劇団未来ブログ

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恐る恐るの後編掲載、の巻

2015年05月24日 20時49分44秒 | インタビュー
皆様こんばんは。
早速、突撃インタビュー後半に入っていきましょう。
お酒を飲んでいる島さんが徐々に饒舌になっていく様も面白いです。(大森さんはバイクで来ていらっしゃるので、お茶でした)
では続きをどうぞ。


島さん「大森さんのええところはね、役者と演出の立場の関係で話をきちんと聞ける人なのね。役者と演出の言葉の壁を持ってはる人で、演出の言ったことを一旦落とし込んですぐ変化させられるんよね。それは色々な訓練と引き出しがないと出来へんけど。すぐ結果を出せる人。けど、大森さんにはOKであってもOKと言ってはいけない人やね」
大森さん「うん、それは多分そう」
島さん「まだまだ深めてきはる人やから、その可能性を剥奪しちゃ絶対いけない。こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、上から目線じゃなくて、すごい期待値の人」

池田「演出家の指示で、いや、これは譲れないなと思う時はありますか。その時は伝えますか」
大森さん「あるよ。ちゃんと言う。でもそれは確認したり判断したいだけ。違うなと思いながらやってしまうと気持ち悪い。ここはこうだと思うんだけど、演出家がそれを大事にしたいんだったら多分そうしなきゃいけない。それに自分で整合性をつけて納得してできるようにすることが役者の仕事だから。
生理的に無理だと思うダメは俺自身あまり無いかな。
…あ、でもどーしても無理なダメが一回だけあったな…」
島さん「うふふふ、ピーーッのピーピーピーーッッっていう芝居でピーーーッッて人てやりあったとかいう話ではないですよ(笑)」※伏せ字使用
池田「はぁ…(笑)」







しばらくお待ち下さい。








大森さん「……まぁそういうこともあるよって話。どうしても変だと思うところは戦うし話はするけど。今回、竹中が精神科医なのにツナギ着てって言われたらちょっと待ってって言うけど、ハゲヅラ被ってって言われたら、それくらいのことなら出来る。そこからまた新たな発見をしていけば良いだけの話だからね。ハゲだから、何々だから出来ませんっていうのは絶対言いたくないのね、役者だから」
島さん「そのスタンスを最低限で持ってはるっていうのは素晴らしいですね」
大森さん「楽しんでもっていけたらいいよね。言われたことで何か新しい発見が出来るぞ、とか違う楽しみ方が出来るぞ、って。そういう意味ではキャラ作りもある程度幅広くとるし、言われたら別のとこ組み替えたらいいだけだし、そこは経験と腕かな。もう15から芝居初めて23年、プロになってから18年だから…それなりに経験はある。」
池田「長いですね!紆余曲折も…」
大森さん「あったあった」
池田「じゃあ、23年間お芝居をしてきて、お芝居とはなんぞや、と問われたらどうお答えになりますか」
大森さん「…難しいこと言うなぁ。未だにそれを探してるところもある。
…自分の楽しみでもあるし、表現することで観たお客さんの何かが変わったらいいなと思うし…綺麗なものを見せたいかな。動きとかそんなんじゃなくてね。穿っても、どんな見方をしてもらっても当たり前だけど全然良いので、純粋に感情を動かしてもらえるような、そんな綺麗なものを見せたいかな。……でもまだ分からないな」

池田「今、現時点で竹中さんに対する思いをお聞かせ下さい」
大森さん「竹中の身には何が起こったんだろうなぁ。多分、この人もイビツな人だから生きるか死ぬかをやっていると思う。過去の出来事から抱える心の闇をどう持ってくるか、だね。だからこそ、大輔に対して想いがあるんだろうけど。台本に書かれていない部分を今は色々見つけていけたらいいかな」

池田「では最後に、今回上演する『スイートホーム』に関して、このブログを読んで下さっている方々にメッセージをお願いします」
大森さん「えーーー、……観てね(笑)」

池田「…はい、ありがとうございましたー!」
大森さん「ありがとうございました」
島さん「ありがとうございました」




はい、取材してからなんと3週間も経ってしまいまして、大森さんや島さんには大変失礼致しまして合わせる顔が……どっこいありますけど、ほんと、ほんとにすみません。

さて次回は誰の声が届くのか!
果たして楽しんで読んで下さっている人はいるのか!そんな事は気にしない!




……次回を待て!
ドロンッ
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1 コメント

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Unknown (ダイスケ)
2015-09-04 04:03:51
先生が相手役やと、
どんな役でも
生き生きと表現できると思います。
『ルーマーズ』も然り!
そんな役者というか、
そんな人間になりたいです。
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