釈迦岳には随分と登っていない。
この時期、紅葉は終わってるし、かと言って、霧氷等の冬山の楽しみも無い。
山登りの御褒美と言えば、山頂からの360度の眺望ぐらいだ。
だが、何故だか無性に、この山に登りたくなった。
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いつもの杣の里渓流公園上段駐車場に車を停める。
去年登った時もそうだったが、どうやら、ここから釈迦岳を目指すのは、今回も私だけのようだ。
ポツンと独りぼっちのジムニー君を眼下に見て、出発である。
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先ずは御前岳を目指す。
釈迦岳と御前岳はセットのようなものだ。
どちらの山から先に登るかは別にして、両方の山を縦走するのが一般的である。
暫くは沢沿いを行く。
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何カ所かの、渡渉ポイントを渡り終えると、
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登山道は、次第に沢から離れていく。
杉林の中を登る頃になると、傾斜がきつくなってくるが、これはまだまだ序の口である。
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林道出会い。
100m程林道を進むと、右手に登山道入り口が見えてくる。
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ここからが御前岳登山の本番である。
山頂まで、容赦なく急登が続く。
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ゼエゼエ
相変わらずキツイぜ。
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梯子を登り、
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この岩場を越えると、
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御前岳山頂だ。
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プワー!
やっと着いたぜ。
ちょいと休憩しようかな。
それにしてもだ。
二つの山頂標識の、どっちが本当の標高なんだ?
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前方に見える、右に傾いた尖がり帽子が、釈迦岳である。
左に見える構築物は、気象台の雨雲レーダーだ。
では、釈迦岳に向けて、出発するかな。
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御前岳山頂から急傾斜を降りると、釈迦岳まで続く尾根道に出る。
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この稜線散歩が、実に心地いいのだ。
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尖がり帽子が目の前に迫ってきた。
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あの尖がり様だ。
釈迦岳取りつきから山頂までは、そそり立つ岩場が続く。
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と言っても、足場がしっかりしているので、楽勝で登れるが。
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イエーイ。
『福岡県最高峰の』と言う、超ローカルな修飾語が付く、釈迦岳山頂到着だ。
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顧みすれば、先程まで居た御前岳が、どっかりと座っているのが見える。
こうやって見ると、まるでピラミッドである。
きつかった訳だ。
そう言えば、腹が減った。
とにかく飯だ飯だ。
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あ、今日はカップスターではない。
従って、乃木坂46の蓋裏の励ましは無い。
たまには、どん兵衛の顔も立てとかないとね。
釈迦岳山頂を降りると、程なくして、釈迦岳展望所への分岐に出る。
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折角だ。
釈迦岳展望所に登ってみるか。
正確には、ちゃんと普賢岳と言う山名がある。
先程から気象台レーダーが見えていた山の事である。
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ここと、五島列島と、大隅半島にある三箇所のレーダーで、全九州をカバーしているんだそうな。
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展望所から。
左が釈迦岳、右が御前岳。
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九重連山もバッチリ。
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阿蘇五岳は辛うじて薄っすらと見える。
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さて、下山しよう。
一旦稜線方向に登り返し、稜線に合流した後は、整備された登山道を降りていく。
矢部越登山口を経て、林道経由で杣の里登山口へと戻る周回ルートだ。
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矢部越登山口を過ぎると、林道を縫うように登山道が続く。
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最後の数キロは、林道歩きとなる。
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八滝。
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ありゃ?
大吊り橋のフェンスが開いてるよ。
この吊り橋は、杣の里渓流公園の入園者しか渡れない橋なのだ。
普段は厳重にカギがかかっているのだが・・・
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何か問題でも?
ワーイ。
初めて渡ったよ。
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下に見えるのは、渓流公園の釣り堀かな。
ボチボチ林道に戻ろう。
不法侵入で、逮捕されるかもしれん。
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ゴールは杣の吊り橋の直ぐそばだ。
相変わらず、我が車一台だけの駐車場だった。
待たせたな、ジムニー君。