■楽しい我が家 [ 즐거운 나의 집 ]
■原題:楽しい我が家
■MBC 2010.10.27~12.23 (全16話)
■水・木 21:55~
■演出:オ・ギョンフン/イ・ソンジュン
■脚本:ユ・ヒョンミ
キャスト:
キム・ヘス(キム・ジンソ:精神科ドクター)
ファン・シネ(モ・ユニ:ミョン美術館館長)
シン・ソンウ(イ・サンヒョン:ジンソの夫:ミョンソン大時間講師)
ユン・ヨジョン(ソ・ウンスク:ウンピルの姉)
イ・サンユン(カン・シヌ:強力係刑事)
イ・ウィジョン(キム・ジヘ:ジンソの妹:専業主婦)
第1話 ☆☆☆
(2011/7/6視聴)
独特な雰囲気。
連続ドラマというより、2時間サスペンス。
好色な夫とその妻の話は、どうでもいい感じが(今のところ)するが、とりあえず、死体の消えた謎にひかれて、続きをみてみようかと。
第2話 ☆☆☆
(2011/7/13視聴)
ジンソ(夫が浮気してる精神科医)とユニ(自分が暴行した夫が何者かに殺された)、対峙して、事件の話をしている場面から始まる。
今回は、殺された理事長の姉が、かなり義妹ユニに疑いをもっていて、回想場面が何回か入る。
その回想が真実なのか、ウソなのかは 全くわからないしかけで。
ちょんまげのモテモテ夫は、かなり微妙な立場にいたけれど、事件の大学とは別大学の助教授になれて、浮かれてまして。
さて。
殺された理事長(キム・ガブスが演じてますよ!)には元妻がいたことがわかります。
が、この妻(スミン)が なぜか死んだことにされていたんですが、生きてるらしい
↑
非常に怪しい伏線が出てきましたよお
ということで、このドラマ
財産をめぐって
愛欲をめぐって
女たちがグチャグチャとやってまして。
派手な演出じゃないんですが、なんかオドロオドロしいOSTや雰囲気が今回も独特で。
そうそう!
刑事が出てくるんですが。
これ。
まだ、この殺人事件にはからんでないんですがーーーあの一番精神的に不安定な精神科医 ジンソに、
事故られて、出てきてるんですがーーータダモノじゃないのよ~。
絶対、この物語に絡んできそう。
やっとこの、愛欲のドラマか? みたいな不思議なドラマに、パンチを効かせてくれそうな
強力な出演者が出てきた、と楽しみに思ってます。
今のところ、誰の目線でみてっていいやらわからないドラマなんですよね。
これまでのところ、感情移入のできそうな登場人物が出てきてないんで・・・。
これ、サスペンスなのかミステリーなのか・・・??
第3話 ☆☆☆★
(2011/7/14視聴)
モテるけれどダメ夫のソンウは、膵臓の検査なんか受けたばっかりに
「膵臓がんで、余命半年」なんていうねつ造をされるはめになりました。
イラつくわ~、あの精神科の女医・妻。
少しは冷静になりなさいよ
まあ、展開は面白いんですが、いかんせん、変な人たちばっかり出てきます。
そこで頼みの綱が、

イ・サンユンさん。
刑事です。
今のところ、まともそうなの。
どっかで見たなあ~、と思ってたんですが、思い出しました。
地面にヘディングね?!
こっちのドラマのほうが、断然光ってます
~10話以上?☆☆☆☆
(2011/8/23視聴)
地味に少しずつ見ていたのですが、面白いわ。
ソンウさん(ジンソの夫)が、哀れなんですよ。
というか、これは人間のかっこ悪さを 集大成しちゃったような役ですよ。
人間一皮剥けば、みんなこんなふうに カッコ悪くて みっともない・・・はず。
もう、どうしようもなく、つらい役なんだよねえ。
そして、そういう裏を全部見せちゃった夫婦というのは、ほんと、つらいよねえ
ものすごく理解して深い愛になるか、あっさり離婚するか、どちらかなような気がするよ、ここまでいくと。
さすが精神科医を主役にすえただけあって、人間がまことにリアルに描かれているのだ。
ユニとジンソの関係も・・・女友達ならではの、複雑な心理の落とし穴がうまく描かれて。
イ・サンユンが、カッコいいんだけれど、このドラマの中では、異色すぎて(裏を見せないので)どこへ終着するのか見えません。
でも、この人が出てくると、なんかほっとするのだ。
そのほかのみんな、 裏の裏まで見せちゃってる 人たちばっかだから・・・
~最終話☆☆☆★
(2011/8/30視聴)
ネタバレ中 ↓
音楽や雰囲気がとても印象深いドラマ。
コミカルなテーマソングもだけど、謎を暗示するオドロオドロしい音楽も印象に残ります。
役者陣がすばらしく、それぞれ好演でしたが、一番すごかったのは、

