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らくかき帳

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最近の一冊

2006年03月02日 | ドクショ


『堀部安兵衛』上下巻 池波正太郎著を読んだ。

きっかけは今日初日を迎えたPARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」を観に行くにあたって
どんな話か知らなかったから。
堀部安兵衛の名前くらいは「忠臣蔵」のドラマとかで知ってるけど、
(キムタクも演じたことがあるらしい・・・)
高田馬場で決闘があった話しは初めて聞いた。

それと最近は原作がある芝居を観にいく時は、原作を読むようにしてる。
ある程度、筋がわかってた方が舞台の世界に入りやすいしね。

そんな訳で今回も買ってみました。
(新刊コーナーに平積みされてて見つけやすかったわ)
初めて池波正太郎作品を読んだんだけど、
テンポも良くて読みやすい。

最近は時代物を多く読んだり観たりしてるせいか
情景が浮かびやすくなっている事に気づく(笑)
高田馬場の助太刀シーンもなかなか迫力ある立ち回りを想像出来たし・・・
新感線の芝居の影響力大(笑)

と、読み終わった後に実際観る芝居のあらすじを見たら
この本とは設定が違ってた・・・(゜_゜;)あははは
まっ、いってことよ。高田馬場の事がわかったし。

たくさん登場人物が出てくるけど読んで俳優さんが浮かんだのは
大石内蔵助=吉右衛門さん(ピッタリ!)だけだった。
残念ながらこの小説のイメージだと
堀部安兵衛=染さん(ちょっと細めかな)にはならなかったなぁ。

さ~て次は「マクベス」でも読むかな?

小説「陰陽師」

2005年10月04日 | ドクショ


先週発売された陰陽師の最新刊「瀧夜叉姫」を読んだ。
待ちに待った新作。
連載が終わるまで2年くらいあったんじゃないかなぁ。
ちょうど、映画「陰陽師II」の辺りから始まってた気がする。

連載は読まずに文庫本が出るのを待った。待ったよ。
晴明と博雅に久しぶりに会った気がする(笑)
今回の話は、いつもと違ってスケールがデカイ。平将門が出てくるし・・・
晴明が幼少時代から繋がってる。

いつもなら晴明邸で酒を飲みながら
ゆるりとした時間をすごしているのに今回の二人は動き回ってることが多い。
二人の会話は牛車の中だし・・・。


なんとなく映画のシナリオ的な映画になってもいいような展開。
映像が浮かびやすい。
けどこれを映画化するとB級な感じになるんだろうなぁ。見てみたい気もするけどね。

さて、残すは漫画の陰陽師だ。これが難しい。小説より理解するのが大変(^◇^;)

愛読書

2005年08月01日 | ドクショ


やる気の連続投稿(笑)

先週、待ってました!の漫画2冊購入。

「陰陽師12巻」は何年ぶりでしょう。
本当は12巻で完結だったらしいんだけど、なんと嬉しいことに13巻が発売になる。
ワクワクしながら読み始めること数分・・・
睡魔が襲ってくる(爆)

難しい!たしか平安時代のお話を読んでるはずなんだけど、数学の教科書を見てるような
なかなかページが進まない(^◇^;)
でも何か凄いことが起きようとしているのは解るんだけど・・・
時間をかけて読まなくては。
久しぶりに見たら映画版が見たくなってきた。

「イブの眠り4巻」
これは「夜叉」の続編で静の娘が主人公なんだけども、
夜叉よりバイオレンスな感じがするんですけど(¨;)
とっても血なまぐさいモノクロで良かった(笑)
でも面白いんだよね。

続きが気になるけど、ここは我慢して次の巻が出るのを待つとしよう。

『天を衝く』(1)~(3)

2005年02月03日 | ドクショ


高橋克彦著
東北を舞台にした歴史小説の第三弾。
信長、秀吉の時代を生きた南部一族と九戸党の話。
もう蝦夷はいないのかぁ・・・
前ほど熱くなれないな・・・なんて思いながら読んでたけど
南部宗家と政実との対立が面白くなってくる。
姑息な手段で陥れようとする南部側(ホントむかつく)
それに抵抗しつつ、常に先の時代を見ている政実(かっこいい!)

一族の争いがいつのまにか秀吉を相手にすることになってしまい
最後は10万の秀吉軍と戦うはめに。。。
天を衝くは合戦シーンが少ないと思っていたら
最後の最後で出てきた。またまた見事な策に歯が立たない敵
読んでてスカッとする~

でもラストは5千の兵士の命と引き替えに
政実は投降するんだけど、騙されてしまう。
見抜いた政実は城に残っていた兄弟達にそのことを伝えて
見事に散っていく・・・
その最後が泣ける。なんてカッコイイ兄弟達、九戸党なんでしょう。
またまた東北にやられてしまったのでした。
しかし秀吉って嫌なやつだな~

「風の陣」

2005年01月09日 | ドクショ


高橋克彦著。
以前ここにも書いた「火怨」(蝦夷と朝廷の話)から遡ったストーリー。
風の陣は「立志編」「大望編」そして今回出た「天命編」と3部出ている。
楽しみにしていた続編。

上皇(女帝)を操り意のままに出世をした僧侶を失脚させようとする内容なんだけど
いろいろと策を考える天鈴が珍しく振り回せれてしまったり、
今回もドキドキしながら読んだ。とにかく面白い!
最後の最後でギャフンと言わせるんだけど、ホントにその様子が浮かぶ様な
読んでる私も仲間のように喜んでしまった(笑)←蝦夷の一員と思ってる私・・・

天命編を読んで火怨で疑問に思っていたとこが理解できた部分もあったり
火怨で登場する蝦夷の長たちが初めて出てきたりして
知り合いが出てきたかのように嬉しくなった(笑)
今回あらたに正義感のある仲間が出来て、その後が知りたくなった。

またまた東北熱復活