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アタシのタイな毎日。

南国タイで現地高校の日本語教師をしています。
その毎日の様子をピチピチお届け♪

タイ留学のススメ 最終回

2006-08-08 00:10:16 | タイ留学のススメ
 

                    

タイ留学のススメ 最終回

 

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残るは住む場所を決めるのみ!となった。これについては結論からずばり申し上げよう。

 

現地で実際に見て決めたほうがよい!

 

バンコクのアパートは駐在員向けの超高級マンションから、激安オンボロ物件まで幅広い。写真などでは雰囲気は伝わりにくいし、細かい水回り設備など目で見て確かめたほうがあとあとトラブルにもならない。

 

ちなみに留学生におすすめのお手ごろ物件は、スクンビット通りの端にあるプラカノン・オンヌットエリアか、あるいは戦勝記念塔(アヌッサワリーチャイ・Victory Monument)界隈だろう。中古ワンルームアパートなら1ヶ月5000バーツ(約1万5千円)~探すことが出来る。

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探し方はいたってカンタン♪プラプラ歩いて、よさげなアパートがあれば1階にある管理人室に飛び込んで、「部屋を見せてください」(ヤーク・ジャ・ドゥー・ナイ・ホン(グ))と言えば部屋に案内してくれる。区切ってはっきり発音すれば英語でもわかってくれるだろう。

部屋と家賃が気に入ればの場で手続きができるし、気に入らなければ「さいなら~」してまた次なるアパートへ。





では部屋探しの間はどこに滞在するか?

私は母校の元留学生の家にステイさせてもらえたのでラッキーだった。しかし知り合いのいない場合は、ゲストハウス安ホテルなどに宿泊するしかないだろう。

 

そういった意味での不安を失くすためにも、できれば留学前に一度現地に下見に来られるようオススメする。そのときにアパートや語学学校などを自分の目で確認できれば、それほど安心なことはないだろう。

もちろん1回往復分の費用はかかってしまうが、しかしもし飛び込みでやってきて困った事態が生じたときのことを考えると・・・長い目で見ると賢明かもしれない。

 

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ちなみに日本ではアパートを借りるときに、保証人やら身元証明やら面倒くさいことを求められると思う。外国人ならなおさらかもしれない。しかしバンコクではこれらは全く必要なし!保証金支払い(家賃2か月分)とパスポート提示のみでOKだった。

(その保証金も退出時にクリーニング代(500バーツ)を引いて全て戻ってきた。)

日本人だったからかもしれないが、日本よりもあっさり手続きができることは確か。しかも大抵のアパートは家具付きなので、暮し始めもすんなりいく

 

 

こうしてタイ留学への道は全て整った。

 

 

 

 

 

 

さぁ、いかがだっただろう。

これから留学を考えている人の参考になってくれれば嬉しい。

またそうでない人にでもタイへの興味がちょこっと芽生えてくれれば、感激だ。

 

 

なおこれらの情報は2年前に自分が留学したときの実体験に基づいており、現在では変わった制度等あるかもしれない。前もってお許しいただきたい。

それとともに気づいた点・気になった点など教えていただけたら感謝♪

 

 

 

終わり

 


タイ留学のススメ その6

2006-08-06 23:51:19 | タイ留学のススメ

                    

タイ留学のススメ その6

 

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ビザと入学許可が手に入り、残るは飛行機のチケットとアパート探のみ!



まずは飛行機のチケットについて。

 

タイに滞在する予定期間は4ヶ月と長いので、普通にエイビーロードなどで見かける航空券では使えないこともしばしば。大抵の格安航空券は名前の先頭に「10日間FIX」などと書かれている。

それは「10日間以内に往復しなさい」、という意味の短期旅行向けチケットのこと。

 

では期間が長い留学のときはどうするのか?3つの方法をご紹介。

 

 

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①短期間ツアーに申込み、帰り道分を放棄する

     →往路分のみ使うということ

 

②片道チケットを買う

 

③半年や1年有効のオープンチケットを買う


 

