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Tシャツとサンダルの候

小春日和


いつになく、もこの体調がいい、



ように思える。


現在も、もこの運動制限は続いている。

散歩は100mにも満たない距離を週に2~3回だけであり、

それ以外の外出と言えば、月に一度の病院通いだけだ。

これでは、もこが不憫である。


「たまには外の空気を吸わせてやるか。」



とは言え、遠い所には連れて行けない。

こんな時は、久留米人の憩いの場所、久留米文化セターを散策するのが一番だ。



散歩と言っても、長い距離を歩かせる訳にはいかない。

歩かせるのはちょっとだけで、殆どはバッグの中だが。

それでも、日常とは違う匂いと景色に満足そうである。



園内は色づき始めといったところ。




フジバカマ

今年はアサギマダラに出会えていない。

もしかしたら、フジバカマに群れる姿を見られるかも。

そんな淡い期待も抱いてやって来たのだが、どうやら既に、南の空へと旅立ってしまったようだ。



そして、いつのまにか山茶花が咲く季節になっていた。

アサギマダラが姿を消したのも当たり前か。






園内の一角では、菊花展が開催されている。

















坂本繁二郎アトリエ。






文化センターは野鳥も多い。



「あ、あそこにコゲラが。」

「え、どこどこ?」


ヤツの指さす方向を凝視し、やっと発見するも、ファインダーを覗いた途端に見失ってしまう。

この界隈だけでも、


「何種類もいるのに。バカちん!」

「ぐむむむ」


私には、野鳥の撮影は難易度が高すぎる。



「あ、ヤマガラ!あ、あそこにはメジロ。」

「え!どこどこ?」

「あーあ、飛んでってしもたやん。バカちんが!」


何度も同じ会話が繰り返された挙句、やっと曲がりなりにも捉えられたのが、上の2枚である。



アオサギ。

お前はいいやつだな。

木陰に隠れもせず、じっと動かないでいてくれて。



コサギも。




白鳥なんか、目の前を闊歩していたりする。




売店で鯛焼きを買う。

ちょっと休憩だ。



もこには、あげなーーい。







文化センターは、恒例の秋のバラフェアー開催中である。







「あの小便小僧。多分、開園当初から、ずっとオシッコをしとるぞ。」

「そうかもね。」



「あのペリカプールも古い。」

「あの噴水ばプールって言うと、年代が分かるね。」


ふ、噴水だと?

バカ言っちゃいけない。

そんな薄っぺらい代物では断じてない!

いや、噴水だった事は認めよう。

噴水として造られたにもかかわらず、我儘な市民の要望に応え、プールの役目を引き受けたのだ。

その昔の久留米の子供なら、皆ここで、水遊びをした事がある筈だ。

誰が何と言おうと、


ペリカンプール と言う、燦然と輝く名は、残さねばならぬのだ。


ペリカンプールで熱くなってしまったが、気温も上昇してきた。




そんな小春日和の一日が過ぎていく。






この後、いくつかの場所に立ち寄り帰宅。

駐車場に着くと、家内が眉間にしわを寄せて、車内を探し回っている。


「どうした?」

「バッグを忘れてきた。財布もスマホも家の鍵も入ってる。多分、最後に立ち寄った所のトイレだ。」

「こん、、、、バカちんが!!


バカちん倍返しである。





この後、某所に電話をかけて探して貰い、バッグが無事に見つかり、家の中に入れた事を報告しておく。
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