ユン・ヨジョン。
一番の黒幕でした。最後までしたたか。
艶がある低音の声が、とても素敵。
シュッシュ
と霧吹きで草花に 吹きかけるシーンが、なぜか強烈に印象に残っています。
さて。物語は最終話で、思わぬ展開を見せていきます。
事件の真犯人の追及・・・というのはもちろんなんですが。
荒れ放題だった、主役夫婦の行方。
ジンソと刑事、まさかの熱い関係? という思わせぶりがあります。
ここは、結局、とっても中途半端なままの関係でした。
ドラマ的に 意味はあったのでしょうか? こじつけ的意味はあったのかな・・・。
それから、大学の組織運営がガラリと変わる。(ソンウの努力が実ったということでしょう)
しかし、輝くような笑顔のソンウをみると、権力を手に入れて振り出しに戻る・・・
という気分にさせられます。
別に、視聴者には関係ないな・・・という思いで、喜べないゾ。
で、結局は、着地点は「我が家」でした。
このドラマそのものが、気持ちのいいテーマではないので、最後まで乗り切れないで視聴していたのですが、
それでも最後の、一家の食卓風景にはホロリと・・・
底辺を見た夫婦はもちろん、子どものうれしそうな笑顔は、ぐっときます。
ラストを見るまで、「楽しい我が家」というタイトルは、アンチテーゼだと思い込んでいたのですが、
まんざらウソでもない、 幸福な家族の食卓 が展開されていたように思います。
でも、その光景を見ながら ほんとかな? という気分も呼び起こされるのは、この物語が、一筋縄じゃなかったせいでしょうね。
大人なドラマだ。
一つだけ言いたいのが。
「つらいことがあったら、いつでも自分のところへ来い」と愛を貫いていた
イ・サンユン扮する刑事さんへ。
早く ジンソのことを忘れて、新しい 恋人を作ってください。←たいへん余計なお世話ですが。
あなたは、印象的な出方をしていたのにもかかわらず、結局立体感のあるキャラに描いてもらえませんでしたから。
このドラマの中での役割を思うと、つい・・・
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■原題:楽しい我が家
■MBC 2010.10.27~12.23 (全16話)
■水・木 21:55~
■演出:オ・ギョンフン/イ・ソンジュン
■脚本:ユ・ヒョンミ
キャスト:
キム・ヘス(キム・ジンソ:精神科ドクター)
ファン・シネ(モ・ユニ:ミョン美術館館長)
シン・ソンウ(イ・サンヒョン:ジンソの夫:ミョンソン大時間講師)
ユン・ヨジョン(ソ・ウンスク:ウンピルの姉)
イ・サンユン(カン・シヌ:強力係刑事)
イ・ウィジョン(キム・ジヘ:ジンソの妹:専業主婦)
第1話 ☆☆☆
(2011/7/6視聴)
独特な雰囲気。
連続ドラマというより、2時間サスペンス。
好色な夫とその妻の話は、どうでもいい感じが(今のところ)するが、とりあえず、死体の消えた謎にひかれて、続きをみてみようかと。
第2話 ☆☆☆
(2011/7/13視聴)
ジンソ(夫が浮気してる精神科医)とユニ(自分が暴行した夫が何者かに殺された)、対峙して、事件の話をしている場面から始まる。
今回は、殺された理事長の姉が、かなり義妹ユニに疑いをもっていて、回想場面が何回か入る。
その回想が真実なのか、ウソなのかは 全くわからないしかけで。
ちょんまげのモテモテ夫は、かなり微妙な立場にいたけれど、事件の大学とは別大学の助教授になれて、浮かれてまして。
さて。
殺された理事長(キム・ガブスが演じてますよ!)には元妻がいたことがわかります。
が、この妻(スミン)が なぜか死んだことにされていたんですが、生きてるらしい
↑
非常に怪しい伏線が出てきましたよお
ということで、このドラマ
財産をめぐって
愛欲をめぐって
女たちがグチャグチャとやってまして。
派手な演出じゃないんですが、なんかオドロオドロしいOSTや雰囲気が今回も独特で。
そうそう!
刑事が出てくるんですが。
これ。
まだ、この殺人事件にはからんでないんですがーーーあの一番精神的に不安定な精神科医 ジンソに、
事故られて、出てきてるんですがーーータダモノじゃないのよ~。
絶対、この物語に絡んできそう。
やっとこの、愛欲のドラマか? みたいな不思議なドラマに、パンチを効かせてくれそうな
強力な出演者が出てきた、と楽しみに思ってます。
今のところ、誰の目線でみてっていいやらわからないドラマなんですよね。
これまでのところ、感情移入のできそうな登場人物が出てきてないんで・・・。
これ、サスペンスなのかミステリーなのか・・・??
第3話 ☆☆☆★
(2011/7/14視聴)
モテるけれどダメ夫のソンウは、膵臓の検査なんか受けたばっかりに
「膵臓がんで、余命半年」なんていうねつ造をされるはめになりました。
イラつくわ~、あの精神科の女医・妻。
少しは冷静になりなさいよ