まず「短期間ツアーに申込み、帰り道分を放棄する」について。

よくHISなどで見かける現地自由行動の格安ツアーに申し込むのだ。そして「復路航空券放棄書」なるものにサインをして現地でツアーを終了!とさせてしまう。つまり行きの航空券だけしか使いません・帰りは自分で面倒見ますからご心配なく!、という意味。

帰り道のチケットはまだ現地で買い直さなければならないが、それでも安上がり。ただしこの方法は旅行会社によっては断られる場合もある。

ある人は旅行会社に言わずに現地で行方をくらまして滞在し続けたそうだが、そんなことは絶対にやめよう(__;)





お次に「片道チケットを買う」だ。私もこの方法だった。

片道だけなのに料金が短期間往復チケットと変わらないのは損をした気になったが、その分現地で自由に帰りの日付を決められる

(ビザなどによっては片道航空券では入国できないこともあるそうだ。

  私の場合、4ヶ月間滞在予定の学生ビザで片道航空券だったがすんなり入国できた)

 

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最後に「半年や1年有効のオープンチケットを買う」について。

先ほど書いた「10日間FIX」とかいう名前の格安航空券とは別に、「1年以内に往復してくださ~い」などという規則ゆるゆるのチケットも存在する。この場合、たいてい帰り道の日付も現地で自由に変えられる。名前も「オープンチケット」と非常に開放的。

 

そんなチケットみんなが欲しいわけで、値段はお高め。安い時期でも関空ーバンコク間往復12万円程度。

航空券は往復回数や目的によって選ぼう。

 

 

ちなみに・・・

私は一番最初タイに片道航空券で入国した後は、現地で往復チケットを買っている。つまりタイを拠点に往復している、ということ。

今回利用したのはシンガポール航空1年オープンで3万バーツ(約9万円)くらいだった。日本で同じチケットを買うとなると、15万円以上することからみてもかなりお得。成田空港行きだともっと格安になる可能性もあり。

もちろん日本に1,2週間程度滞在するだけならもっと安いチケットもある。

 

 

 

 

さて、これでバンコクまで飛び立つ準備は整った!

残る問題は「バンコクに着いたあとはどこで暮らすか?」ということ。最終回はステイ先選び編をおとどけ予定~。お楽しみに♪

 

「タイ留学のススメ 最終回」へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 


タイ留学のススメ その5

2006-08-05 23:26:21 | タイ留学のススメ

バンコクの屋台で見つけた貯金箱。いのしし??

 

                    

タイ留学のススメ その5

 

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ところが前に並んでいたビジネスビザ申請のオジサンは、長い時間お姉さんと押し問答していた。なんでもタイに工場を作りたいのだそうな。でも素人の私が聞いても怪しげで風貌も信用できなさそうな人だった。受付のお姉さんもそういう人には厳しかった。

 

ビザの受領は翌日の午後から。

総領事館のエライ人が申請書類をチェックして、ビザを出すかどうかを決めるのだそうな。でも受付のお姉さん曰く、学生ビザならきっと大丈夫でしょう」とのこと。


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ちなみに現在観光ビザ(ツーリストビザ)はなかなか発給してくれない。その理由は、

 

①不法滞在して麻薬に手を出す日本人が多いから

②日本政府もタイ人に対しては日本入国ビザを出してくれないから

 

だそうだ。①の不法滞在はわかるけれども、②についてはなかなか難しい問題。

以前タクシン首相は日本嫌いと聞いたこともある。しかし韓国とは仲が良いため、韓国人はビザなしで3ヶ月も滞在できるそうだ(日本人は1ヶ月)。これから先、このビザ問題は解決するのかな??


