう動きがエスカレートして、発泡酒や雑酒がどんどん主流になって行くと、ビールを醸造する人たちの多くが発泡酒やこの「ドラフトワン」の工場に回されてしまって、ビールを造る人がいなくなってしまうんじゃないかなあ、と思ってみたり。
日本の人口も先細りで減って行くだけだし、しかも、若い人たちの殆どがビールを飲まずに、発泡酒やリキュール類を好んで飲むし。
日本から美味しいビールがなくなるのかなあ、などと、まぁ、いらん心配なんですけれども(笑)。
「おっちゃんたちの若い頃には『ビール』って飲み物があってなぁ・・・」と、若い人たちに話す時が来るのかなあ。
原材料:ホップ・糖類・エンドウたんぱく・カラメル色素
アルコール分:約5%

K社の営業マンが自社商品と見間違えた事実があっても、デザインの件に関しましては、ココでは何も言いますまい(笑)。
この「オフタイム」は、苦味成分を40%抑えた発泡酒だそうですが、これがまた本当に苦くない(笑)。
困っちゃうぐらいに、スイスイ飲めます。そして、いっちょまえに酔います(笑)。
苦いお酒が苦手なお子様でも飲めそうなんですが、お酒はハタチになってから、なんですよね(汗)。
子供でも飲めるようなお酒を作るのも、いかがなものかとは思いますが(笑)。
確かに「飲みやすい=美味しい」と表現する現代の若者達には、ウケるだろうなあ、とは思います。
以前、カンテ・グランデの神原さんと話している時に「味覚の幼稚化」という話が出たのですが、こういう味覚を味わうたびに、その会話を思い出しますが、その話はまた後日。
でも、それってアサヒビールの「QUALITY&CHALLENGE」っていうのに半分矛盾している気もしますが。
って、このキャッチフレーズが書かれている、手許のアサヒビールの製品カタログは1994年のもので、そのカタログに写っている生ビールのキャンペーガールは藤原紀香サンでした(笑)。
トップメーカー様におなり遊ばした現在では、もう「QUALITY&CHALLENGE」なんて言ってられないのかも知れないですね。ま、「時代と寝る」のか「時代を作る」のか、の違いだと(笑)。
並行して「本生アクアブルー」も飲んでみましたが、確かに、あの青い缶のウラに書かれているような「スムースな飲み口」でさえ苦く感じます。
言い換えると、「本生オフタイム」は、その緑の缶のウラに書かれているように「おいしいビターオフ」なのでしょうけれど(笑)。
ん~、「ビターオフ」ねぇ・・・(笑)
原材料:麦芽・ホップ・大麦・大麦エキス・コーン・スターチ
麦芽使用率:25%未満
アルコール分:約4.5%
栄養成分表示(100ml当たり)
エネルギー:36kcal
タンパク質:0.1~0.2g
脂 質:0g
糖 質:2.6g 食物繊維:0g
ナトリウム:0mg
糖 類:0~0.8g