好き好き大好き!

myホームページ「nyahooの宇宙」http://www.eonet.ne.jp/~nyahoo/

ダンシン熊  【幻のプレミアムアニマルシリーズ】

2007-06-02 02:14:42 | 幻のプレミアムアニマル



● 分類  クマ科


● 分布  東京都港区


●  形態  175cm85kg


●  生態熊の着ぐるみの中は人間と思いきや、実は中身も正真正銘の熊が入っているのである。
ダンサーであり売れっ子振付師が趣味のアウトドアで山奥に篭った時に神業のステップで踊る熊を目撃し、たまたま持ち合わせていたおもちゃの動物翻訳機バウリンガルを使ってみたところ通じて
「こんなとこに燻ぶってないでもっとビッグにならないか?」とスカウトし説得、森を出て東京へ。

デビューするにあたって「歌って踊れる熊ちゃん」として売り出すつもりだったんですけど熊としては「素で踊るんはイヤや。さらしもんやんか見せもんちゃうで。」と拒否。
いろいろ考えた挙句、「じゃあかぶりものとかはどう?」とウルトラマンとかプリごろ太のかぶりものを提案するんですけど「おれは熊であることを誇りに思ってる。そんなチャラチャラしたもんはかぶれねえ。」と一笑。
ダメもとで「じゃあ熊のかぶりものってのはどう?」と冗談めかして言ってみると「それそれ。おれがやりたかったんは。」と一発OKがでたんです。
すぐに熊の着ぐるみを着た無口キャラの天才ダンサーとしてデビュー。
振付師の目論見通り、一躍、世界中の人気者になるんです。
それから多忙な日々を送っていたダンシン熊なんですけど、ある日ステージの打ち上げで、ベロベロに酔っ払って六本木の公園で着ぐるみ脱ぎ捨てて泥酔しているところを通報されて保健所の車で連れて行かれるんです。
熊のわりにかなりスリムやったから犬に間違われたんでしょうな。
当然、彼は「おれや!ダンシン熊や!」「マネージャ呼べや!」と訴えるのですが翻訳機もなく素の姿の彼に保健所の職員の耳には吠えているようにしか見えないわけで、マイケルやベッカム並に超有名人で人気絶頂だった彼もその日を境に消息を絶ってしまうという悲しいお話なのです。