 

なので、タイに留学を考えている人はまず学生ビザを日本で取っていくことをオススメする。しかしどうしても通いたい学校があって、そこがビザを出してくれない場合はどうするか?そういうときの手段は2つ。

 

A:マレーシア・ペナン島のタイ大使館で観光ビザをとる

 

B:近隣国に毎月出国してパスポートにスタンプをもらう

 

 

まずAについて。

先ほども述べたように、日本にあるタイ大使館は観光ビザをなかなか支給してくれない。ところが外国にあるタイ大使館に行くと・・・これができてしまうのだ。しかも現地にはビザ取得代行の旅行代理店まであるらしい。

私は行ったことはないので詳しくはリポートできない。しかし現在、毎日かなりの外国人がビザ目当てに訪れているらしく、この方法がいつまで使えるかは疑問の残るところだ。


そしてについて。

日本国籍を持っている場合、ビザがなくても1ヶ月(厳密には30日間)滞在できる。ここに目をつけたのが、毎月お隣の国に陸路で出国してパスポートにスタンプを押してもらい、また帰ってくるという方法。バンコクからだとカンボジアに出国するのが一番近い。

この方法は在タイ日本人にはかなりポピュラーで、現地日本語フリペーパーなどにはこの日帰りバスツアーの広告が毎回載っている。料金は昼食付きで2000バーツ(約6000円)

 

しかしカンボジア入国の際に大きなビザがパスポートに貼られる。これを毎月繰り返すと、パスポートがカンボジアビザとタイ出入国スタンプで埋まり、いかにも「怪しげなパスポート」ができあがってしまう。日本帰国の際や、そのほかイミグレーション(移民局)に行ったときなど不利になることもあるそうなので要注意。

 

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さぁ語学学校も決まったし、ビザも取れた。次は住む場所探し飛行機の予約だ。

 

 

「タイ留学のススメ その6」へ続く

 

 



タイ留学のススメ その4

2006-08-04 21:06:06 | タイ留学のススメ

  関西国際空港の国際線出発ロビー。全てはここから始まった。

 

                               

タイ留学のススメ その4

 

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タイ留学を決めたが、何しろ情報がない。住む家も通う学校もどうやって探せばいいのかわからない。

 

そんなときに自分を助けてくれたのがインターネット。「ネットなら何か情報があるかも・・・」と思い、試しに「タイ、留学」をキーワードにグーグルで検索してみた。

そうしたらあるではないか!たくさんのタイ留学情報が!!アパート選び方法語学学校のクチコミ情報など、まさに自分が必要としていたものばかり。

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参考までに私が活用したサイトをここでご紹介。

 

スタディ・イン・タイランド

     ここでアパート選びや語学学校情報など大体のことが調べられる。

     「どの界隈のアパートが安いか」などもわかるのでおすすめ。

 

海外移住情報

     ビザの申請方法など詳しく載っている。

 

 

 

手始めに、語学学校選びから始めた。

バンコクに外国人向けの語学学校は無数にある。そのなかで学校選びに掲げた条件はこちら。

 

①学生ビザを支給してくれる

   意外と支給してくれない学校もある。

   観光ビザ支給はかなり狭き門なので、この確認は大事。

 

②授業が半日のみ。

   もちろん語学の勉強も大事だが、学んだことを生かし試す時間も必要。

   自分の時間が取れる生活を送りたい。

 

③生徒数が多い。

   少人数制を目玉にする学校も多いが自分はライバルのいるほうが燃えるタイプ。

   あえて生徒数の多い学校を選ぶことにした。

   授業料が比較的安いのも魅力的。

 

・・・以上の条件を考えて選んだのは「泰日経済技術振興協会付属語学学校」(略称:ソーソートー)というところ。

(ビザ支給があって半日のみの授業という条件を満たしたのがこの学校だけだった(__;)。)

 この学校は東京にもオフィスがあり入学手続きなどは、日本語でやり取りができる

 まず東京オフィス(ABKアジアセミナー)というところに問い合わせて申し込み用紙を郵送してもらう。必要事項を記入し、受講料を振り込んで手続き完了。その後にタイ語のサイン付きの「入学許可証」が送られてくる。

 

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次はビザ申請のためタイ大使館へ。私は大阪総領事館に向かった。

インターンネットからあらかじめプリントアウトしておいたビザ申請用紙に記入しておいて、あとはパスポート顔写真、そして「入学許可証」を窓口で提出。

(必要書類について詳しくはコチラ

 

