Tシャツとサンダルの候

長崎は今日も晴だった。赤寺、亀山社中、グラバー邸、他

家内の方の兄弟夫婦で、いつもこの時期、長崎に住む長兄の家に集まっている。 

長兄の言葉に甘えて、ここ数年の恒例行事となっているのだ。

 

恒例行事とは、一体なにをするんだって?

 

そんなもん、

宴会に決まっているではないか。

 

最初は、長崎ランタン祭り観光を兼ねての、この時期であった。

ちゃんと観光もしたのだ。

ところが2年目からは、

 

「この前見たし、それよりじっくり・・・」

 

酒を飲もうぜ!アホな話しをしようぜ!と言う場に変化し、

この時期開催の意味が薄れてしまっている。

 

 

と言う週末であった。

さすがに、翌日はなんかしようと、皆で長崎観光に出かけた。

長崎観光は市内電車が一番である。

 

この一日乗車券(500円)を買えば、何回でも乗り降りできるし、協力店の割引なんてのも付いてくる。

観光ルートは長兄に任せて、いざ乗車だ。 

最初の立ち寄り地はここ。

赤寺こと崇福寺だ。

第一峰門(国宝)

中国様式の国内最初の寺である。 

建築の部材は中国から搬入されて、建てられたとか。

 

創建時は、日本のGDPには、あまり貢献していなかったようだ。

この辺り一帯が寺町となっており、多数の寺院がある。

 

山手へ登っていくと、山頂まで各寺院の墓所が連なっている。

ヒーコラ言いながら登る。 

長崎人の墓参りって大変なんだな、と実感す。

山頂の公園には坂本竜馬像があった。

 

『竜馬の道』と名づけられた細道を少し降りると、 

日本最初の商社である、亀山社中の跡地にたどり着く。 

 

竜馬の青春は確かにここにあった。

 

竜馬と海援隊隊士のさんざめきや怒声すら聞こえてきそうである。

竜馬が毎日通ったであろう、坂道を下る。

 

新しい墓が建てられようとしていた。

墓の建てられてるとこって、始めて見たよ。 

町中に出た。

川沿いを歩く。

中島川石橋群。

5kmほどの距離に18もの石橋が架けられているのだそうだ。 

有名な眼鏡橋辺りまで来るとランタンが賑やかになってくる。

 

アーケードに入ると、極彩色のオブジェが飾られている。

夕闇が迫るころには点灯され、鮮やかな光を放つだろう。 

 

アーケードにある『吉宗』に入る。

ヨシムネじゃないよ。ヨッソウと読む。

茶碗蒸しで有名な老舗なのだそうだ。

頼んだのは茶碗蒸しセット(1350円 一日乗車券の提示で一割引き)

 

もはや、茶碗蒸しとは断じて言えぬ。

どんぶり蒸しと名前を変えるべきであろう。

尚、隣の丼は、錦糸卵と鶏そぼろ、デンブが散らされた寿司飯を、これも蒸したものだ。

腹がいっぱいになったところで、再び市内電車に乗り込み、グラバー邸エリアへと移動。

三菱第2ドックハウス 

うあっ!

なんじゃ、こりゃ。

 

急いで盗撮である。 

そこかしこに明治の乙女が歩いている。 

 

だんだん図々しくなって、

「写させて」

 

「はーい」

 

明治乙女は喜んで応じてくれた。 

 

どうやら、レトロな衣装のレンタル屋さんがあるようだ。

この様子だと、大繁盛しているに違いない。

グラバー邸と豪華クルーズ船

 

この直後、大量の中国人が離岸した。

 

 

さよなら。

当時のグラバー家の来客時の食卓を再現した物。 

 

グラバー邸を降りると、国宝の大浦天主堂がある。

私の地元に近い大刀洗の今村潜伏キリシタンは、この大浦天主堂の神父と信徒によって発見された。

という経緯を思い出す。

中に入ろうとも考えたが、少々疲れてきた。

 

「帰るベ。」

旧香港上海銀行長崎支店

 

市内電車を乗り継ぎ、長兄宅に帰宅した。

 

 

 

長崎観光はこのスタイルに限る!

と再度言っておきたい。

 

 

 

 

少し疲れるけど。

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