まあ、展開は面白いんですが、いかんせん、変な人たちばっかり出てきます。
そこで頼みの綱が、

イ・サンユンさん。
刑事です。
今のところ、まともそうなの。
どっかで見たなあ~、と思ってたんですが、思い出しました。
地面にヘディングね?!
こっちのドラマのほうが、断然光ってます

~10話以上?☆☆☆☆
(2011/8/23視聴)
地味に少しずつ見ていたのですが、面白いわ。
ソンウさん(ジンソの夫)が、哀れなんですよ。
というか、これは人間のかっこ悪さを 集大成しちゃったような役ですよ。
人間一皮剥けば、みんなこんなふうに カッコ悪くて みっともない・・・はず。
もう、どうしようもなく、つらい役なんだよねえ。
そして、そういう裏を全部見せちゃった夫婦というのは、ほんと、つらいよねえ

ものすごく理解して深い愛になるか、あっさり離婚するか、どちらかなような気がするよ、ここまでいくと。
さすが精神科医を主役にすえただけあって、人間がまことにリアルに描かれているのだ。
ユニとジンソの関係も・・・女友達ならではの、複雑な心理の落とし穴がうまく描かれて。
イ・サンユンが、カッコいいんだけれど、このドラマの中では、異色すぎて(裏を見せないので)どこへ終着するのか見えません。
でも、この人が出てくると、なんかほっとするのだ。
そのほかのみんな、 裏の裏まで見せちゃってる 人たちばっかだから・・・

~最終話☆☆☆★
(2011/8/30視聴)
ネタバレ中 ↓
音楽や雰囲気がとても印象深いドラマ。
コミカルなテーマソングもだけど、謎を暗示するオドロオドロしい音楽も印象に残ります。
役者陣がすばらしく、それぞれ好演でしたが、一番すごかったのは、

ユン・ヨジョン。
一番の黒幕でした。最後までしたたか。
艶がある低音の声が、とても素敵。
シュッシュ

さて。物語は最終話で、思わぬ展開を見せていきます。
事件の真犯人の追及・・・というのはもちろんなんですが。
荒れ放題だった、主役夫婦の行方。
ジンソと刑事、まさかの熱い関係? という思わせぶりがあります。
ここは、結局、とっても中途半端なままの関係でした。
ドラマ的に 意味はあったのでしょうか? こじつけ的意味はあったのかな・・・。
それから、大学の組織運営がガラリと変わる。(ソンウの努力が実ったということでしょう)
しかし、輝くような笑顔のソンウをみると、権力を手に入れて振り出しに戻る・・・
という気分にさせられます。
別に、視聴者には関係ないな・・・という思いで、喜べないゾ。
で、結局は、着地点は「我が家」でした。
このドラマそのものが、気持ちのいいテーマではないので、最後まで乗り切れないで視聴していたのですが、
それでも最後の、一家の食卓風景にはホロリと・・・

底辺を見た夫婦はもちろん、子どものうれしそうな笑顔は、ぐっときます。
ラストを見るまで、「楽しい我が家」というタイトルは、アンチテーゼだと思い込んでいたのですが、
まんざらウソでもない、 幸福な家族の食卓 が展開されていたように思います。
でも、その光景を見ながら ほんとかな? という気分も呼び起こされるのは、この物語が、一筋縄じゃなかったせいでしょうね。
大人なドラマだ。
一つだけ言いたいのが。
「つらいことがあったら、いつでも自分のところへ来い」と愛を貫いていた
イ・サンユン扮する刑事さんへ。
早く ジンソのことを忘れて、新しい 恋人を作ってください。←たいへん余計なお世話ですが。
あなたは、印象的な出方をしていたのにもかかわらず、結局立体感のあるキャラに描いてもらえませんでしたから。
このドラマの中での役割を思うと、つい・・・