「総領事館」と聞くとなんだか怖そうだが、実際は小さなビルの1階部分。窓口も銀行のカウンターもどきのものが1つポツンとあるだけ。受付のお姉さんが書類をチェックしたあと、申請料金の領収書とビザ受け渡し時間の書いた紙切れをくれた。

「なぜタイに留学するのか?」「どこに住むのか?」なんて質問されるのかと思って準備までしていったのに・・・。びっくりするほどあっけないものだった。

 

 

「タイ留学のススメ その5」へ続く

 

 

 

 

 


タイ留学のススメ その3

2006-08-04 02:15:52 | タイ留学のススメ

バンコクの夕焼けに映える、雨上がりの虹。

 

                                 

タイ留学のススメ その3

 

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オーストリラアに留学することを目指していた。でもアジアで誰かの役に立つ仕事がしたい、と思った自分。そのなかでこんな疑問がわいた。

 

                         英語圏に留学して役立つのかな?

 

 

もちろん英語は世界共通語だしアジアで働くにしても必須だろう。しかし脳が言語をぐんぐん吸収できるのは若いうちだけだし、その期間は現地の言葉を覚えるためにあてたほうが有利ではないだろうか?

しかもアジアで話される英語にはかなり独特の訛りが入る。「正統派」の英語もいいかもしれないが、実用性を考えると「アジア英語」に慣れたほうが働きやすいのでは?


これらの点を踏まえて、自分で下した結論。それはアジア圏で学ぶということだった。

 

 

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いざ留学先を選ぶにあたって思い出したのは、以前に訪れたタイのこと。穏やかな人々の性格やものごし。そして何よりも屋台で食べたあのおいしいタイ料理

「なんでやねんっ!」とツッコまれるかもしれないが、自分の住む国の料理が口に合うかは重要なポイントだと思う。食生活は人間の基本♪これから留学を考える方もまず、その国の料理を好きになれるか考えてみて。

 

 

そうと決めたら早い。留学を半年先と決めて、当時働いていた個人塾のオーナーさんに報告した。予想通りの反応が返ってきた。

 

            「タイ?どうして??」

同僚の講師たちからも

 

            「なんでタイ?オーストラリアじゃないの?」

 

担当していた生徒たちからは

 

            「タイに何しに行くん??」

 

 

                       ・・・・・・・・・・(TwT。)グスン

 

タイに留学したって、いいじゃないかーーー!!

 

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みんなの頭のなかで、アジアへの留学というのはどうもイメージにしにくいものがあったようだ。どうしてだろう?日本よりも経済的に遅れているから?英語圏じゃないから??

 

でも留学して学ぶことってそれだけなのだろうか。違う国の人たちの考え方とか文化とか。それらを吸収してこその貴重な体験だと思うのだけれど。

 

 

 

さて留学先をタイに決めたはいいが、困ったのは情報がないこと

本屋に行って留学関係の雑誌はいくらでもあるが、そのほとんどが欧米に関するものだった。最近でこそやっと中国・韓国なども混じってきたが、東南アジアに関する留学情報は皆無に等しかった

 

 

住む場所語学学校ビザの取得など手続きはしなくてはならないことはたくさんあるのに、方法がわからない。

これは困った。

 

 

「タイ留学のススメ その4」へ続く

 

 

 

 

 

 


タイ留学のススメ その2

2006-07-31 23:47:34 | タイ留学のススメ

 

バンコクでの生活の足、路線バス。

 

 

                                 

「タイ留学のススメ  その2」

「その1」から読む場合はコチラ 

 




留学後の将来を考えた自分に明確に見えてきたのは

 

「アジア圏で人々の役に立つ仕事がしたい」

 

という思いだった。





その結論に至ったのには2つの理由がある。1つはタイへの旅行体験、もう1つはドイツへの短期留学だった



 

