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湊七雄のブログ

愛知県美術館

2008-11-30 | Weblog
所用で名古屋に行った際、空き時間が出来たので10年ぶり(!)に愛知芸術文化センター上階に位置する愛知県美術館を訪ねました。
福井大学の美術科では毎年、日帰りの研修旅行が企画され、近年は名古屋方面の美術館をまわる事が多いのですが、何故か愛知県美術館は外されていました。

常設展示室には、現在施設改修工事中のメナード美術館から貸し出されたマスターピースが加えられ、とても見応えのある展示内容となっています。
ジェームズ・アンソール「仮面の中の自画像(1899年)」やオディロン・ルドン「夢想(1900年)」とはじめとする、ヨーロッパの名品に加え、明治から昭和にかけての日本の近代洋画の名品も併せて堪能することができました。

また、別室ではテーマ展として、松藤孝一「湛える宙」が開催されています。無垢のガラスで造られた冷めた眼差しの赤ちゃん数体と銀色の蝶で構成されたインスタレーションです。なじみのあるガラスという素材がまったく別の価値を持った素材となって、不気味ながらもどこか暖かい不思議な雰囲気を醸し出しています。
このテーマ展は12月23日(火・祝)まで。


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