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Tシャツとサンダルの候

風と霧のくじゅうを行く その1


久々のくじゅう登山。

今回は、赤川登山口からアプローチする。

今年の3月、最後の冬山を楽しもうと、意気込んでここにやって来たものの、



ハイカットとローカット、種類が違う山靴を片方ずつ持ってきた事に気づき茫然自失。

しかもそれは、ご丁寧にも右と右と言う始末だ。

そんな情けない理由で山登りを断念したのが、この登山口である。

季節は冬から夏へと変わったが、今回は前回のリベンジ登山である。


よし!

早速、山靴を履いて気合いを入れるとするか。



あ"!!




・・・なんて


嘘である。



ほーらね。

玄関を出る際、3回は確認してきたのだ。

今回こそは、この駐車場から脱出できると確信している。



赤川登山口からのルートは、扇ヶ鼻周りと久住山周りの二つだが、

膝に不安がある今、久住山ルートの木段を下るのだけは避けたい。

久住山ルートは登りで使い、星生山経由で、扇ヶ鼻から下山予定である。



渡渉ポイントまでやって来た。

おっ!

梯子が新しくなっとる。



おまけに立派な橋まで架かってる。

こりゃ有り難い。



早速、木段が始まる。




永遠に続くと思えてくる木段。

これを痛む膝で下るなんて、考えたくもないぜ。






中間地点付近で、木段は一旦下って行き、




そして再び登り返す。




木段が終われば、ガレ場が頂上まで続く。


ヒーコラ (;´Д`)




ヤマアジサイ

ほっと一息である。

しばし歩を停め休憩だ。



この付近から、風が猛烈に吹き出してきた。

爆風と言っていい。



久住山稜線。

数珠つなぎに高校生と思しき集団が歩いている。


「ワギャーーー!!」

「オワワワワ!」


体を持って行かれそうな爆風に怯える、声変わりしたてのガラ声が聞こえてくる。



山頂とうちゃ、


お前ら・・・

集団で風よけかよ。

聞けば、福岡の有名進学校の一年生400人での登山らしい。


こりゃいかん。

もうじき久住山山頂は、高校生のルツボと化してしまう。

とっとと降りよう。



強風のせいか、少し雲間が出てきた。




久住山を下りた頃には、久住山稜線を、続々と登る少年少女の姿がハッキリと。




天狗ヶ城と中岳方向。


うーん。


よし、予定変更だ。

天狗ヶ城と中岳に登ろっと。



とは言え、晴れ間が出たのは一瞬。

すぐにガスガスである。



まったく見えていないが、正面は天狗ヶ城である。

ガレ場をエッチラと登り、



天狗ヶ城到着。

視界はやっぱりゼロか。

と、

思いきや、



ありゃりゃ。

10秒後には中岳がクッキリ。


だがしかし、その10秒後はこうである。


やれやれ。



続く

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