見出し画像

Tシャツとサンダルの候

旭川から道北へ

 

7月17日

少し所用を済ませたい。 

先ずは、溜まってきたパンツやTシャツを洗おう。

小一時間程、洗濯する。 

この日、観光は無しの予定だったのだが、旭川に来たなら外せない場所が一つだけある。

前回の訪問の折には、時間の都合で割愛してしまった北鎮記念館である。

旧陸軍第7師団跡地だ。


日露開戦ともなると、想定されるのは極寒の満州での戦闘である。

極寒の地にある弘前第八師団とこの旭川第7師団は、謂わば虎の子の兵団だった。 

第7師団当時の門柱。

 

日露開戦時、その第7師団を率いるは、猛将大迫尚敏。

時は移り明治の後年、師団増設に伴い、満州に転出した久留米第12師団に代わり、久留米には第18師団が新設される。

久留米第18師団は国軍最強を謳われ、青島攻略戦や南京攻略戦などで大活躍した師団だ。 

その第2代師団長に親補されたのが、実弟大迫直道である。

そう言った意味合いで、第七師団には妙な親近感もあり、その資料等は、是非見ておきたかったのだ。 

 

これは東郷平八郎の書。

 

バルチック艦隊との決戦直前、Z旗を掲げた時に発令された、あの有名な

『皇国の興廃この一戦に在り 各員一層奮励努力せよ』

の一文だ。 

 

同じ年式に開発された銃でも、騎兵と歩兵は大きさが違う。

騎兵は取り回しが優先されたってことか。 

かっけー

 

すぐ近くに井上靖記念館があった。

今回の旅のお供として、フェリー乗船時や雨の日など、

手持無沙汰の折にでも読み返そうと、何冊か持ってきた文庫本の中に、偶然だが『氷壁』もある。 

直筆原稿

 

 

井上靖愛用の品が置かれてあった。

スコッチは、シーバスリーガルが好きだったんだ。

良いなあ、皮張りのスキットル。 

タバコは缶ピー、ライターはジッポー。

拘りの強さが分かるね。 

 

その後、洗剤やら何やら、不足していた分の買い物も済ませたら昼時となった。

旭川ラーメン村。

 

某有名店の醤油ラーメンだ。

札幌では超残念な目に遭ったが、この店はどうだろう。 

今度こそ。

 

ズルズルズルー

 

あ、

やっぱりこうくるか。

 

 

 

感想は言わない。

 

 

 

その後は、稚内方向へひた走る。

快晴だ。

左手にはコバルトブルーの海が広がる。 

鰊番屋が併設された道の駅があった。

ちょっと休憩を兼ねて寄ってみた。 

番屋から海を望む。

かつてこの番屋の浜には、銀鱗煌めく大量の鰊が上がっていたんだろうな。

もっとも、この建物は移築復元されたものだそうだから、目の前の浜がそうとは言えないが。

細かい事は言いっこなしだ。

温泉はしょさんべつ温泉岬の湯(500円)

 

露天風呂からの眺望が良い。

利尻島を正面に望む事が出来る。

どっぷりと湯に身を沈めながら、「極楽極楽」と呟こう。

宿泊は道の駅てしおw 

wifi良好 

夕日を期待して浜まで歩いて行ったが、雲が重く残念ながら見られなかった。

正面に僅かに見える山裾は利尻山である。

 

走行距離224km 累積走行距離1270km

コメント一覧

minou_yamatai
あ、引っ越し済んだんですね。
しばらくは、かたづけや何やらで大変でしょう。
一段落したら、アルプス登山楽しんでください。
ドリー
ラーメンは、残念ですが
良い天気で何よりです。
、、、、、、都へ引っ越し
早、一週間、、、青空が恋しいです🥴
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最新の画像もっと見る

最近の「車旅とかキャンプとか」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事