今年の春頃から、図書館で本を借り始めています。
映画化された事もあり、一度読んでおこうと思い、梅雨前ぐらいに予約していたのですが、ようやく順番が回って来たので読んでみました。
最近の所謂「ミステリー」とジャンル分けされる作品を読むのは、生まれて初めてかも知れません。
ビートルズの「ゴールデンスランバー」と大学時代のサークル仲間4名、花火、思い出、それらがパズルのピースのように無駄なくリンクしている緻密な小説でした。
情景の描写などよりも、登場人物達の会話や気持ちや表情の描写がテンポ良く描かれ、まるで映画のカットのようにそれぞれのシーンが頭に浮かんで来るのは、最近の流行りなのでしょうか。
昨今の社会情勢と相まって、エンディングは少々薄ら寒い気がしないでもなかったのですが、楽しく読めました。
(本日読了)
<iframe marginheight="0" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=aaaceaee-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=4104596035" frameborder="0" marginwidth="0" scrolling="no" style="WIDTH: 120px; HEIGHT: 240px"> </iframe>
映画化される、と何かの記事で作品の内容を読んで、桐野夏生という作家も詳しく知らないのについつい買ってしまいました。
知っているのは、主演の木村多江さんだけでした。どんだけミーハーなんだ、私。
そういえば、と本を手にした瞬間に、以前「ちちんぷいぷい」というテレビ番組で、MBSアナウンサーの西靖さんが自分が読んだ本の紹介のコーナーで、この本を紹介していたのを思い出しました。
今ひとつ終わり方がスッキリしないのが気にはなりますが、登場人物が皆それぞれに、人間の「負の部分」が強調されているので(東京島、という環境がそうさせているのでしょう)、そういう終わり方が「素直」な終わり方なのかも知れません。
主人公の女性の、正直すぎる「性(さが)」は、物語の最後には「女性」という範疇を越えて、人間の「業(ごう)」の深さを映し出しているように思えます。
んー、あっという間に読み終えたのは、物語に引き込まれたからかしら?
<iframe marginheight="0" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=aaaceaee-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=4101306362" frameborder="0" marginwidth="0" scrolling="no" style="WIDTH: 120px; HEIGHT: 240px"> </iframe>
去年の6月にBOOK1とBOOK2が出た時のように、BOOK3の発売が話題になっていなかったのは、熱し易く冷め易いこの国の人達のお人柄が影響しているのでしょうか?それとも私がそういった情報を掴めていなかったのでしょうか?
というわけで、個人的には降って沸いたような感じで手にした「1Q84 BOOK3」でした。
読むスピードが早くない私ですが、BOOK3も一気に読んでしまいました。
読み易い、とかではなく、引き込まれて行く感じと文章が頭の中でイメージしやすいのでついつい、本を閉じるのが惜しい、そんな感じで読んでいました。
最後まできちんと「村上春樹」でした。
きっと今度はBOOK1から3まで通して読んでしまうんだろうなぁ。
<iframe marginheight="0" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=aaaceaee-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=4103534257" frameborder="0" marginwidth="0" scrolling="no" style="WIDTH: 120px; HEIGHT: 240px"> </iframe>
オリンパスのカメラは、ニコンやキャノン程メジャーでないのは百も承知なのですが、それにしてもE-520のハウツー本が中々ないのです。
結局この一冊だけがamazonの検索で引っかかって来たので、買ってみました。
アメリカを旅行する設定で、様々な風景をE-520と、色々なレンズを用いて撮影し、それぞれの画像で用いられているカメラの機能やテクニックを紹介しています。
読んでいると「レンズが欲しい」という悪魔のような物欲が湧いてきますが、まだしばらくは標準のレンズで練習が続きそうです。
それにしても撮れば撮る程、読めば読む程、奥が深いなぁ、と感じます。
ていうか、使いこなせるようになるのだろうか?(大汗)
先日、Amazonで注文していた本が届きました。
2年前の本(2006年11月発行)で増刷されなかった為、ユーズドで手に入れるしかなかったのですが、コンディションの良いものを手に入れようと思ったら若干ですが、定価より高くなってしまいました(汗)。
でもまぁ、もう買えないかも知れない、と思っていたので手に入れる事が出来て良かった、と思っています。
ワインや日本酒のムック本はかなり出版されていますが、ウイスキーの本は少ない気がします。このように全頁カラーで写真もふんだんに使って、となると中々出版されないと思います。国内にウイスキーの蒸留所が少ないのと、輸入酒のデータ(発売元)やラベルのデザインなどがどんどん変わっていくからでしょうか。
余談ですが、イギリスやスコットランドの蔵元は小資本経営が多いので、大きな会社があっという間にそういった蔵元を買い取ったりします。更に近年ではM&Aなどで、その親会社が買収され、気がつけば今までライバルだった蔵元が何故か、孫会社になってたりするそうです。
この本の中身ですが、著名人へのインタビューは定番として、ウイスキーの製造や歴史、そしてテイスティングについて、など。そして世界の有名な蒸留所や国内の蒸留所についてのガイド、そして色んな薀蓄話(うんちくばなし)が載っていて、ウイスキーに興味のある人にとっては、実に興味深い一冊です。あとは、全国のバーの案内ガイドなども掲載されているので、私もそれを参考に一度、それらのバーに足を運んでみたいと思います。
あー、今晩はこの本を読みながら、飲みたくなって来たなぁ。