最初は夢を抱いて・・・
「ナチュラルな雑貨を飾って、カフェみたいに」
「リビングにはいつも吹き抜けから日が当たって明るくって」
「庭で家庭菜園したり、子供とキャッチボールしたり」
「休日はデッキでBBQなんかして」
「友達沢山呼んでも、皆泊まってもらって」
と、自分の理想だけが先走りしてウキウキワクワク
でも、いざ現実に戻って、自分の経済状況と向き合ってみると・・・
「雑貨のためにニッチ作ると手間賃かかるから、カフェにはしなくって」
「吹き抜けは述べ床工事で壁が増えるからやめて」
「1畳くらいの花壇にネギやトマトが取れれば」
「ご近所に迷惑がかかるんで、キャッチボールは学校で」
「デッキ作ると駐車場取れないんであきらめて」
「友達も車乗り合わせで、一緒の部屋に寝てもらって」
と、その格差に落ち込んで、ダメだなぁ私・・・と自己嫌悪
でも、
小さい家なりに、可能な点や有利な点を探そう。
「吹き抜けは熱効率が悪いので、なくてもよい!」
「大きな家庭菜園は手入れが大変だから小さくてもよい!」
「学校が近いし、思いっきり遊べるからよい!」
「デッキはいずれ補修や改修が必要だからなくてもよい!」
「小さなリビングで、同じ部屋で寝て、友達の絆も深まってよい!」
「箱型に作れば、今後のリフォームも簡単でよい!」
「なにより、家は小さいほうが掃除がラクでよい!」
というふうに、
半ばあきらめ(笑)にも聞こえるけど、
こうやって考えれば自分を責めることもない
松山BOXの設計士Nさんは、
何にお金がかかって、何をすれば経済的になるかを説明してくれました。
それはどのメーカーの方も同様なのかもしれませんし、
どの工事も格安で実現させてくれる工務店も多いかと思います。
でも、私たちは、短期的に「こうしたい」と思う自分達の理想が、
数年後「これでよかった」と思えるのかどうか、
専門家の視点で説明していただきました。
「広く使いたいなら、仕切りだけの壁はないほうがよい」
「吹き抜けを作ると他の敷地に必要な延べ床を取るから非経済的」
「太陽光発電は、急を急いて設置する必要はない」
などなど。
夢を描いていた当初は力が抜けてしまったものの、
今では、コストをかけないで自分の思い通りの間取りを作れないかな、と
考えるようになりました。
今、2回目の図面を作成していただいてる最中ですが、
そんな中でもまだ私は本を読みあさっております
悪あがき?・・・ではなくって・・・
自分達の人生でもう2度目はないであろうマイホームに真剣に向き合ってるからです
中には譲っていただいた本もありま~す
左上の『愛媛の家』には、
巻頭特集で松山BOXさんの家・Oさん邸が出ています。
我が家はこの家をみて、松山BOXさんに決めたんです。