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タイに旅行することにしたのはほかでもない、母校の元留学生ドリームが呼んでくれしてくれたからだ。タイは面白い国だと周りから聞いていたし、日本語(というか大阪弁)がカンペキに話せるタイ人が一緒だから安心(^^)ということで、3泊4日の日程で旅立った。

 

大学生の彼女は、忙しい合間を縫って私を色々なところに案内してくれた。寺院とかマッサージ屋とか。なかでも実際のタイの大学構内に足を踏み入れてみて、その広さと学生のパワーに圧倒された。

ちなみに・・・学生のなかにはニューハーフもいた。ニューハーフが多い。とても多い。

白いブラウスに黒のボトムという制服がタイの大学生スタイルなのだが、ニューハーフたちはしっかりと黒のミニスカートでキメていた。そして当たり前に女子トイレに入ってくる。

 

一番ビックリなのが、周りの反応。至って普通なのだ。普通にとして扱われている。

 

突然タイ人の女子学生(本物の女の子)が気持ち悪いと言って、吐いてしまったことがあった。オロオロする私を尻目に、隣りに座っていたミニスカニューハーフ学生がこう言い放った。

 

ミニスカ「あぁ、彼女は今日生理なのよ、生理になるといつもこう。」(ドリームの通訳付き)

 

               もうカンペキになんですね。

                  男だったらそんなこと言えない・・・。

 

タイでの旅行体験はそんなこんなで幕を閉じた。残った印象は、パワフルな国ということと


ゴハン超おいしい!!!!

 

ということ(笑)。でもタイを訪れた人はほぼ食事には満足して帰るのだ。運悪く食中毒になってしまった場合を除いてはね。。。

 

 

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そして数ヶ月が流れ、ドイツに短期留学したときのこと。市の公共事業の一環で、毎年3人の若者がお互いの国でホームステイをするというプログラムにお世話になったのだ

「欧州の福祉を学びたいから」、とか「マイスター制度に興味があるので」、といった立派な志を掲げた他の参加者のなかで「ドイツに興味ないけど旅費がタダだから~」なんて、口が裂けても言えなかった

現地での生活は毎日が忙しかった。「学ぶため」に来ているのだから当たり前なのだけれど、毎朝早くから博物館歴史資料館に足を運びレポートを書く。。。もちろんその合間にガッチリ遊んだけどね!

周りの学生達とこいばなで盛り上がったり、サプライズパーチーを企画してみたり。2週間の留学期間はあっという間に過ぎていった。

 

 

 

この欧州とアジアの2つを体験してわかったこと。それは、自分にしっくりくるのはアジアのほうだ、ということだった。

 

この「しっくりくる」は大事。理由を箇条書きにしたりはできないんだけれどなんだか落ち着く楽しい快適などなど思えること。この感覚は後々になって「あぁこの選択は正しかったんだ」と感じられるようになるはず。

 

もちろん欧州も好きだ(ドイツしか見ていないが)。でも自分がより楽しく過ごせるのはアジアのほうだった。なぜかというと料理が口に合うから!なんて貪欲なんだ、自分。。。でも食事は1日3回・1年で1千回以上もあるのだ、おいしいほうが生活も楽しいに決まっている。

そして周りの人々の「元気さ」、これも大きなポイント。活力があって未来に向かって走れる場所へ。

 

それは私にとってアジアに行くことを意味していた

 

 

 

 

 

「タイ留学のススメ その3」へ続く



タイ留学のススメ  その1

2006-07-31 01:30:52 | タイ留学のススメ

私は今バンコク近郊でボランティア活動をしていますが、そもそも最初は語学留学生として渡タイしました。

 

留学といえば英語圏。

アジアに留学するとしても中国か韓国。

 

 

という風潮が強いなかでなぜあえてタイを選んだのか、不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

その理由を今日から物語風にシリーズでお届けしようと思います。

 

具体的な留学手続き方法も載せるので、これから留学をお考えの方も参考にしてくださればと思います。

 

 

                              

 

「タイ留学のススメ  その1」

タイの屋台麺。留学の大きな動機のひとつ(笑)。

 



