一つの、美しい日本の心が天に召された。
女子柔道の、一つの歴史が閉じました。
私がまだ18歳のころ、先生のお宅にしばらく御厄介になりました。
ご自宅のキッチンで、明け方までいろいろとお話しましたね。
シーズチョコレートを日本へのお土産と両手いっぱい持って、二人でケーブルカーに乗って。
あの頃から、足が痛くて、大変でしたね。
先生のご自宅で、梅の木を育て、梅干しを作っておられましたね。
足が痛い先生に代わって、庭の梅の実を採ったこと。
危ないからみおこちゃん、気を付けて。と何度も言っていた先生。
今でも昨日のことのように覚えていいます。
アメリカ国籍を取得しても、やはり日本が一番好きだとおっしゃていました。
先生がいかに日本を愛しているか。どうして、サンフランシスコに道場を開かれたのか、若かった私には、すべてを理解するのは、とても難しかったけれど、今ならよくわかります。
今年こそは、母と一緒にサンフランシスコに行き、先生にお会いできることを楽しみにしていました。
できることなら、先生とご一緒に、美しい日本の桜の花を愛でたかったです。
母は、泣いています。もっと先生のためにできることがあったのにと。。。
先生は、お幸せだったのでしょうか?
先生のお言葉を今一度、胸に深く刻みます。
強く、優しく、美しく。
Be Strong, Be Gentle, Be Beautiful.
先生、本当にありがとうございました。
みおこちゃん、恥ずかしくないようにしなければなりません。
自分に責任を持ちなさい。