酒に酔って文章を書くもんじゃないと前回の記事を読んで痛切に感じながら、今回は素面でこの文章を書いています(大汗)。
いつの世も、パイの多いところをターゲットにして仕事をするのが常であります。
さて、巷では「勝ち組」「負け組」などという表現が「チョベリバ」「チョベリグ」並みに使われなくなった今日この頃ですが、それよりもいつの間にか「貧困」いう言葉が頻繁に使われ始めている事にふと気がついたりします。更に気がつけば「富裕層」「貧困層」なんて階層まで出来ていたりして、驚く事しきりです。
つまりこの本のタイトルのようなビジネスが成り立つとするのなら、それはまさに「貧困層」が増えている、という事なのだと思います。
この筆者は最近メディアによく出て来るようになり、その口調や見た目等に注目が集まっています。得てして今日のメディアは非常にヒステリックに、何かをデフォルメして電波に乗せたがるきらいがありますが、筆者はこと文章においては無駄な装飾や「何かを狙った」ような言い回しがなく、非常に(「イージー」という意味ではなく)わかりやすい文章を書いていると思います。
景気の悪化により風俗や飲食の店に落ちるお金が減る事によって、「お金の動き」がどのような負のスパイラルを描くのか、具体的な数値を提示しての解説はまさに「風が吹けば桶屋が儲かる」的な論理展開になっていて、実に面白く読めました。
(本日読了)
<iframe marginheight="0" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=aaaceaee-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&asins=4344981073" frameborder="0" marginwidth="0" scrolling="no" style="WIDTH: 120px; HEIGHT: 240px"> </iframe>