私とタイとのはじめての出会いは高校生のとき。国際交流に熱心な学校で、年に一度は海外からゲストを呼んで講演会があったり、(最近では珍しくないが)修学旅行で外国(公立なのでリッチな場所ではないけれど)に行ったり、海外好きにはたまらない毎日だった。

周りの友達も外国や英語が好きな子ばかりが集まっていて、外語大学に進み海外留学という進路をみな描いていた。(ちなみにクラスメートの9割は女子。ほぼ女子校(笑)

そしてやはり、みなの留学希望先はアメリカオーストラリアイギリスなどの英語圏。それ以外でもフランスドイツなどの欧州。韓国籍・中国籍の友達は母国を選ぶ、というような傾向である。

自分自身はオーストラリアを留学先に決めていた。理由?ただなんとなく

それまでに読んだ留学情報誌や体験談から気候や治安が良くて暮しやすいというイメージを持っていて、漠然と「オーストラリアがいいな~」という程度。



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そんな私に転機が訪れた。



高校2年生の秋に、タイから留学生がやってきたのだ。彼女のニックネームは「ドリーム」。今年から大学生の年齢だが、日本語を初めて勉強するので高校に1年間編入することになったそうだ。

それまでも毎年どこかの国から長期留学生が来ていたが大抵はアメリカからで、アジア圏の留学生は大変珍しかった

始業式で全校生徒の前で挨拶をした彼女の日本語は、勉強したことがないと言いつつかなり上手。今までの留学生にない熱心さや純粋さをドリームに感じとった私と友達は、編入学年は違えど始業式のすぐ後にその子のクラスをのぞいてみた。

 

そして勇気を出して話しかけてみた。(実は学校中で最初に話しかけたのは私だったらしい;)

 

私と彼女の長い交流はそこから始まった。初めの数ヶ月は英語で会話していたものの、彼女の日本語力が私の英語力をあっという間に飛び越え、日本語(というか大阪弁)で何不自由なく話せるようになっていった。

今でも母校を訪れると、先生たちは「あれほど短期間で日本語が上達した留学生はドリームが初めて」と口を揃えて言う。それほど彼女の日本語は上手かった。ふと日本人と話しているような錯覚に陥る。雰囲気が「日本人化」しているので、外を歩いていても少し彫りの深い顔のジャパニーズといった感じ。



もともと語学に興味があった私は「これを逃すテはない」と考え(笑)、彼女にタイ語を教えてくれないかとお願いしてみた。本屋さんでテキストまで買っている臨戦態勢の私を見て、彼女は大喜びして1も2もなく返事してくれた。


ところがいざテキストを開いて勉強してみると、さっぱりワケがわからない

ドリームが文字を1つずつ教えてくれるのだが、どれも同じに見えるのだ。「ゴーガイ」や「コーカイ」などと言われても意味もさっぱりわからない。

テキストの表現は「堅い」らしく彼女が「カジュアルな」表現を代わりに教えてくれたのだが、元々タイ語を使う目的がなかったためどちらを覚えればいいのかわからず、しまいには勉強自体への興味も薄れていった

彼女には大変申し訳なかったが、タイ語学習は自然消滅の形で取りやめになってせっかく買ったテキストも本棚の奥で埃をかぶることになった。




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彼女との交流はその後も続き、私が高校卒業、彼女が帰タイし大学生に戻った後もひんぱんにメールでやり取りをしていた。



高校卒業後の私はというと日本の大学にあまり魅力を感じなかったので受験せず、どうせ留学が目的なら直接現地に行こうと思い、資金を稼いでいた。地元の小さな塾で小中学生に勉強を教えつつ、英語の勉強をガンガンして、とにかく「留学」というキラキラまぶしい2文字に突っ走っていた。


そんな時期に気になりだしたのが「留学後」のこと。自分のなかで「留学」が目的になっていた気がしたのだ。

でもよく考えてみると、留学は就きたい職業ややりたい仕事のための「道」にすぎない。自分は留学したあとに何をしたいんだろう、とゆっくり考えてみた。







「タイ留学のススメ・その2」へつづく。